しいかのブックトーク

毎月読んだ本や日常の諸々を記録します。

2016年5月に読んだ本

2016-06-07 13:25:56 | こんな本読みました

2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1905ページ
ナイス数:83ナイス

村上さんのところ村上さんのところ感想
悩みごと相談というのは、同じ悩みの場合に、その回答を参考にしたり、世の中にはこういう人もいるのかとその身の上に思いを馳せたりするのだけれど、村上さんに寄せられた悩みや質問は実にさまざまである。なるほどと思うものもあるが、こんなのいちいち有名作家に聞くの?というものまであり、473通全部を読むのはしんどい。で、興味あるものをパラパラと読んでいくのだけれど、村上さんがいちいち真面目に、かつ厳しく答えているのはすごい事である。電子ブックコンプリート判は3716通もあるそうな。世界中から質問がきているんです。
読了日:5月25日 著者:村上春樹

 


てるてる坊主の照子さん 下てるてる坊主の照子さん 下感想
おもろいなー、おもろい、おもろい、ほんまにおもろい話や。上巻に続いて夢中で読んでまうで。NHKBSで朝7時15分から再放送している。TVドラマはほぼ原作に忠実であり、原作自体が大阪特有のボケとツッコミとパワーにあふれている。実際の家族の歴史であり、皆、真面目に一生懸命頑張っている姿に共感がもてる。けど、春男の浮気はショック。照子の前向きさは見習いたいな。大阪のやり手おばちゃん。不思議な事に、この本を読むと自分のテンションがあがり、物事がいい方向に進んでいくのである。すごいパワーのある本だよ。
読了日:5月16日 著者:なかにし礼

 


てるてる坊主の照子さん 上てるてる坊主の照子さん 上感想
いしだあゆみさんの妹が石田ゆりさんというのを初めて知った。ゆりさんは歌手でデビューするも、作詞家のなかにし礼さんに見染められ、19歳で結婚。たった1年の歌手活動だった、というのも初めて知る事。BSで現在再放送中を観て、興味を持った次第。4姉妹は別嬪の母に似て美人ぞろい。長女はオリンピックに出場したフィギアスケート選手、次女がいしだあゆみ、三女は研究者、四女がゆりさん。ひとつの家庭で超有名になる娘がふたりも輩出するというのは凄い事。上のふたりにエネルギーを使い果たして、下ふたりには手をかけられなかった。
読了日:5月16日 著者:なかにし礼

 


ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語るぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る感想
今年、2016年の5月1日(日)に谷川俊太郎さんと山田馨さん、岩波文庫編集長の入谷さん、そして童話屋社長の田中さんという豪華メンバーでの座談会の運営スタッフをしてきたばかり。企画が私達の会に持ち込まれたので、活動拠点の浦和で会場を確保して、参加者名簿を作り、何度かミーティングをして、準備を重ねてきました。当日も朝から机を片付けたり、先生方の控室の準備をしたり、受付をしたり、後片付けとか忙しく動き回りました。約110人の参加があり、大盛況でした。2次会で谷川さんとご一緒させていただき、幸せな日でした。
読了日:5月16日 著者:谷川俊太郎,山田馨

 


かえるがなくから かーえろ (あかちゃんのわらべうた( 8))かえるがなくから かーえろ (あかちゃんのわらべうた( 8))感想
季節的にちょうどいいと思い、図書館にリクエストしてみました。 ちょっと想像していたのと違う感じでした。おはなし会で使わなかったのは最後のページの「くわれたのはだれだ」のひとこと。なんだかぞっとしてしまいました。つまりはそういう歌だったのか。かえるのこどものオタマジャクシが「ことろ」(子どもを食べちゃう蛇みたいなの)にとられないように、早く帰りましょ、という感じの歌。人間の子がでてくるけれど、人間の子も、暗くなるまで遊んでいると、人さらいに連れて行かれちゃうよ、という警告の歌なのかもしれない。
読了日:5月16日 著者:松谷みよ子


声のお仕事声のお仕事感想
仕事というのは、その中にいる人しかわからない苦労があるものです。関係者が身内にいなければチョイスしなかった本。声優さんは売れっ子はアイドルと同じでファンがついて稼ぎまくりだけれど、そうではない底辺の人たちの方が多いのだ。勇樹は、真面目で素直な性格が幸いして先輩からも所属プロからも好かれて期待される。声優のことがわかって、理解できるかなあと思ったけど、やはり厳しい世界だなあ。我が子には、夢ではあっても、違う仕事について欲しいとますます思う次第である。
読了日:5月12日 著者:川端裕人

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