しいかのブックトーク

毎月読んだ本や日常の諸々を記録します。

9月に読んだ本

2012-10-03 16:04:58 | こんな本読みました
2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:1404ページ
ナイス数:45ナイス

はい、タッチ (2011年度定期刊行紙しばい 年少向け おひさまこんにちは)はい、タッチ (2011年度定期刊行紙しばい 年少向け おひさまこんにちは)感想
ねこさん、くまさん、へびさん、きょうりゅうさんも「はい、タッチ」これを読んだあと、帰り際に子ども達と「ハイタッチ」するといいね。
読了日:9月26日 著者:とよた かずひこ
にげたくれよん (ぴよぴよシリーズ)にげたくれよん (ぴよぴよシリーズ)感想
描きかけの絵から逃げていったくれよん。単純な線に動きがあっていいね。1994年というと18年も前の紙芝居。「こうしゅうでんわ」がちょっと古いかも。
読了日:9月26日 著者:八木田 宜子
せとうちたいこさん デパートいきタイ (絵本・ちいさななかまたち)せとうちたいこさん デパートいきタイ (絵本・ちいさななかまたち)感想
何度も読んでいて、おはなし会では新しいシリーズにしようかと思いつつ、聞いてくれるこども達も代変わりしているし、やはりいちばんこれがいいと決定。来月は「わらべうた」にしてみようかな。この本のみどころは、なんといってもデパートの売り場がそれぞれ細かく描かれていること。たいこさんがどこにいるか探すのも楽しい。どうして誰も「タイ」って気付かないんだろう、海の外でも平気なのかな・・・いやいやそれは言ってはいけません。
読了日:9月26日 著者:長野 ヒデ子
たぬきのおつきみ (えほんのマーチ)たぬきのおつきみ (えほんのマーチ)感想
9月のおはなし会といえば、やはり「月」がテーマだね。前からこれを9月に読もうと決めていた。はっきりとして、暑苦しいくらいの絵だけれど、インパクトあり、字も少ないので、幼児に読めるね。
読了日:9月26日 著者:内田 麟太郎
ふたごのまるまるちゃんふたごのまるまるちゃん感想
今日図書館で物色した本の中ではピカ一!おぉー、いい本みつけたぞ~。まるちゃんでしかけ絵本も読んだけど、「丸い」形は心がなごむ。絵が文句なく可愛い!おはなし会に読む本は「明るい気持になれる本」が一番と心得ているのでこれは理想的。きっと皆にっこりしてくれるはず。
読了日:9月26日 著者:犬飼 由美恵
ギャロップ!! (しかけえほん)ギャロップ!! (しかけえほん)感想
こどもは喜ぶね。1900円と高いので、図書館の本で充分。前にも1回読んだけど、かなり久しぶりだから、おはなし会で使おう。
読了日:9月26日 著者:ルーファス・バトラー セダー
ケーキだいすき! (しりたい!たべたい!つくりたい!おいしいたべものえほん)ケーキだいすき! (しりたい!たべたい!つくりたい!おいしいたべものえほん)感想
ブライアン・モーセズはこの他にもシリーズで「アイスクリーム」「ピザ」「フライドポテト」「チョコレート」と子供の好きなものを書いている。ケーキの種類や歴史もわかるし、「プールケーキ」も作ってみたくなるね。これ読んだら子ども達、ケーキ食べたくなっちゃいそう。
読了日:9月26日 著者:ブライアン モーセズ
高野山 (楽学ブックス)高野山 (楽学ブックス)感想
いま、一番関心がある場所。宗教心のかけらもなく、仏像にも興味がないけれど、行ってみたい場所、いや行こうと思っている所。読書アドバイザーの同期の方が尼さんとして住んでいて、それで知ったのだけど、行ってみたい。宿坊は旅館のような設備だそうで、精進料理も美味しそう。写経や阿字観体験してみたい。頭の中でスケジュール組んでる。
読了日:9月24日 著者:
たま、またたまたま、またたま感想
しゃぼん玉の写真が美しい。玉様のものはスイカ、かたつむりの卵、ダンゴムシ、クヌギの実、たんぽぽの綿毛、気がつかないけどそうだ、丸いんだ。写真絵本は何気ないものの美しさに気がつかせてくれる。おはなし会で読もうかな、6年生の教室で読もうかな。
読了日:9月24日 著者:星川 ひろ子,星川 治雄
ふるあめりかに袖はぬらさじ (中公文庫 あ 32-6)ふるあめりかに袖はぬらさじ (中公文庫 あ 32-6)感想
あらあら画像がないのね、中公文庫の表紙絵は白井晟一氏の江戸時代浮世絵風の絵なのに。(昭和57年2月刊)戯曲であり、今、玉三郎さん、壇れいさんで赤坂ACTシアターにて上演中。観に行きたいけど無理なので、本を読んで頭の中で場面を思い描いています。
読了日:9月24日 著者:有吉 佐和子
糸子の体重計糸子の体重計感想
5人の小学5年生がそれぞれの視点で自分の気持ちや友人の事を語る形式。 主人公は、ぽっちゃりで食べるのが大好きな糸子といっていい。糸子をめぐる友人関係の物語。糸子がみんなを少しづつ変えて、明るくしていく様子が前向きでいいね。5年生って大人と同じように色んな悩みかかえたり、考えたりしてるんだね。
読了日:9月23日 著者:いとう みく
猫弁と透明人間猫弁と透明人間感想
どの登場人物にも温かみが感じられ、こういうお話ってほっとする。七重は事務もできず知識もなく勝手なことばかり言うおばさんだけど、事務所には必要な人間なのよね。百瀬の人柄の良さはいうまでもなく、私が結婚してほしい位。来年4月に続編がドラマ化されるのが楽しみでたまらない。脚本書くのも大山さんだから、原作に忠実な内容になるはず。期待大!
読了日:9月20日 著者:大山 淳子
文藝 2012年 02月号 [雑誌]文藝 2012年 02月号 [雑誌]感想
鹿島田さんの「冥土めぐり」はすでに読んじゃった。青山七恵さん『二人の場合』は同期入社の二人が出会ってからそれぞれの道を歩むさまが並行に描かれる。最後の一文「最後に会った日のことを一片たりとも思い出せない人々が彼女たちの人生にはそれから数知れず現れた。」に納得。文学賞選考委員の「山田詠美×星野智幸」は、作家を目指して文学賞に応募する人には参考になるね。
読了日:9月19日 著者:
文藝春秋 2012年 09月号 [雑誌]文藝春秋 2012年 09月号 [雑誌]感想
もちろん、鹿島田真希『冥土めぐり』をまっさきに読んだ。110枚という枚数で、すぐ読めてしまう小説だった。好みからいうと好きでないなあ。登場人物のすべてに入り込めない。普通は読んでいくうちに主人公に感情移入していくのだけれど、この奈津子には人を寄せ付けないものがある。母親や弟の描き方も否定形であり、嫌な感じがする。人は理不尽の中で生き、不本意ながらもそれを受け入れて、どんな状況であれ、生きていかないといけないのだけれど、その中に救い(ここでは身体の不自由な夫)を探していくのがテーマかと読んだ。
読了日:9月12日 著者:
たどってごらん (こどもプレス)たどってごらん (こどもプレス)感想
絵が可愛くて、すきすき。線路を実際に指でたどりながら読んでいったよ。分かれ道では「どっち行く?」と聞くと「上がいい」「下がいい」と意見はわかれるものの、そこは大丈夫。また合流したり、さっき上行ったから今度は下行こうねと進んでいく。なんだか自分もこの汽車に乗ってる気分になる。線路はゴールを過ぎても裏表紙、表表紙へと続いていくのであります。
読了日:9月11日 著者:accototo
むしむしだあれ? (はじめてのしぜんえほん)むしむしだあれ? (はじめてのしぜんえほん)感想
小さい子向きで、絵がしっかり描かれていて、いい本。こどものすきなカブトムシ、クワガタ、だんごむし、カマキリ、てんとう虫ちょうちょがでてきて、「だれかな?」と当ててもらうんだけど、あまりに簡単にわかってしまう、でもそこがいいのよ。当たるのは嬉しいから。夏も終わりに近づいた9月のおはなし会で読んだよ。
読了日:9月11日 著者:今森 光彦
ぼくたち1ばんすきなものぼくたち1ばんすきなもの感想
おはなし会での読み方。「みんな、10まで数えられる?」「はーい」(と子ども達みんな言う) 「じゃあ、一緒に数えてみようね・いーち、にーい、さーん・・・」 そして本を読みながら「では1の次は?」 こども達は勇んで「2!」そして「2」の「2こしかないのでじゃんけんぽん」と読む。このまま10までこの調子。 参加型にすると一体感が生まれて、いい雰囲気になるのであります。
読了日:9月11日 著者:西巻 茅子
だっこして (にしまきかやこ あかちゃんの本)だっこして (にしまきかやこ あかちゃんの本)感想
赤ちゃん絵本。赤ちゃんが多かったら読もうと、この手の絵本を常に用意しているけど、今月は読まなかった。「だっこ」はおとうさん、おかあさんとこどもとの間の最たるコミュニケーションで、こどもが一番安心するもの。動物も人間もぬいぐるみもだっこが大好き。
読了日:9月11日 著者:西巻 茅子
すいかのたね―ばばばあちゃんのおはなし    こどものとも傑作集すいかのたね―ばばばあちゃんのおはなし こどものとも傑作集感想
「ばばばあちゃん」シリーズはおばあちゃんの知恵がいっぱいつまっていて、個人的には色々読んでいる。でもおはなし会で読んだことなし。対象の年齢層が低いので長すぎるから。小学校のように落ち着いた場所でなら読めるね。これはシリーズの中では比較的短い。夏にぴったりの本。掘られたり、埋めかえされたりで落ち着かなくてふてくされた「すいかの種」にさすがばばばあちゃんは上手い事言うねえ。すいかの最後の反撃もいいね。
読了日:9月11日 著者:さとう わきこ
ありがとうしょうぼうじどうしゃありがとうしょうぼうじどうしゃ感想
何故、この本を手にとったか。それは「蓮の花」。カッパは蓮池に住んでいるのだ。ついこの間、生まれてはじめて本物の蓮の花をみて、それがリアルに描かれているのに釘づけになってしまった。蓮の花のつぼみもそうそう、これこれ、全くその通り。お話は、山火事をカッパと消防自動車が力を合わせて消し止めるというもので、消防士のカッコよさ、力を合わせる事の大切さが伝わる。男の子には好きな話だ。
読了日:9月11日 著者:内田 麟太郎
うどんくんとおそばちゃん (年少向けおひさまこんにちは)うどんくんとおそばちゃん (年少向けおひさまこんにちは)感想
もう、どうして最近の紙芝居なのに画像がないんでしょ。とよたかずひこさんの絵はくっきりはっきり可愛くて、紙芝居も絵本もおはなし会でよく使う。うどんくんはブルー、おそばちゃんはピンク、と一目で男女がわかる。すごいのはお互いに「食べっこ」して、おつゆまでずずずーと飲んでしまうのだ。カラスに食べられそうになるが、力を合わせて守り抜く。最後にこども達に「うどん好きな子手あげてー」「おそば好きな子手あげてー」「両方好きな子手あげてー」と聞くところがグー。
読了日:9月11日 著者:とよた かずひこ
からかさおばけとのっぺらぼう (年少向けおひさまこんにちは)からかさおばけとのっぺらぼう (年少向けおひさまこんにちは)感想
これも紙芝居。九月のおはなし会で読んだ。子どもって「のっぺらぼう」知ってるのかな。顔のないのっぺらぼうに「からかさおばけ」が口を描いてあげる、という発想がgood。だんだん大きい口になるとこわい顔になっていくからこの辺でこども達の反応がでてくるね。「こわいお話がいい~」というリクエストにお応えしたけれど、全然こわくない話だった。
読了日:9月11日 著者:ムスタ 祐子
ばけこちゃんとうみ (年少向けおひさまこんにちは)ばけこちゃんとうみ (年少向けおひさまこんにちは)感想
紙芝居だよ。まだまだ暑い九月のおはなし会で読んだ。浜辺でスイカ割りするばけねこのばけ子ちゃん。ねらいが定まらす、ほねこちゃんや火のたま子ちゃんを打ってしまいそうになる。そうこうしているうちに横からじゃまが入って、スイカを割られてしまう。単純なストーリーで、どうということもない内容だけれど、おばけ達がスイカ割りするという、そこがまあ面白いのかな。
読了日:9月11日 著者:苅田 澄子
往復書簡 (幻冬舎文庫)往復書簡 (幻冬舎文庫)感想
湊さんの本は「告白」しか読んでいないけど、一人称形式で書かれたこの本も、同じパターン。『二十年後の宿題』は吉永小百合主演映画「北のカナリア」の原作で、読み進んでいくうちにじわりじわりと怖ろしい事実が明らかになりそうな予感がして、のめりこんでしまう。実際にはものすごく大きな事件性のある事ではなく、それぞれの立場の人間のとらえ方、思い込みが如何に違うのか、というのを思い知らされる。
読了日:9月11日 著者:湊 かなえ

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