私の勤務する会社は、小学館ビルの7階と8階を借りていて、約6年間通勤しました。 20代の一番楽しい時代に仕事した会社にはたくさんの懐かしい思い出があります。 ところが、この小学館ビルが解体される事になってしまったのです。 ネットではこの件で別の話題で沢山の記事が出ていました。 ↓ http://www.jiji.com/jc/d4?p=shg138&d=d4_event 100人以上の漫画家が、ビルの解体をおしんでロビーや地下の壁面に落書きをして、それを見に行くファンが連日訪れ、一般公開日には約8000人が来場したという事です。 それはちょっと見てみたいなあと思ったものの、行く時間がとれず、解体の日が迫ってしまいました。 当時一緒に仕事していた同僚に連絡して、ひとりだけ都合がついたので解体日の9月3日、月曜日に神保町で待ち合わせしました。 地下からも地下のレストラン街に行かれたのですが、現在はもちろん封鎖中。 関係者以外は入れないように工事の方が、番をしています。 工事の方が何人か打ち合わせしています。 すぐ見つかって、注意され、その場を離れました。 現在小学館は竹橋で営業中。 地下のレストラン街の案内板は白い紙で覆われています。 昼休みにランチしたり、帰りにおうどん食べたり、昼食のあと喫茶店「トップ」でコーヒーゼリーを出前してもらったり、売店もあり、お菓子やアイス買ってる人も多かったです。 「ニュートーキョー」のステーキランチと、うどん屋さん(名前忘れた)のおろしうどんが大好きでした。 お昼に外へ何か食べに行く時、時間より早く出る場合には、この出口からこっそり抜け出していました。 正面からだと誰かに会いそうなので。 裏口の内部。 警備員の方や関係者の姿が見えます。 さて、前述のように「こそこそ」と昼休み前なのに会社を抜け出して席取りによく行ったのがここ、カレーの『ボンディ』。 神保町にはグルメで有名な店が多々あり、それらは会社の思い出とセットで懐かしく、特にボンディのカレーは無性に食べたくなる味です。 私のチョイスはいつも同じ「ビーフカレー中辛」 今回ご飯は半分にしてもらい、生ビール飲んじゃいました。 牛肉が塊で大きくて、とろとろで柔らかく、ビーフシチューのよう。 ここは古書店が何軒も入るビルの2階の奥まった所にあり、裏から直接出入りも出来ます。 久々に行って、以前と変わらないのに安心し、よくよくみれば相当な古さ(トイレの天井はダクトや配線が丸見え)に不安感もあり、いつまでこのままいてくれるのかなあという思いがあります。 神保町で懐かしい店はいくつもあり、ここ『キムラヤ』もよく行きました。 面白いもの、安いものが色々あり、私は映画のチケットを安価で購入していました。 「すずらん通り」を歩いて、「郵便局の場所変ったねー」 『キッチン南海』 はもとのまま、『文銭堂』ではランチやみつ豆を食べたり、お煎餅が好きでよく買っていたなあ。 「額縁屋さん、そのままだねえ。」 新しいお店がどんどんできていました。 『スヰートポーズ』は当時のまんま。
私たちは漫画家の落書きが目的でなく、ビルの最後の姿を目に焼き付けたく行ったので、記念の写真を何枚も撮りました。
予想ではとっくに周りが囲ってあるか、シートで覆われていると思っていたのにきれいなままでした。
私がいた当時とは壁面の色が変わっていて、汚れも傷もなく、まだまだ充分使えそうなのになあという感想。
ビルの前の歩道は通れないようになっていました。
地下鉄の改札を出て上がってくると正面玄関の目の前。
一生懸命中の様子を伺おうと、柵を無視して警備員の目を盗み、玄関近くまで侵入。
移転のお知らせ。
後ろに見えるビルは集英社。
当時の会社での思い出を語り合い、懐かしい神保町の散策でした。
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「ボンディ」「キッチン南海」懐かしいなぁ~
ボンディは古書会館の二階でしたよね。 中野書店の奥、蒸かしたジャガイモが付いて来ました。
キッチン南海のカツカレーも何回も食べました。黒くて美味しいですよね。
小学館ビルはともかく、神保町は久々に行ってみたいです。
では、又♪
そうなんです。
友人とメールでやりとりしていたら「行きたいね」という話になり、即、実行です。
神保町はいい町だねえと改めて思いました。
洗練された町ではないけれど、グルメも豊富、古書店はたくさんあり、便利です。
裏道を歩くと古いままの建物がいまだに残っています。
今度是非、行きましょう。