しいかのブックトーク

毎月読んだ本や日常の諸々を記録します。

10月に読んだ本

2013-11-05 01:17:52 | こんな本読みました
2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:2917ページ
ナイス数:116ナイス

川端康成全集 第20巻 小説 20川端康成全集 第20巻 小説 20感想
文庫本で中原淳一さし絵の復刻版『乙女の港』が読みたくて、でも買うのはもったいないので全集を図書館から借りた。さし絵はなし。なので書店でさし絵だけ立ち読み。ついでに解説もね。『少女の友』昭和12年6月号から10回にわたって連載されたもの。港町横浜のミッションスクールに通う少女達。当時の女学校は5年生までだから、1年生の三千子は今の中1位か。入学してすぐ「S」ができる。「S」はSisterの頭文字。「お姉様」と「妹」関係は親友とは違う、どちらかというと異性間の愛情関係に似ている。(続く)
読了日:10月31日 著者:川端康成
うんちがぽとん―おむつにさよなら!…のおはなし (まあくんのバイバイあかちゃんシリーズ 1)うんちがぽとん―おむつにさよなら!…のおはなし (まあくんのバイバイあかちゃんシリーズ 1)感想
おむつを外す練習のおはなし。外国のおまるは壺形なのね。 おまるは「あひるちゃん」のイメージの私には、花瓶にしかみえないシンプルな壺形のおまるでよくできるなあと・・・。 今月のおはなし会で読もうと選書したけれど、リアルすぎて、「美味しい食べ物」特集の今月にはちと無理でした。 トイレトレーニングの子に読むのにはすごくいいと思うよ。
読了日:10月31日 著者:アロナ・フランケル
こぶたのきょうだいブーブーブー (年少向けおひさまこんにちは)こぶたのきょうだいブーブーブー (年少向けおひさまこんにちは)感想
これも食べ物が出てくる。あさごはんにめだまやきとパンとりんご。 どろだらけになっちゃって、どろんこだんごをこねこね。 手遊びの「とうさんぶたがブーブーブー」と組み合わせようと考えている。
読了日:10月28日 著者:長野ヒデ子
おいしいとびらをとんとんとん―食べものに親しむ (食育かみしばい・おいしいね、うれしいね!)おいしいとびらをとんとんとん―食べものに親しむ (食育かみしばい・おいしいね、うれしいね!)感想
秋は食べ物紙芝居。参加型なので、一緒にとんとんしてもらいましょう。そしてひとつひとつたべものをいってもらいましょう。丸い形、四角い形、三角の形、形で食べ物を分類しているのが面白い。
読了日:10月28日 著者:土田義晴
どんぐり ぽとん (2011年度定期刊行紙しばい 年少向け おひさまこんにちは)どんぐり ぽとん (2011年度定期刊行紙しばい 年少向け おひさまこんにちは)感想
これ読むなら、「今でしょ!」先月はどんぐりころちゃんのわらべ歌やったので、どんぐりつながりだよ。 どんぐり食べる動物って、いろいろいるんだね。ねずみにりすにくま。 余談ながら、人間も皮むいて粉にして食べられるそうな。 そして、食べる動物がいなくなったどんぐりにもまだ利用者がいるんだね。
読了日:10月28日 著者:千世繭子
円卓円卓感想
大好きな芦田愛菜ちゃんがこの映画の主演と知って読んだ次第。だから私の頭の中の琴子は愛菜ちゃんで「うるさいぼけ」とあの可愛い顔で言う姿が浮かぶのである。大家族で狭い公団住宅に住んでいるのに家族みないい人で、琴子のことを家族中が愛している。いい家族だなあ。そして関西弁はおもろいなあ。ボケとツッコミがあって、楽しい。琴子は才能ある子で、ちょうどその成長の境目にいるんだね。ぼっさんはいいお友達で物知りだね。二人の将来が楽しみ。やっぱりこの役は愛菜ちゃんしかいないね。三つ子のお姉ちゃんは誰が演じるのかなあ。
読了日:10月28日 著者:西加奈子
東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法感想
「読書法」を読みたかったのに、図書館で間違ってこっちをリクエストしてしまった。でも面白そうなので読んでみた。自分が中学・高校生の時に読みたかったなあ。でもいくつか真似したい事があった。「バックグラウンドプロセスの頭の中のコビトさんに頼む」「嫉妬しない。常に人の幸せを願っていると自分もよくなってくる。」「カンタンという言葉を口にする。人生はカンタン、仕事はカンタン、人間関係はカンタン!」「夢や目標はなっちゃった!を連呼する」「感謝する、ほめる。まず人をほめる」「プラスの言葉を言う」などなど。
読了日:10月28日 著者:吉永賢一
夜明けの街で夜明けの街で感想
東野さんの本はたくさん読んだけれど、この手の不倫小説は初めて。映画化もされている。でもさすが東野さん、過激な描写は全くなく、すっきりしている。ミステリーの部分は、殺人事件の真犯人は誰か、という事だけれど、ええ、そうなのー、という結末で、その詳しい説明がない所が理論家の東野さんにしては珍しい。不倫する男性目線であり、それはこれが「野生時代」に連載されていたからだろう。不倫男性心理が実によく描かれていて、興味深いものがあり。
読了日:10月28日 著者:東野圭吾
改造版 少年アリス改造版 少年アリス感想
「少年アリス」はずっと前に読んだので、改めて、ああ、そうだった、こういうお話だったなあと懐かしく読んだ。天幕に月や星を針と糸で縫い付ける場面は、『メアリーポピンズ』を思い出す。幻想的で不思議な世界はたまらなく好き。巻末の辞典を読んだら「ほたる星」は作者の作った架空の生物なのね。蛍に似た何かが、ほんとにいると思っちゃった。 今度犬を飼ったら、「耳丸」と名付けたい。耳丸、耳丸、いい名前、どんな犬かが目に浮かぶ。
読了日:10月28日 著者:長野まゆみ
OKAGEOKAGE感想
こども達に1体づついる幻獣は『ライラの冒険』の「ダイモン」をイメージしてしまう。けれどこの幻獣達はユーモラスでファンタジー的である。 あまりの膨大なストーリーはとても簡単には記せないけど、きっとあり得る事だよねって思えるほど、理論に説得力がある。「その時」がくるまでのすさまじい戦いや情景は絵がないのに文章だけで頭に映像が浮かぶほど息をのむ迫力だ。熊本市に住んでいたらもっとリアルに情景が思い描けるのに。 最後の章の「ぴったりさん」の結末に心がほんわかさせられて、救われた感があり。
読了日:10月23日 著者:梶尾真治
れいぞうこのなつやすみ (とっておきのどうわ)れいぞうこのなつやすみ (とっておきのどうわ)感想
おもろいなあ。れいぞうこもしゃべるねんなー。プールへ行きたいんやて。 しっかし、やさしい家族やなあ、文句も言わんと連れてったねんやから。 おかあちゃんなんかビキニの水着まで貸してあげてるやんけ。ほいで家族同様にしたって、なんやらぼくとのきずなまで出来たんやなあ。 こんな事があってもええかもしれんわ。 (関西弁、違ってたら許してやー)
読了日:10月23日 著者:村上しいこ
おねえちゃんって、もうたいへん! (おはなしトントン)おねえちゃんって、もうたいへん! (おはなしトントン)感想
購入して読んだのは去年なのに、登録していなかった。 いとうみくさんの本はこどもの心の動きや行動がよく描かれているから、読んだこども達にも共鳴するものがあるのね。 すべてのページに絵があり、1ページごとにカラーだから、小学校低学年向き。4年2組で読み聞かせに使いました。12分の長い読み聞かせは私にとっては初めてで、冒険でしたが、みんなすっごくよく聞いてくれて、面白い場面では笑って、良い反応でした。自分にも思い当たるものもあるのかな、おはなしの中に引きこまれていました。
読了日:10月20日 著者:いとうみく
大型絵本 たまごのあかちゃん (こどものとも年少版劇場)大型絵本 たまごのあかちゃん (こどものとも年少版劇場)感想
もう、定番中の定番でありまして、あちこちで読んだけれど何年かぶりに大型絵本で読んでみた。大型はいいね。参加型でみんなに次は何の赤ちゃんが生まれるのかなあって聞きながら読むよ。実はこの絵本にはふかーい意味があるんだけれど、赤ちゃん本舗では説明せず。大人対象の講習会では説明するよ。
読了日:10月9日 著者:かんざわとしこ
かぞえてあそぼう1 2 3かぞえてあそぼう1 2 3感想
赤ちゃん本舗で読んでみた。「みんな、数数えられるー?」「じゃあいくよ、1、2、3、4・・・」ちょっとしたしかけ絵本になっていて、数かぞえられる子は一緒に参加してくれる。いやあ、なかなか使えますなあ。
読了日:10月9日 著者:みなみざわみよじ
穂足のチカラ (新潮文庫)穂足のチカラ (新潮文庫)感想
こんな事ってあるのねー。穂足のチカラ、私にも読んだだけで伝染したよ。仕事やもろもろ、上手くいくようになった気がする。すごい力だね。筒井康隆氏の『エディプスの恋人』を思い出した。目に見えない大きな創造主というのはきっといるに違いなく、それは俯瞰図のように地球のすべての生物や出来事をみているのだ。梶尾さんのお話は最後がハッピーになるので夢や希望を持てる。ホームドラマ的でありながら、超グローバルなとてつもないスケールの物語である。表紙のイラストの可愛いマンガチックさと内容が合わない感があり。
読了日:10月8日 著者:梶尾真治

読書メーター