初めて読む俳句の本。
手っとり早く、現代の俳句の世界を知ろうと選んだ本で、正岡子規から始まって、48人の俳人の句と、解説がある。
この解説が、なかなか面白く、句にこめられた背景やエピソードがとても興味深い。読み物的に引き込まれてしまった。
各俳人の経歴も、全部ではないが、短く載せてあり、すぐに知識を得るには便利かなと思う。
巻末が角川春樹で、彼が俳句を作っていたとは知らなかったのだが、ここにページをたくさん割いていて、どの俳人よりもたくさんの句が載せてある。
角川書店から出ているからなのだろうけど、選者の片寄りが顕著で、信頼感が薄らぐ。
せっかくいい解説しているのだから、もっと選択に公平さがほしい。