しいかのブックトーク

毎月読んだ本や日常の諸々を記録します。

人は見た目が9割

2006-12-01 16:49:22 | インポート

Hitohamitame 竹内 一郎 著   新潮新書

タイトルを見たとき、「やっぱり、そうかも」と思った。

人が他人から受け取る情報のうち、言語は7%で、残りの97%が顔の表情や声の質、その他なのである。

 これらは、「ノンバーバル・コミュニケーション(言葉以外の伝達)」といわれる。

 確かに、初対面で会った時、人は瞬時にして、性別や年齢、好感、不快など判断してしまう。

 恋愛においては、その人の内面や経歴など、一切おかまいなしに、「ひとめ惚れ」が成立するのだから。

 好きな俳優などに対しても同様で、素顔や本当の性格を知らずして、ビジュアルだけでファンになれるのだから。

 しかし、これでは「見た目がいい人」だけが得をして、生まれつき外見の優れない人は損、てことになるわけで、この本には、そのような場合はどうすればいいかという解決策は書いていない。

 私は、電話でお客さまと話をする仕事をしているのだけれど、電話においても、最初の5秒から10秒くらいで、互いの相性や印象が決まってしまう。

 大体は、最初の印象で受けたものが、最後までかわらないものなのである。

 人間はだれしも「人に好かれたい」と考えていて、だからこそ、このような本を読むのである。

 どうしたら、「見た目がよくなる」かと望む人は、この本を読んで考えてみてはいかがでしょうか。