タイトルを見たとき、「やっぱり、そうかも」と思った。
人が他人から受け取る情報のうち、言語は7%で、残りの97%が顔の表情や声の質、その他なのである。
これらは、「ノンバーバル・コミュニケーション(言葉以外の伝達)」といわれる。
確かに、初対面で会った時、人は瞬時にして、性別や年齢、好感、不快など判断してしまう。
恋愛においては、その人の内面や経歴など、一切おかまいなしに、「ひとめ惚れ」が成立するのだから。
好きな俳優などに対しても同様で、素顔や本当の性格を知らずして、ビジュアルだけでファンになれるのだから。
しかし、これでは「見た目がいい人」だけが得をして、生まれつき外見の優れない人は損、てことになるわけで、この本には、そのような場合はどうすればいいかという解決策は書いていない。
私は、電話でお客さまと話をする仕事をしているのだけれど、電話においても、最初の5秒から10秒くらいで、互いの相性や印象が決まってしまう。
大体は、最初の印象で受けたものが、最後までかわらないものなのである。
人間はだれしも「人に好かれたい」と考えていて、だからこそ、このような本を読むのである。
どうしたら、「見た目がよくなる」かと望む人は、この本を読んで考えてみてはいかがでしょうか。