しいかのブックトーク

毎月読んだ本や日常の諸々を記録します。

2015年12月に読んだ本

2016-01-06 13:51:33 | こんな本読みました

2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:852ページ
ナイス数:180ナイス

オール讀物 2015年 12 月号 [雑誌]オール讀物 2015年 12 月号 [雑誌]感想
時代小説というのはあまり読まない。好きな作家、好きな物語、賞をとった作品、何かの理由がなければ手をださない分野である。この号は「宇江佐真理さん追悼号」なので購入。実は宇江佐さんの作品は『雷桜』くらいしか読んでいないのである。でも、この一作で大ファンになった。人の心を揺さぶる、琴線に触れるおはなしを書く人である。浅田次郎『ブルー・ブルー・スカイ』、林真理子『ハルコ、相続について語る』、『2015年本年の本人たち』(南伸坊の変身顔)、山口恵以子『クラブ・サンセット』などがよかった。宇江佐さんの『幻の声』最高!
読了日:12月26日 著者:
クリスマスのおばけ (せなけいこのえ・ほ・ん)クリスマスのおばけ (せなけいこのえ・ほ・ん)感想
これも何度も使っているのに登録がないのに気がついた。小さい子向け。せなさんのおばけはちっともコワくなくて、可愛いおばけ。おばけ絵本は夏向きと思っていたので、クリスマスにひょこひょこ出てくる発想が良いね。ストーリーはどうということもなく、こども達の反応も特にどうもない。
読了日:12月23日 著者:せなけいこ
よるくまクリスマスのまえのよるよるくまクリスマスのまえのよる感想
ずうっと前から何度もあちこちで読んでいるのに、まだ登録していなかったのね。この本は私のとっておきの本である。自分的にはどうもね、という感じだったのだけれど、こども達の反応がものすごく良いのである。びっくりするくらいシーンと聞き入って、物語の世界に入り込んでいるのが伝わってくるのだ。だから、クリスマスシーズンのおはなし会で読む本に困った時のお助け本である。
読了日:12月23日 著者:酒井駒子
サンタクロースの おてつだい (ポプラせかいの絵本)サンタクロースの おてつだい (ポプラせかいの絵本)感想
クリスマスやサンタの絵本は多々あれど、どれも似たようなパターン。だけどこれは斬新!主人公の女の子のお母さんがストーリーを書き、お父さんが写真を撮ったという家族総出の作品である。小さい女の子が馬やトナカイはともかく、シロクマに乗ったりやジャコウウシに近接したりして大丈夫だったのかしらと心配になる。おはなし会では、年齢層が低く、本の文章が多いので、あらすじをまとめながら読んだ。来年、是非とも小学校で読みたい本である。
読了日:12月23日 著者:ロリエベルト,ペールブライハーゲン
ペネロペおはなしえほん (16) おはなしえほん メリークリスマス、ペネロペ!ペネロペおはなしえほん (16) おはなしえほん メリークリスマス、ペネロペ!感想
ペネロペ新刊。今回もペネロペはおとぼけキャラ。書店のおはなし会で読んだら、もらったラケットで遊んで、おじいちゃんのココアにボールがはいっちゃった場面ではこども達のええーっという反応があり、でも、まあ今回のペネロペはおとなしい方かな。みつばちのお洋服って、確か売ってるよね。ネットで見た事あり。
読了日:12月14日 著者:アン・グットマン
ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)感想
タイトルでもう、大体の予測のつく内容で、早くそこの部分に到達しないかとせっせと読んだ。やはり予想通りの展開。この手の話は過去に何人もが書いているけれど、ちょっと違う切り口だったね。二人の時間のずれは、私の頭のなかでは整理するのが難しかった。図に書いてみればわかるかも。男性作家だと思うんだけど、愛美の直筆は、女の子の字だね。誰が書いたのかな。『世にも不思議な物語』でドラマ化できそうなお話である。
読了日:12月14日 著者:七月隆文
1ねん1くみ1ばんワル (こどもおはなしランド (2))1ねん1くみ1ばんワル (こどもおはなしランド (2))感想
読書会で後藤竜二さん特集をするので、図書館で借りた。こういう子は確かにいる。乱暴で、はちゃめちゃな子。自分がその子と同年齢なら恐くてそばにも寄れないけれど、この歳になると、こういう子がとても可愛く思えちゃう。担任の先生みたいにね。このくろさわ君、きっと将来大物になるだろうなって思う。
読了日:12月9日 著者:後藤竜二
小説新潮 2015年 11 月号 [雑誌]小説新潮 2015年 11 月号 [雑誌]感想
この表紙を見ただけだと、絶対に買わないのだけれど、大好きなカジシンさまの『江呂黒軟歩の純愛』を読む為に購入。謎の飛行物体の来襲。侵略者を撲滅させる研究に励む江呂黒氏。大好きな鳩桃そそり嬢も同じ研究者だった。すごい結末になるけれど、さほどのエログロ感はなかった。『アルジャーノンにギロチンを』と『シンデレラは王子が家まで追ってくる事を予想していなかった模様』がよかった。 私は、王子が靴を持って国中の娘に履かせてぴったりの娘を選ぶという所に以前から疑問をもっていた。同じサイズの娘は大勢いるんじゃないの。(続く)
読了日:12月9日 著者:
わっ!びっくり (教育画劇のかみしばい)わっ!びっくり (教育画劇のかみしばい)感想
まだ登録がないのね。2012年だから、3年前の刊。びっくり、というのは、変身というか変形していく紙芝居だから。カニの目→ハサミ→ゾウ→すべり台。信号→クレヨン→へび→りんご。という意外な変化は予測がつかず、目新しい。
読了日:12月9日 著者:宮崎二美枝
クリスマスの ふしぎな はこ (幼児絵本)クリスマスの ふしぎな はこ (幼児絵本)感想
ずいぶんと前から、何年かおきにクリスマスに読んでいる。優しい絵柄と箱の中を男の子と一緒にのぞいている感じが好き。魔女の水晶玉みたいだ。娘が林明子さん『きょうはなんのひ?』に似てると言う。うん、確かに雰囲気は似てるね。でも絵は斉藤俊行さんである。
読了日:12月9日 著者:長谷川摂子
おたすけこびとのクリスマスおたすけこびとのクリスマス感想
おたすけこびとシリーズは何冊もよんでいるけれど、クリスマスプレゼントの配達までやっていたとはたいしたものである。こびと達の服装の色が赤、緑、青、黄色で統一されているのがいいね。男の子はクレーン車の活躍にわくわくするだろうなあ。疑問は、何故サンタさんはおたすけこびとにプレゼントを委託するの?サンタさんが自分で運んでくれれば、こんなにべらぼうな数のこびとの動員も必要なく、簡単に済むのに。
読了日:12月9日 著者:なかがわちひろ
クリスマスの12にち (世界傑作絵本シリーズ)クリスマスの12にち (世界傑作絵本シリーズ)感想
わしづなつえさんは、小鳩くるみさんの事だったのね。クリスマスCDに入っている小鳩くるみさんの英語版『クリスマスの12にち』は持っているのだけれど、日本語訳はこの本の付録で覚えられた。さまざまな訳があるけれど、私はこの本の訳がいちばんぴったりくる。今月はこの歌をうたいまくり。「♪さあ、クリスマスはじめのひのおくりものは、ほら一羽の山うずら♪」
読了日:12月9日 著者:
図書館に通う―― 当世「公立無料貸本屋」事情図書館に通う―― 当世「公立無料貸本屋」事情感想
エッセイ風に作者の図書館への感想や考えを綴ったもの。(感想書きかけ)
読了日:12月9日 著者:宮田昇
サンタクロースのお手伝いサンタクロースのお手伝い感想
なんてこった、同タイトルの別の本と間違えてリクエストしてしまいました。 貧しくて、村人に相手にされなかったきこりが、サンタクロースと出会い、サンタが袋の穴からこぼしてしまったプレゼントを拾い集め、それによって、サンタのおつきとなり、プレゼント配りをするようになったという話。淡い色彩の絵は優しくていいけれど、読み聞かせにはつかわないから、すぐに返却。
読了日:12月9日 著者:カトリーンジーゲンターラー