石井妙子 著 洋泉社
銀座の文壇バーで、有名となったマダムの一代記。
名だたる一流の男達(川口松太郎、川端康成、大佛次郎、小津安二郎、白洲次郎、その他政界人財界人)達に贔屓にされたという魅力的な女性。
写真も載っているのだけれど、女性の目と男性の目とは違うのか、写真では、その魅力が引き出されていないのか、書かれているようなすごい美しさは感じられないのだけれど・・・。
とにかく、華麗な生き様、人間関係など、面白くて、一気に読んでしまった。
びっくりしたのは、内縁の夫の、本妻の娘が、藤純子だということ。おそめがぐっと現実的にみえてきた。