私の勤務する会社は、小学館ビルの7階と8階を借りていて、約6年間通勤しました。 20代の一番楽しい時代に仕事した会社にはたくさんの懐かしい思い出があります。 ところが、この小学館ビルが解体される事になってしまったのです。 ネットではこの件で別の話題で沢山の記事が出ていました。 ↓ http://www.jiji.com/jc/d4?p=shg138&d=d4_event 100人以上の漫画家が、ビルの解体をおしんでロビーや地下の壁面に落書きをして、それを見に行くファンが連日訪れ、一般公開日には約8000人が来場したという事です。 それはちょっと見てみたいなあと思ったものの、行く時間がとれず、解体の日が迫ってしまいました。 当時一緒に仕事していた同僚に連絡して、ひとりだけ都合がついたので解体日の9月3日、月曜日に神保町で待ち合わせしました。 地下からも地下のレストラン街に行かれたのですが、現在はもちろん封鎖中。 関係者以外は入れないように工事の方が、番をしています。 工事の方が何人か打ち合わせしています。 すぐ見つかって、注意され、その場を離れました。 現在小学館は竹橋で営業中。 地下のレストラン街の案内板は白い紙で覆われています。 昼休みにランチしたり、帰りにおうどん食べたり、昼食のあと喫茶店「トップ」でコーヒーゼリーを出前してもらったり、売店もあり、お菓子やアイス買ってる人も多かったです。 「ニュートーキョー」のステーキランチと、うどん屋さん(名前忘れた)のおろしうどんが大好きでした。 お昼に外へ何か食べに行く時、時間より早く出る場合には、この出口からこっそり抜け出していました。 正面からだと誰かに会いそうなので。 裏口の内部。 警備員の方や関係者の姿が見えます。 さて、前述のように「こそこそ」と昼休み前なのに会社を抜け出して席取りによく行ったのがここ、カレーの『ボンディ』。 神保町にはグルメで有名な店が多々あり、それらは会社の思い出とセットで懐かしく、特にボンディのカレーは無性に食べたくなる味です。 私のチョイスはいつも同じ「ビーフカレー中辛」 今回ご飯は半分にしてもらい、生ビール飲んじゃいました。 牛肉が塊で大きくて、とろとろで柔らかく、ビーフシチューのよう。 ここは古書店が何軒も入るビルの2階の奥まった所にあり、裏から直接出入りも出来ます。 久々に行って、以前と変わらないのに安心し、よくよくみれば相当な古さ(トイレの天井はダクトや配線が丸見え)に不安感もあり、いつまでこのままいてくれるのかなあという思いがあります。 神保町で懐かしい店はいくつもあり、ここ『キムラヤ』もよく行きました。 面白いもの、安いものが色々あり、私は映画のチケットを安価で購入していました。 「すずらん通り」を歩いて、「郵便局の場所変ったねー」 『キッチン南海』 はもとのまま、『文銭堂』ではランチやみつ豆を食べたり、お煎餅が好きでよく買っていたなあ。 「額縁屋さん、そのままだねえ。」 新しいお店がどんどんできていました。 『スヰートポーズ』は当時のまんま。
私たちは漫画家の落書きが目的でなく、ビルの最後の姿を目に焼き付けたく行ったので、記念の写真を何枚も撮りました。
予想ではとっくに周りが囲ってあるか、シートで覆われていると思っていたのにきれいなままでした。
私がいた当時とは壁面の色が変わっていて、汚れも傷もなく、まだまだ充分使えそうなのになあという感想。
ビルの前の歩道は通れないようになっていました。
地下鉄の改札を出て上がってくると正面玄関の目の前。
一生懸命中の様子を伺おうと、柵を無視して警備員の目を盗み、玄関近くまで侵入。
移転のお知らせ。
後ろに見えるビルは集英社。
当時の会社での思い出を語り合い、懐かしい神保町の散策でした。
2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:2127ページ
ナイス数:60ナイス
未来(あした)のおもいで (光文社文庫)の感想
神秘的な白鳥山で滝水は沙穂流と出会い、お互いに心惹かれる。けれど滝水のいるのは2006年、沙穂流は2033年にいるのだ。梶尾さんのお得意の「時を超えた愛」。行きつけの小料理屋『寒鯛夢』には常連のSF作家『加塩』(梶尾?)というパロディもあるし、ここで加塩はジャック・フィニィやタイムパラドックスについて語るのだ。私のHPの本の紹介にフィニィの本の紹介などがあるので、この記事読んだ方は是非見て下さいませ。→ http://www7.ocn.ne.jp/~h711/4gatunoosusume.maegaki
読了日:8月31日 著者:梶尾真治
いちじく にんじん (0.1.2.えほん)の感想
有名なわらべうたを、まるで写真のようなリアルな絵で描かれている。シンプルでいいね。「いちじく にんじん さんしょにしいたけ ごぼうに むぎ なす はす きゅうりに とうがん」 とうがんの絵は大きくてはっとする。とうがんを知らない子が多いかも。
読了日:8月31日 著者:
おつむ てんてん こどものとも 012 2005年5月 (こどものとも 012)の感想
ねこにあったら、おつむてんてん、こんにちは。さるにあったら、おみみひこひこ。ぶたにあったら、おはなふんふん。 くまにあったらおくちちゅうちゅう。かえるにあったら、ほっぺぷくぷく。どれも赤ちゃんができることだから、一緒にやりながら読むといいね。
読了日:8月31日 著者:ふくちのぶお
しりとりあそび「あか・みどり・き」 (しゃしんであそぼ 2)の感想
この3色の組み合わせって最高に美しいね。とにかく写真が綺麗。しりとりになっているからおはなし会にGOOD!他に『しろとくろ』『ちゃいろ』があったけど、夏の今はこれでしょ!
読了日:8月31日 著者:星川ひろ子,星川治雄
おばけでんしゃ (絵本・こどものひろば)の感想
内田麟太郎さんと西村繁男さんのゴールデンコンビ。こども達に読むより自分が楽しんでしまう。ページ毎にじっくり見れば見るほど異世界に入り込める。最初のおばけ達が最後のページで変身するんだけれど、誰がどう変身したのかいちいち検証してしまった。大体はわかったぞ~。同じようなパターンで『むしむしでんしゃ』『がたごとがたごと』『ようちえんがばけますよ』があり、どれも大好き!あ、そうそう麟太郎先生とはツーショットの写真撮らせていただいた事があるよ~~~、いいでしょ。
読了日:8月31日 著者:内田麟太郎
ライオンハートの感想
図書館で単行本で借りたけど、書店で文庫本みたら、解説が梶尾真治だったので、あとから文庫本も借りた。この物語は梶尾真治の『時尼に関する覚え書』と同じく『ジェニーの肖像』に対するオマージュなのだ。主人公エドワード・ネイサンのネイサンは「ロバート・ネイサン」からの借用である。梶尾さんの『黄泉がえり』もジャック・フィニイ『盗まれた街』のオマージュだと初めて知って、やっぱりねえ。恩田さんはこれを『月の裏側』でオマージュしている。時を超え、あらゆる場面で触れ合う二つの魂。「時と愛」がテーマの物語。章ごとに絵画があり。
読了日:8月25日 著者:恩田陸
もりのあばれんぼうクワガタくん (年少向写真かみしばい―今森光彦のふしぎがいっぱい!むしのせかい)の感想
これも今森さんの写真紙芝居。夏は昆虫の本や紙芝居をよく読みます。まだまだクワガタもいけるよね。カブトムシのはもう読んじゃったから9月はこれ。クワガタの幼虫初めて見たよ。大きい写真だと迫力あるねー。飛んでる写真がgood!
読了日:8月25日 著者:今森光彦
トンボくんとなかまたち (年少向写真かみしばい―今森光彦のふしぎがいっぱい!むしのせかい)の感想
今森光彦さんの写真紙芝居にはいつもお世話になっています。8月の後半になり、そろそろトンボがとんでいるのでちょうど今がぴったりだね。チョウチョも食べちゃうトンボ君。トンボの目は小さな目がたくさん集まってできているんだって。こども達に読みながら私も勉強になるなあ。
読了日:8月25日 著者:今森光彦
まんまるまんまるまんまるな (あかちゃんかみしばいよちよちはーい!)の感想
団子の絵なので9月に読む紙芝居として選択。赤ちゃん向け。まんまるおめめやまんまるボール、まんまるおつきさまはいいけど、「まんまるおしりのおかあさん」って・・・。長野さんの絵ははっきりして可愛くていいね。
読了日:8月25日 著者:長野ヒデ子
ジェニーの肖像 (偕成社文庫4028)の感想
この物語がずっと頭に残っていて、6~7年前に購入。貧しい画家イーベンはある日幼い少女ジェニーに会う。ジェニーは会うたびにすごい速さで成長していき、お互いに愛し合うようになる。私が小学生の時、水野英子のコミック『セシリア』で読み、このお話を知ったのだ。この物語の影響は萩尾望都『マリーン』や山田太一『飛ぶ夢をしばらく見ない』に受け継がれている。もちろん梶尾真治にもね。愛と時のロマンスの原点といえる物語だ。映画にもなっていて、ずっとずっとずーっと前にTVで放映されたのを観て嬉しかったー。
読了日:8月17日 著者:ロバート・ネイサン
美亜へ贈る真珠―梶尾真治短篇傑作選 ロマンチック篇 (ハヤカワ文庫JA)の感想
おこがましい事ながら、梶尾真治さんの「好きジャンル」と私の「好き」がマッチングしていてこわい位。SF好きの私は色々読んできたけれど、それでもマニアというほどではなく、好きな作家が限られていて、覚えている作品もわずかである。それがみんな梶尾作品に反映しているというのがわかるのだ。これは7編の短編であり、この中の『時尼に関する覚え書』はロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』のアレンジであり、作品中にもそれが記されている。遡時人(そときびと)時尼と保仁の出会い。他によかったのは『梨湖という虚像』。
読了日:8月17日 著者:梶尾真治
時の門 (ハヤカワ文庫 SF―ハインライン傑作集 (624))の感想
この名作を読み返して気がついた!常々、藤子不二雄『ドラえもん』には過去の有名なSF作品が下敷きになったお話がいくつもあるなあと思っていたけれど、まさにこれとそっくりな『ドラえもん』の話があったー。のび太が宿題をしていて、やりきれないので1時間先、2時間先と次々と未来のドラえもんを呼び出す。そして喧嘩が始まる・・・そっくりー。しかも「時の門」の門はドラえもんの「通り抜けフープ」と一緒なのだ。もちろん時の門のが先。藤子不二雄先生は、きっとこれを読んでいたのだと確信。タイムパラドックスの大名作。
読了日:8月8日 著者:ロバート・A・ハインライン
もう一人のチャーリイ・ゴードン―梶尾真治短篇傑作選 ノスタルジー篇 (ハヤカワ文庫JA)の感想
はまってる梶尾真治さん~~~。表紙の絵をみてダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』を思い浮かべるよね。その通り。このハツカネズミの名前はアルジャーノン。本当はアルジャーノンは年寄りなんだけど、実験で若返っている。生きる希望を失った男がアルジャーノンと同じ実験の被験者となり、7歳の少年になる話。他に短編が5編。『地球屋17代目天翔けノア』はまさにブラッドベリの世界。梶尾さんが読んできたSF作家は私の大好きなジャンルなので、好きな傾向が全く一緒なのだ。『百光年ハネムーン』は心がほっこりするお話。
読了日:8月5日 著者:梶尾真治
ペネロペ うみであそぶ (ペネロペしかけえほん)の感想
おはなし会でよく読むペネロペのしかけ絵本。図書館で借りたので何か所か壊れていた。閉架シールが貼ってあるから、リクエストした場合だけ手にとれるんだね。実は以前にも読んだことがあり、私の一番のお気に入りは最後のページのソフトクリームが機械からチュルっと出てくる所。他にもワニの浮輪をふくらませたり、滑り台すべったり、砂のお山からでてきたり、しかけがいっぱい。日曜のおはなし会では「やりたい、やりたい」という女の子がいて、びくびくしながらやらせてあげたよ~。
読了日:8月5日 著者:アングットマン
この あかい えほんを ひらいたら (講談社の翻訳絵本)の感想
どんどんどんどん絵本が開いていく不思議なしかけ絵本。終わりはまたどんどん閉じていく。中にいくに従って絵も字も小さくなるので、読み聞かせにはわかりにくいかもしれないけど、中身が見えなくてもこのしかけは面白いよー。
読了日:8月5日 著者:ジェシー・クラウスマイヤー,スージー・リー
しんかんせんははやい (中川ひろたかシリーズ)の感想
「しんかんせんは、はやい、はやいはつばめ、つばめはくろい、くろいはピアノ・・・」と続いていく。1998年刊なので、たかいものとして、「とうきょうタワー」がでてくる。テンポよく読めてわくわく感もあり、参加型の紙芝居だね。
読了日:8月1日 著者:中川ひろたか
〈年少版かみしばい〉ちいさいおともだち (童心社のかみしばい)の感想
高橋ゆいこ作『おふろでプクプク』 お風呂ネタって、冬でもいいし、もちろん夏でもオッケーなのだ。 よくあるパターンの「お風呂に入っていたら色んな動物がやってきた」はなし。 ここではりす、うさぎ、くまとお約束通り、小さい順に現れ、みんなで洗いっこして、お風呂に一緒に入って「お風呂って気持ちいいねえ」となる。 絵が可愛く、わかりやすいので、赤ちゃんに読むのにちょうどぴったり。
読了日:8月1日 著者:
ありんこありりはくいしんぼう (年少向写真かみしばい―今森光彦のふしぎがいっぱい!むしのせかい)の感想
夏のおはなし会でよく使うのが、「夏の昆虫」や夏の花などの写真紙芝居。 蟻はこのどアップの写真でみるとうぅぅ・・・だけど、擬人化された絵本より、子供にはずっと興味深いはず。でもねえ、セミが塩味で美味しいなんて・・・。
読了日:8月1日 著者:今森光彦
新編クロノス・ジョウンターの伝説の感想
あぁ、なんて素晴らしかったのだろう。こういうお話を求めていたのだ。先に『きみがいた時間 ぼくのいく時間』を読んでいたので過去に旅立った吹原や布川の話が出てきたが、それがこの「吹原和彦の軌跡」と「布川輝良の軌跡」だ。クロノスジョウンターを使って、事故で亡くなった恋人を救いに行ったり、そこで会った女性に一目惚れしたりするのだ。最後の「鈴谷樹里の軌跡」ではヒー兄ちゃんの病気を治しに行った未来の樹里に「医者になったんだね。頑張ったんだね。」と言う比呂志の言葉に私まで泣けてきちゃった~~~(涙)
読了日:8月1日 著者:梶尾真治
読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:2127ページ
ナイス数:60ナイス
![未来(あした)のおもいで (光文社文庫)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41H8Q078K5L._SX100_.jpg)
神秘的な白鳥山で滝水は沙穂流と出会い、お互いに心惹かれる。けれど滝水のいるのは2006年、沙穂流は2033年にいるのだ。梶尾さんのお得意の「時を超えた愛」。行きつけの小料理屋『寒鯛夢』には常連のSF作家『加塩』(梶尾?)というパロディもあるし、ここで加塩はジャック・フィニィやタイムパラドックスについて語るのだ。私のHPの本の紹介にフィニィの本の紹介などがあるので、この記事読んだ方は是非見て下さいませ。→ http://www7.ocn.ne.jp/~h711/4gatunoosusume.maegaki
読了日:8月31日 著者:梶尾真治
![いちじく にんじん (0.1.2.えほん)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51lDZvP9UzL._SX100_.jpg)
有名なわらべうたを、まるで写真のようなリアルな絵で描かれている。シンプルでいいね。「いちじく にんじん さんしょにしいたけ ごぼうに むぎ なす はす きゅうりに とうがん」 とうがんの絵は大きくてはっとする。とうがんを知らない子が多いかも。
読了日:8月31日 著者:
![おつむ てんてん こどものとも 012 2005年5月 (こどものとも 012)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/513sSbRpruL._SX100_.jpg)
ねこにあったら、おつむてんてん、こんにちは。さるにあったら、おみみひこひこ。ぶたにあったら、おはなふんふん。 くまにあったらおくちちゅうちゅう。かえるにあったら、ほっぺぷくぷく。どれも赤ちゃんができることだから、一緒にやりながら読むといいね。
読了日:8月31日 著者:ふくちのぶお
![しりとりあそび「あか・みどり・き」 (しゃしんであそぼ 2)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51xVBPmgoZL._SX100_.jpg)
この3色の組み合わせって最高に美しいね。とにかく写真が綺麗。しりとりになっているからおはなし会にGOOD!他に『しろとくろ』『ちゃいろ』があったけど、夏の今はこれでしょ!
読了日:8月31日 著者:星川ひろ子,星川治雄
![おばけでんしゃ (絵本・こどものひろば)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61-Qto3uzxL._SX100_.jpg)
内田麟太郎さんと西村繁男さんのゴールデンコンビ。こども達に読むより自分が楽しんでしまう。ページ毎にじっくり見れば見るほど異世界に入り込める。最初のおばけ達が最後のページで変身するんだけれど、誰がどう変身したのかいちいち検証してしまった。大体はわかったぞ~。同じようなパターンで『むしむしでんしゃ』『がたごとがたごと』『ようちえんがばけますよ』があり、どれも大好き!あ、そうそう麟太郎先生とはツーショットの写真撮らせていただいた事があるよ~~~、いいでしょ。
読了日:8月31日 著者:内田麟太郎
![ライオンハート](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41GNFHZHFFL._SX100_.jpg)
図書館で単行本で借りたけど、書店で文庫本みたら、解説が梶尾真治だったので、あとから文庫本も借りた。この物語は梶尾真治の『時尼に関する覚え書』と同じく『ジェニーの肖像』に対するオマージュなのだ。主人公エドワード・ネイサンのネイサンは「ロバート・ネイサン」からの借用である。梶尾さんの『黄泉がえり』もジャック・フィニイ『盗まれた街』のオマージュだと初めて知って、やっぱりねえ。恩田さんはこれを『月の裏側』でオマージュしている。時を超え、あらゆる場面で触れ合う二つの魂。「時と愛」がテーマの物語。章ごとに絵画があり。
読了日:8月25日 著者:恩田陸
![もりのあばれんぼうクワガタくん (年少向写真かみしばい―今森光彦のふしぎがいっぱい!むしのせかい)](http://img.bookmeter.com/book_image/SX100/no_image.gif)
これも今森さんの写真紙芝居。夏は昆虫の本や紙芝居をよく読みます。まだまだクワガタもいけるよね。カブトムシのはもう読んじゃったから9月はこれ。クワガタの幼虫初めて見たよ。大きい写真だと迫力あるねー。飛んでる写真がgood!
読了日:8月25日 著者:今森光彦
![トンボくんとなかまたち (年少向写真かみしばい―今森光彦のふしぎがいっぱい!むしのせかい)](http://img.bookmeter.com/book_image/SX100/no_image.gif)
今森光彦さんの写真紙芝居にはいつもお世話になっています。8月の後半になり、そろそろトンボがとんでいるのでちょうど今がぴったりだね。チョウチョも食べちゃうトンボ君。トンボの目は小さな目がたくさん集まってできているんだって。こども達に読みながら私も勉強になるなあ。
読了日:8月25日 著者:今森光彦
![まんまるまんまるまんまるな (あかちゃんかみしばいよちよちはーい!)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41zemXFu7VL._SX100_.jpg)
団子の絵なので9月に読む紙芝居として選択。赤ちゃん向け。まんまるおめめやまんまるボール、まんまるおつきさまはいいけど、「まんまるおしりのおかあさん」って・・・。長野さんの絵ははっきりして可愛くていいね。
読了日:8月25日 著者:長野ヒデ子
![ジェニーの肖像 (偕成社文庫4028)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Ktk2LCyOL._SX100_.jpg)
この物語がずっと頭に残っていて、6~7年前に購入。貧しい画家イーベンはある日幼い少女ジェニーに会う。ジェニーは会うたびにすごい速さで成長していき、お互いに愛し合うようになる。私が小学生の時、水野英子のコミック『セシリア』で読み、このお話を知ったのだ。この物語の影響は萩尾望都『マリーン』や山田太一『飛ぶ夢をしばらく見ない』に受け継がれている。もちろん梶尾真治にもね。愛と時のロマンスの原点といえる物語だ。映画にもなっていて、ずっとずっとずーっと前にTVで放映されたのを観て嬉しかったー。
読了日:8月17日 著者:ロバート・ネイサン
![美亜へ贈る真珠―梶尾真治短篇傑作選 ロマンチック篇 (ハヤカワ文庫JA)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51CF9W4BJNL._SX100_.jpg)
おこがましい事ながら、梶尾真治さんの「好きジャンル」と私の「好き」がマッチングしていてこわい位。SF好きの私は色々読んできたけれど、それでもマニアというほどではなく、好きな作家が限られていて、覚えている作品もわずかである。それがみんな梶尾作品に反映しているというのがわかるのだ。これは7編の短編であり、この中の『時尼に関する覚え書』はロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』のアレンジであり、作品中にもそれが記されている。遡時人(そときびと)時尼と保仁の出会い。他によかったのは『梨湖という虚像』。
読了日:8月17日 著者:梶尾真治
![時の門 (ハヤカワ文庫 SF―ハインライン傑作集 (624))](http://img.bookmeter.com/image/no_image_100.gif)
この名作を読み返して気がついた!常々、藤子不二雄『ドラえもん』には過去の有名なSF作品が下敷きになったお話がいくつもあるなあと思っていたけれど、まさにこれとそっくりな『ドラえもん』の話があったー。のび太が宿題をしていて、やりきれないので1時間先、2時間先と次々と未来のドラえもんを呼び出す。そして喧嘩が始まる・・・そっくりー。しかも「時の門」の門はドラえもんの「通り抜けフープ」と一緒なのだ。もちろん時の門のが先。藤子不二雄先生は、きっとこれを読んでいたのだと確信。タイムパラドックスの大名作。
読了日:8月8日 著者:ロバート・A・ハインライン
![もう一人のチャーリイ・ゴードン―梶尾真治短篇傑作選 ノスタルジー篇 (ハヤカワ文庫JA)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51VCH94Z6QL._SX100_.jpg)
はまってる梶尾真治さん~~~。表紙の絵をみてダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』を思い浮かべるよね。その通り。このハツカネズミの名前はアルジャーノン。本当はアルジャーノンは年寄りなんだけど、実験で若返っている。生きる希望を失った男がアルジャーノンと同じ実験の被験者となり、7歳の少年になる話。他に短編が5編。『地球屋17代目天翔けノア』はまさにブラッドベリの世界。梶尾さんが読んできたSF作家は私の大好きなジャンルなので、好きな傾向が全く一緒なのだ。『百光年ハネムーン』は心がほっこりするお話。
読了日:8月5日 著者:梶尾真治
![ペネロペ うみであそぶ (ペネロペしかけえほん)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41VR0YN9MVL._SX100_.jpg)
おはなし会でよく読むペネロペのしかけ絵本。図書館で借りたので何か所か壊れていた。閉架シールが貼ってあるから、リクエストした場合だけ手にとれるんだね。実は以前にも読んだことがあり、私の一番のお気に入りは最後のページのソフトクリームが機械からチュルっと出てくる所。他にもワニの浮輪をふくらませたり、滑り台すべったり、砂のお山からでてきたり、しかけがいっぱい。日曜のおはなし会では「やりたい、やりたい」という女の子がいて、びくびくしながらやらせてあげたよ~。
読了日:8月5日 著者:アングットマン
![この あかい えほんを ひらいたら (講談社の翻訳絵本)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61IG%2BHiTCAL._SX100_.jpg)
どんどんどんどん絵本が開いていく不思議なしかけ絵本。終わりはまたどんどん閉じていく。中にいくに従って絵も字も小さくなるので、読み聞かせにはわかりにくいかもしれないけど、中身が見えなくてもこのしかけは面白いよー。
読了日:8月5日 著者:ジェシー・クラウスマイヤー,スージー・リー
![しんかんせんははやい (中川ひろたかシリーズ)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41yH0TEbTUL._SX100_.jpg)
「しんかんせんは、はやい、はやいはつばめ、つばめはくろい、くろいはピアノ・・・」と続いていく。1998年刊なので、たかいものとして、「とうきょうタワー」がでてくる。テンポよく読めてわくわく感もあり、参加型の紙芝居だね。
読了日:8月1日 著者:中川ひろたか
![〈年少版かみしばい〉ちいさいおともだち (童心社のかみしばい)](http://img.bookmeter.com/book_image/SX100/no_image.gif)
高橋ゆいこ作『おふろでプクプク』 お風呂ネタって、冬でもいいし、もちろん夏でもオッケーなのだ。 よくあるパターンの「お風呂に入っていたら色んな動物がやってきた」はなし。 ここではりす、うさぎ、くまとお約束通り、小さい順に現れ、みんなで洗いっこして、お風呂に一緒に入って「お風呂って気持ちいいねえ」となる。 絵が可愛く、わかりやすいので、赤ちゃんに読むのにちょうどぴったり。
読了日:8月1日 著者:
![ありんこありりはくいしんぼう (年少向写真かみしばい―今森光彦のふしぎがいっぱい!むしのせかい)](http://img.bookmeter.com/book_image/SX100/no_image.gif)
夏のおはなし会でよく使うのが、「夏の昆虫」や夏の花などの写真紙芝居。 蟻はこのどアップの写真でみるとうぅぅ・・・だけど、擬人化された絵本より、子供にはずっと興味深いはず。でもねえ、セミが塩味で美味しいなんて・・・。
読了日:8月1日 著者:今森光彦
![新編クロノス・ジョウンターの伝説](http://ecx.images-amazon.com/images/I/21MMCXQSSNL._SX100_.jpg)
あぁ、なんて素晴らしかったのだろう。こういうお話を求めていたのだ。先に『きみがいた時間 ぼくのいく時間』を読んでいたので過去に旅立った吹原や布川の話が出てきたが、それがこの「吹原和彦の軌跡」と「布川輝良の軌跡」だ。クロノスジョウンターを使って、事故で亡くなった恋人を救いに行ったり、そこで会った女性に一目惚れしたりするのだ。最後の「鈴谷樹里の軌跡」ではヒー兄ちゃんの病気を治しに行った未来の樹里に「医者になったんだね。頑張ったんだね。」と言う比呂志の言葉に私まで泣けてきちゃった~~~(涙)
読了日:8月1日 著者:梶尾真治
読書メーター