慣れは恐ろしい。
久しぶりに古本屋(古本市場)で、本ウォッチングをしました。
気になって購入したのは、文春新書
竹内政明著 「『編集手帳』の文章術」 80円。
私は物心ついた頃より、朝日新聞一本ですので、読売新聞の編集手帳は読んだことがありません。
どうやら、朝日新聞の「天声人語」にあたるコラムだそうです。
文章を書くにあたっての「文章十戒」や、「出入り禁止の言葉」などが、テンポよく書かれています。
文中の、"続きが読みたくなる書き出しの三原則" に従っての本日の書き出しです。
① 短い
② 年月日から入らない
③ 会話文から入らない
冒頭の一文で自然に文章に引きこまれて頂けたなら、成功です。
さて
この筆者が 『編集手帳』を書くにあたって、「出入り禁止」にしていた言葉の一つが
「~する機会があった」
よく耳にする言葉だと思いますけれど、筆者は不快感を感じるそうです。
舞台をみる機会があった → みた
彼と話をする機会があった → 話した
で、いいではないかと言っています。
「~する機会があった」に、自分を大きく見せたい心、自分がこれから語る話を大きく見せたい心が放つ臭気を感じる。
プロの文章家ならではの分析と己の執筆文に課す厳しさでありましょう。
今回、心に刻んだのは
自分 を 大 きく見せると書いて、『 臭 』と読む。
自分大きく見せようと書いた文章は、読み手からすると 「臭い文章」 なんですね?
気をつけたいと思います。
週に2回のブログアップを続けているうちに、書くことへの慣れがあったことに気付きました。
ブログを始めたのは、将来(?)エッセイストになるための練習でした。
目標を意識して、細部に渡って言葉を選びながら書くのを忘れていたようです。
目標の英語訳は・・・、日本語にもなっています。
「goal」(ゴール)・・・《努力などの》目標・目的
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文章を書くって、難しいね
日々ブログを書くのも、力になっていると思います
頑張るね!