そうなんだ。

外国語で知ったこと。

ジェネリック   英語

2013-05-24 13:00:00 | 語学
私は長期に渡り、近所の眼科で“眼の疲れ”用の目薬を処方して
もらっています。 家族も一緒に私の目薬を使っているので。
この眼科の男先生は、物静かでハニカミ屋さんタイプ。
「一回にまとめて沢山下さい」
という私の要望に、
医 「9本まででしたら・・・」
と思案顔で了解してくれて以降、半年に1回くらいの受診で
済みます。

毎回、部屋を暗くして、虫眼鏡のようなもので私の眼の奥を覗き込み
医 「はい、とても綺麗ですよ」
と言ってくれます。 この時に言ってみたくてウズウズしている
言葉があります。
「先生、目の奥ではなく、見た目はどうかしらん?」

今回、書きたいのは、隣接する調剤薬局での事。
いつものように窓口で処方箋を渡し、椅子に座っていると
まだ若い男性の薬剤師さんが来て、私と目の高さが同じになるように
腰を落とし、

薬 「ジェネリック薬品はご存知でしょうか」

私 「なんとなく・・・」

実は単語を聞いたことがあるだけで、詳しい事は知らなかったの
ですが、話が長くなるのも面倒だと、そう答えてしまいました。
今までの薬と、成分も入っている量(5ml)も同じだというので、
話の成り行き上、ジェネリックの目薬を処方してもらう事になりました。
親指くらいの容器に入った目薬9本で590円。
ちなみに市販の目薬の容量はだいたい15mlです。 

「generic」(ジェネリック)・・・商標登録をされていない・ノーブランドの

新薬の開発には巨額の費用と膨大な時間を必要とします。
開発した薬品メーカーは、この資本を回収するために特許を取り、
製造・販売権を確保します。
特許権の存続期間は薬品の場合、原則として特許出願日から20年。
この間、必要な患者さんにとっては、いくら高額であろうと、
このメーカーの薬しか選択の余地はありません。

特許権が切れた後は、自由競争です。 すでに安全性・有効性は実証済み
なので、後から同じ成分で作る別の製薬会社は、その開発費がかかりません。 
それゆえ値段をおさえて価格設定できます。
医師の処方する“後から組”の医療用医薬品をジェネリック薬品と言います。

なるほど、私の使っていた目薬も特許権が切れたんですね。
もともと、それほど高い目薬じゃなかったけど、安くすむのは歓迎です。
患者も、費用を負担する健保組合も助かります。

“後から組”のメーカーさんは安全なジェネリック薬品を安く販売してね。
“最初”のメーカーさんは、元を取ったら、値段を下げてね。



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2 コメント

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聞いたことあるね (ゴン)
2013-05-27 10:27:16
ジェネリック薬品、
まだ使ったことはないけれど、
健保組合でおすすめしていました
病院にかかったら、今度薬はジェネリックでと
言ってみようと思います

返信する
そうらしいね。 (ふーちゃん)
2013-05-27 13:39:14
どこの健保も財政難で、なるべく安い薬を使ってほしいらしい。
あえて医者は薦めてこないけど、処方箋に”ジェネリックを使わない”
という欄があり、そこに医師がサインしないかぎり、
調剤薬局で変更可能なんだって。
返信する

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