何年も前に、友人のワンコが描いてくた絵手紙は
マイルームの机の横が定位置です。
まん丸の顔の笑顔を見ていると、自然と私の顔もほころびますし
「今日も一日いい日に決まってる」の言葉に
「だよね」と返事をしたくなります。
先日読んだ小説は、瀬尾まいこ著「強運の持ち主」。
主人公は
上司と折り合いが悪かった会社の営業職から、占い師に転職した若い女性です。
「おしゃべり好きなあなたなら簡単! わずらわしい人間関係もなし」
の募集広告に魅かれたのが、きっかけです。
コンセプトは
「大事なのは正しく占うことではなく、相手の背中を押すこと」
お客さんの人生を後押しする、ほのぼのとしたストーリーでした。
「私も占い師の仕事をしてみたいな」
と憧れてしまいました。
数年前に、一度だけ代金を払って占ってもらったことがあります。
悩みはなかったのですが、値段が安く興味が沸いたからです。
冷やかし半分だったので、自分からはあまり情報を提供しませんでした。
訳知り顔で私の性格を当てようとする占い師さんが言うには
「あなたは、職場でも自分の言いたい事を言えないタイプなのね。我慢しないで少しずつでも主張していくといいわ」
私の外見は、小柄でポッチャリ色白。
顔のパーツはそれぞれに小さいので、派手な印象ではないでしょう。
しかし、言いたいことを我慢するタイプではありません。
私 「そんなことは、ないかな」
小説によれば、外れた時の常套句の
「あなたが気付いていないだけかも、しれないわよ」
と、言われた気がします。
お恥ずかしい話ですが
時給の休日手当が30円から20円に減っているのに気付いた時、すぐにオーナーに談判に行きました。
パート全員の休日手当が元に戻されたのは、私のお陰と自負しています。
もし第一印象通りの大人しいタイプだったなら、占い師さんの言葉を感慨深かく受け取ったことでしょう。
「fortune teller」(フォーチュンテラー)・・・占い師
「fortune telling」(フォーチュンテリング)・・・占い