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さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

モミジの実

2013-06-05 22:41:14 | 樹木

*2013年6月5日撮影

 カエデのなかで、いわゆるモミジ葉のものをモミジといいますが、一般的にイロハモミジ、オオモミジ、ヤマモミジの三種をさすものとされています。
 なかでもイロハモミジが代表種でしょう。いろはにほへとと数えて、葉の裂片が七つであることが命名の由来であるとか。
 
 これはイロハモミジではないかと思っていますが、とても美しい赤い実が新緑に映えています。
 この赤い実は、花が終わって実になったときから赤くて、冬になって茶色に枯れて落ちるまで赤いのです。





*2013年6月5日撮影

 この木もイロハモミジではないかと、私は思っていますが、実の色は薄くてピンク色です。
 それに、実が上に向かって突き出しているところも、ちょっと違います。
 木によって個性があるのか、それとも品種が違うのか、私にはわかりません。
 モミジは園芸種として様々な品種が生まれているので、なかなか難しい世界でもあるのです。
 それはともかくとして、この実の色もとても美しいと思います。




*2013年5月21日撮影

 これは明らかにイロハモミジではありません。オオモミジなのかというとちょっと疑問です。別の種類のカエデかもしれません。
 実は緑色ですが、葉は赤い色をしています。この取り合わせもいいものです。
 
 モミジの紅葉が赤や黄色なのは誰もが知っていますが、実は春の若葉も赤いものが多いのです。
 若葉の色も千差万別です。
 ごく初期だけ赤くてすぐに緑に変わるものは、木の大部分が緑の葉でも先の方だけが赤い葉という姿になります。
 かなり長く、初夏のころまで葉が赤いものは、木全体が赤くてやがて緑に変わります。
 色が変わらずに最初から最後まで赤い葉のものもあります。
 みな秋には紅葉しやがて枯れて落ちてしまいます。

 モミジの春の葉の色は、もっと注目されてしかるべきだと思います。
 そして、実の色にも注目すると、美しい出会いが待っています。