
*2013年6月5日撮影
カエデのなかで、いわゆるモミジ葉のものをモミジといいますが、一般的にイロハモミジ、オオモミジ、ヤマモミジの三種をさすものとされています。
なかでもイロハモミジが代表種でしょう。いろはにほへとと数えて、葉の裂片が七つであることが命名の由来であるとか。
これはイロハモミジではないかと思っていますが、とても美しい赤い実が新緑に映えています。
この赤い実は、花が終わって実になったときから赤くて、冬になって茶色に枯れて落ちるまで赤いのです。

*2013年6月5日撮影
この木もイロハモミジではないかと、私は思っていますが、実の色は薄くてピンク色です。
それに、実が上に向かって突き出しているところも、ちょっと違います。
木によって個性があるのか、それとも品種が違うのか、私にはわかりません。
モミジは園芸種として様々な品種が生まれているので、なかなか難しい世界でもあるのです。
それはともかくとして、この実の色もとても美しいと思います。

*2013年5月21日撮影
これは明らかにイロハモミジではありません。オオモミジなのかというとちょっと疑問です。別の種類のカエデかもしれません。
実は緑色ですが、葉は赤い色をしています。この取り合わせもいいものです。
モミジの紅葉が赤や黄色なのは誰もが知っていますが、実は春の若葉も赤いものが多いのです。
若葉の色も千差万別です。
ごく初期だけ赤くてすぐに緑に変わるものは、木の大部分が緑の葉でも先の方だけが赤い葉という姿になります。
かなり長く、初夏のころまで葉が赤いものは、木全体が赤くてやがて緑に変わります。
色が変わらずに最初から最後まで赤い葉のものもあります。
みな秋には紅葉しやがて枯れて落ちてしまいます。
モミジの春の葉の色は、もっと注目されてしかるべきだと思います。
そして、実の色にも注目すると、美しい出会いが待っています。