さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

オオハナワラビ

2016-10-27 22:18:45 | 草花

*2016年10月27日撮影

 今日はいちおう晴れてはいましたが、風の強い寒い1日でした。

 今日の写真はオオハナワラビ(?)というシダ植物です。
 秋に花のような「胞子葉」が黄色く熟します。なかなか面白い姿をしています。
 根元の方に葉の形をした「栄養葉」がつきます。
 根元の方に本来の茎があり、二つに枝分かれして、ひとつが栄養葉にもうひとつが胞子葉になります。
 だから葉のようなものも、一本にひとつしかつきません。





*2016年9月30日撮影

 樹木の下、あまり日当たりの良くないところに生えています。
 どちらかといえば西日本に多い植物らしくて、東北では珍しいのかもしれません。
 東北地方にも比較的多いフユノハナワラビや、北海道や東北に分布するエゾフユノハナワラビである可能性もあります。
 これらは区別が困難なので、オオハナワラビとはしていますが(?)付きです。
 シダ植物のハナワラビ類にはかなり種類が多く、識別も難しいということになっています。





*2016年8月31日撮影

 まだ夏の頃のオオハナワラビ(?)の姿です。
 胞子葉がこれから伸びようとしているところです。
 栄養葉もそれなりに広がっているようです。
 胞子葉の姿が食べられそうに見えますが、どうなのでしょうか。
 

ホトトギス(花)

2016-10-26 22:04:28 | 草花

*2016年10月26日撮影

 今日は暖かい1日でした。昼頃は暑いと思うほどでした。
 でも明日からはまた寒さが復活するそうです。

 ホトトギスといえば春夏に高原で「東京特許許可局」と鳴いている野鳥を思いますが、今日のは花のホトトギスです。
 花の点々模様が、鳥のホトトギスの胸の模様に似ているというので命名されたとか。
 模様が似ているかどうかは少し疑問ですが、日陰に咲いているので華やかというよりはちょっとギョッとする印象もあります。





*2016年10月22日撮影

 鳥のホトトギスは「不如帰」と書くのが普通ですが、花の方は「杜鵑草」と書きます。
 じつは「杜鵑」も鳥のホトトギスの表記の一種で、このほかに「子規」「杜宇」「蜀魂」などの表記があり、中国での鳥のホトトギスに対するいろいろな呼び名が元になっているようです。
 花の方には「草」がついているので、親切というか分りやすというか。





*2016年10月20日撮影

 ホトトギスの野生種は関西方面に多いらしく、東北ではめったに見ないようです。
 咲いているのはみな庭などに植えられたもので、園芸種だと思います。
 ホトトギスの園芸種はこれまた大変種類が多いらしくて、世界中で人気の花の一つなのですね。
 この写真のホトトギスも、上の二枚の写真とは雰囲気が違います。
 たぶん種類が違うのだと思います。

エナガ

2016-10-25 22:08:16 | 

*2016年10月25日撮影

 昨日も今日も秋晴れでしたが、今日は夕方から雨模様になりました。
 今日はいちだんと冷え込み、とうとう暖房をつける季節になりました。

 今日はエナガの群れに出会いました。
 生きたぬいぐるみ、とも言われる可愛いエナガですが、動きがとても早くて木の枝のあちこちを飛び回ったと思うと、あっというまに飛び去ってしまいます。
 そんなわけで、遠くて小さい写真ばかりですが、ごらんください。





*2016年10月25日撮影

 エナガは高い山の森の中に住んでいますが、秋冬には里の木の多いところに降りてきます。
 それで、会津の鶴ヶ城公園でもときおり見ることができるというわけです。





*2016年10月25日撮影

 正面から見たので、丸い白いダルマのように見えるエナガです。
 こういう姿もかわいいものです。
 ごく小さくしか撮れなかったのが残念です。





*2016年10月25日撮影

 これはまたいちだんと小さい写真ですが、想像力で補って見ていただければと思います。

 可愛いエナガとはいえ、実物を見て「可愛い」を実感することは難しいものです。
 近寄って見ることは不可能ですし、ちょこまかと飛び回るので、その姿をよく見ることもできません。
 双眼鏡でうまく追いかけられればしっかり観察できるとは思いますが、写真を見るのが一番のようです。

伝書バト

2016-10-22 22:10:18 | 

*2016年10月22日撮影

 寒くなってきて秋も深まってきました。
 朝はもちろん日中もあまり暖かくはなりません。

 さて、今日は伝書バトです。
 ちょっとした石垣の上にちょこんと座って、まるで猫のように見えたので、思わずシャッターを切ってしまいました。





*2016年10月22日撮影

 神社や公園などにいるドバトのような色合いのハトですが、足輪をはめているので伝書バトに違いありません。
 ドバトというのはもとは伝書バトだったものが野生化したものとされているので、似ていても不思議はありません。
 帰還中の一休みでしょうか、人が近づいても逃げる様子もなく猫が座っているようなたたずまいでした。





*2016年10月22日撮影

 失敗した記念写真のように、目をつぶってしまいました。
 鳥にはまぶたがないかわりに、瞬膜というものが目を保護しています。
 鳥もけっこう瞬き(?)をしますが、まぶたではなく瞬膜をとじます。
 瞬膜は名前のとおり瞬間的に動くので、普通肉眼で見ていてはあまり気がつきません。
 写真に撮るとこのように写ってしまうことが、ままあります。

昼の月

2016-10-21 22:31:17 | 

*2016年10月21日撮影

 朝は冷え込むようになりました。日中は暖かくなりますが。
 朝の9時ごろ、青空に浮かぶ月を撮りました。
 満月を過ぎるとだんだん月が昼間も残るようになってきます。
 夜の月も、昼の月も、それぞれの風情があって、つい写真を撮ってしまいます。





*2016年10月21日撮影

 夜明けの頃の月は、残月とか有明の月とかいい名前がいろいろありますが、朝とはいえ青空になってからの白い月は、「昼の月」以外に呼びようがないようです。
 なにかもっといい名前を考えたいものです。