さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ヒヨドリ

2013-04-25 22:17:29 | 

*2013年4月25日撮影

 桜の花に埋もれているヒヨドリです。
 花との取り合わせとしては美しくはないのですが、お許しを。
 ヒヨドリは一年中ふつうに見られる鳥で、スズメやカラスと同じようにおなじみの鳥になりつつあります。
 本来は寒地の山に住み、秋になると里におりてくる鳥でした。もっと以前には北海道以北で繁殖し、秋冬に越冬のために渡ってくる渡り鳥だったという解説もあります。
 生息域を広げることで生き延びてきたヒヨドリは、ほぼ日本固有種。もっと親しむべき鳥ですが、鳴き声がうるさいとか、姿が美しくないとか、嫌われ者になっています。





*2013年4月25日撮影

 ヒヨドリが桜の花に群れるのは、花の蜜を吸うため。
 ときにはつぼみや花そのものを食べることもあるようです。
 花にクチバシをつっこむためには、逆さまになろうが身体をねじろうが気にしません。それでさまざまなアクロバチックな姿を見ることができます。





*2013年4月25日撮影

 細い枝に飛び移りながら花をめざすので、ときにはバランスを崩します。羽を広げてバランスをとりながら、首をのばしてクチバシは花へ。
 なかなか忙しいヒヨドリですが、生きるための必死の姿なのです。

カタクリ

2013-04-24 20:56:45 | 草花

*2013年4月18日撮影

 鶴ヶ城公園の中のあまり人が立ち入らない場所に、カタクリの花が咲いています。
 でも、あまりいい写真が撮れなかったので、お見せするのは先週フクジュソウを見に行ったとき咲いていたカタクリです。
 
 以前アズマイチゲを紹介したとき、スプリング・エフェメラルという話をしました。
 日本語では春植物というらしいのですが、ようするに春にだけ姿を見せる植物です。春に茎をのばして葉を広げ、花を咲かせ、夏には枯れてしまう花たち。
 アズマイチゲだけでなく、これまで私がとりあげた花では、キバナノアマナもフクジュソウもスプリング・エフェメラルです。
 そしてカタクリもまたその仲間です。

 カタクリもフクジュソウと同じく、花を付けるまでには7~8年かかるのだそうです。
 カタクリの群生を守るためには、なによりも人が踏み込まないことが肝要のようです。





*2013年4月18日撮影

 カタクリの群生が見られる場所が、福島県内にはたくさんあります。
 場所にもよるでしょうが、おおむね今ごろが見頃ではないかと思います。
 下にメモを載せますので、見に行ける人はぜひどうぞ。


*福島県内のカタクリ群生地(それぞれのサイトにリンクしているわけではありません。くわしくは各自お調べください。)
 ○福島市近辺――――土湯温泉の仁田沼
 ○郡山市近辺――――三春町のカタクリの里
 ○白河市近辺――――関の森公園
 ○会津地方―――――三島町の大林ふるさと公園、喜多方市高郷町の鳥屋山登山道
 ○南会津地方――――只見町の蒲生カタクリ公園

オオルリ

2013-04-23 22:03:37 | 

*2013年4月23日撮影

 桜の花と青い鳥。美しい取り合わせに出会いました。
 オオルリも4月になるとやってくる夏鳥です。子育てをしてから冬は南の国で過ごします。
 腹は白く、背は青紫というのか名前の通り瑠璃色というのか、濃い青で、なんともいえないいい色をしています。
 もっともこの美しい色は雄だけで、雌は地味な色をしています。





*2013年4月23日撮影

 若葉の薄緑のむこうに、鮮やかなオオルリです。
 こちらのほうが色がよく出ていると思います。少し首をかしげています。
 なかなか出会えないオオルリを見て、今日も幸せな一日でした。

サクラ 咲きました鶴ヶ城公園の桜

2013-04-22 23:00:12 | 樹木

*2013年4月20日撮影

 鶴ヶ城公園の桜が咲きました。先週末にはもう見頃になりましたが、きのう日曜日には雪が降ってびっくり。
 今日も時々雨が落ちる天気でしたが、ぱっと日差しが戻るときもあって、桜の花を楽しむことができました。
 どれが何という桜かは私には分かりませんが、色々な種類の花をごらんいただきます。
 年に一度の花の姿の雰囲気を、感じ取っていただければと思います。





*2013年4月22日撮影

 堂々たる大木の桜です。





*2013年4月22日撮影

 こちらはそんなに大きくはないですが、石垣の上に立つ桜です。
 青空に映えています。





*2013年4月20日撮影

 花のアップの写真です。
 すでに葉が出ているので、山桜の仲間でしょうか。





*2013年4月20日撮影

 最後は、白とピンクの色の対比が美しい風景です。どちらの色の花も桜です。

 

フクジュソウ

2013-04-19 21:32:34 | 草花

*2013年4月18日撮影

 今日はおもいきり寒い一日でしたが、昨日は暖かくていい一日でした。
 ちょっと遠出をしてフクジュソウを見てきました。喜多方市山都町の沼の平というところで「福寿草まつり」が開催中なのです。
 今年は雪が深かったので予定より遅く始めた「福寿草まつり」ですが、思ったより開花は早くて、もう花が終わってしまったものもありました。

 春を告げるフクジュソウは黄金色の花が美しく輝いて、実に見事です。





*2013年4月18日撮影

 野生のフクジュソウの種がこぼれ、芽を出して、増えていく。その生育環境を守るために、地元の皆さんが力をつくしています。
 写真の左の下の隅に小さなフクジュソウが写っています。このくらいになるのに3 年もかかるのだそうです。花を付けるまでには7~8年かかるという話に驚きます。





*2013年4月18日撮影

 花の盛りを過ぎてから行ったために、フクジュソウの実を見ることができました。丸いイガイガの実は初めて見ました。
 なかなか面白いものです。