さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ウメ

2015-03-31 22:18:20 | 樹木

*2015年3月31日撮影

 ずいぶん久しぶりになってしまいました。
 不順な天候が続いた3月は、散歩も思うにまかせず日が過ぎました。

 数日前からいきなり春の陽気がやってきて、暖かい日が続いています。
 久しぶりに鶴ヶ城公園に出かけたら梅が咲き始めているのを見つけました。
 東京は桜が満開だそうですが、会津にもほどなく花の季節が到来しそうです。

 私の好きな紅梅はまだつぼみで、咲いているのは白い梅でした。
 八重咲きの梅の花です。





*2015年3月31日撮影

 八重咲きの梅の花。
 鶴ヶ城公園で一番先に咲くサンシュユと並んで咲いていました。





*2015年3月31日撮影

 これは別の白梅。
 まだほんの咲き始めですが、梅が咲くのは春のあかし。
 地面に張り付いている小さな草花たちとはまた別の心おどる嬉しさがあります。

 やがて桜が咲けば春本番。
 楽しみです。

春を告げる草花たち

2015-03-17 22:13:09 | 草花

*2015年3月17日撮影

 本当に久しぶりに春らしい陽気になりました。
 それでも先週降った雪がまだ野原を覆っていて、春の花どころではありません。
 雪が消えて草の見えるところをあちこちさがして、地面に張り付いているような花たちをようやく発見しました。
 今年はじめて出会った、春を告げる花たちです。

 最初の写真はハコベです。
 深く切れ込んだVサインのような花びらが5組、丸く咲く白い花。
 ごくごく小さい花ですが、最盛期には広い範囲を埋め尽くすように咲きます。





*2015年3月17日撮影

 そして何と言っても早春の花を代表するオオイヌノフグリ。
 まだまだほんの咲き始めで目立ちませんが、これからたくさん咲くようになると目を奪う美しい眺めになります。
 小さい花だけれど、瑠璃色(るりいろ)と表現される花の色は他にはない色合いで心ひかれます。





*2015年3月17日撮影

 これはちょっとびっくりのセイヨウタンポポです。
 いくらなんでも早すぎるだろ、と言いたいのですが、花自体は大きくて貫禄十分。
 ただし茎はほとんど無くて、花が地面にくっついている感じ。
 こういうたくましさがセイヨウタンポポなのでしょうね。





*2015年3月17日撮影

 さて最後はタネツケバナ。
 こんな小さいタネツケバナは初めて見ました。
 花そのものは白い十字形の立派なタネツケバナの花ですが、茎はほんの数cmしかありません。
 タネツケバナも最盛期には草丈は30cmほどになり、白い花が野原を埋め尽くして咲きます。
 遠くから見るとハコベと区別がつきませんが、花の形をよくよく見れば区別がつきます。

 春の花たちの咲き始めの姿に出会えました。
 雪が残っているなかに、もう春だと告げてくれている花の姿はうれしいものです。

つらら

2015-03-15 22:50:51 | 風景

*2015年3月15日撮影

 3月だというのに先週はあっと驚くドカ雪が降りました。
 4、5日降り続いて60cmほども積もったでしょうか。まるで12月頃の雪の降り始めの季節のようでした。
 今日になってようやく青空が戻ってきました。

 そんなわけで今年はたぶん見納めになるだろう、つららです。
 茅葺屋根に細いつららがたくさん下がっていました。





*2015年3月15日撮影

 屋根も含めてこんな感じになっています。
 屋根に積もった雪もたぶん明日はなくなっていると思います。
 もう季節は春ですから。





*2015年1月21日撮影

 これはまだ真冬のときの同じ屋根のつららです。
 いまよりもっとたくさんつららが下がっていました。
 キラキラ輝いてとても美しいのです。





*2015年1月28日撮影

 これも真冬の1月に撮影した、ちょっと変わったつららです。
 桜の木の樹皮から水が染み出してつららになっているのです。
 オレンジ色の、ちょっと不気味な色をしています。

 この冬最後の寒い写真でした。
 次からは、春を感じられる写真にしたいと思います。

マヒワ

2015-03-05 21:57:01 | 

*2015年3月5日撮影

 いつのまにか3月になって、ひな祭りも過ぎてしまいました。
 それでも寒さが続いていて、ときおり雪がちらつく日々です。
 けれども地面に積もった雪は目に見えて消えて、小さな草の張り付いた土が見えてきました。うれしいものです。

 ときおり晴れ間がのぞいたきょうは、マヒワの集団に出会いました。
 マヒワは黄色い小鳥を代表する鳥で、冬に渡ってくる冬鳥です。

 この写真はマヒワの雄。
 頭が黒くて体の黄色が鮮明です。





*2015年3月5日撮影

 スギの花に群がっているマヒワの一羽。
 これは雌だと思います。黄色い色が薄くて、頭も黒くありません。
 右下に体だけ見えているマヒワは雄のようです。

 マヒワはスギの実が好物のようです。
 写真にたくさん写っている雄花も食べるようですが、それよりも茶色くなった球果のなかに残っている種子を食べているようです。
 




*2015年3月3日撮影

 マヒワはスギの木に群がっていますが、人が来たりカラスなどの大型の鳥が来たりすると、一斉に近くの別な木に避難します。
 しばらく様子をみてからまたスギの木に戻るのですが、これは避難先のキリの枝にとまっているマヒワです。
 飛び立ったマヒワが透明っぽく写っていて、おもしろいと思います。





*2015年3月3日撮影

 スギの木の下に落ちている種子をめあてに、地面にも群がっているマヒワです。
 スギの種子はずいぶんたくさん落ちているようで、マヒワは長い間食べ続けています。
 昨年の秋に熟した種子が、球果から吐き出されて落ちているわけです。