*2022年10月15日撮影
10月になったらいきなり寒くなって、もう冬のようです。
暖房が欠かせなくなってしまいました。ちょっと早すぎではないかとも思いますが、仕方ありません。
昨日今日と久しぶりに晴れ間がありました。
発見したのはハッカハムシです。
見た目はよく見かけるヨモギハムシに似ていますが、背中(前翅)にぶつぶつの模様があるのがハッカハムシです。
名前の通りハッカ類の葉を食べます。ハッカやミントなどシソ科のハーブ類が好みのようです。
雄が交尾しようと雌にせまっています。
当然、上にいるほうが雄だと思います。
個別には判別がつきません。
*2022年10月14日撮影
ハッカハムシの色は金銅色と表現されます。
個体によって微妙に色が違うし、光の当たり加減でもずいぶん違って見えます。
列状斑紋とよばれる、黒丸が縦に並んだ模様が特徴です。
黒丸の大きさはそれぞれかなり違っていて、それほど規則的には見えません。
注目すべきは黒丸模様の下地になっている翅全体に小さな点々模様があることです。
点刻と表現されますが、この点刻があることによって、きらきらと輝く美しさが生まれています。
*2022年10月14日撮影
これは交尾中のカップル。
最初の写真とは別の2匹です。
*2022年9月29日撮影
この草はミントの仲間だと思います。
ハッカハムシが葉を食べています。
食べたあとが丸くえぐれていて、かなり食べたことが分かります。
ハムシ(葉虫)というのは植物の葉を食料にし、葉に依存して生きている小さな虫たちです。
それぞれ好みの植物が決まっていて、〇〇ハムシというように名前がつきます。
〇〇には植物名が入るわけです。ヨモギハムシとかクルミハムシとかヤナギハムシとか。
*2022年9月10日撮影
ハッカハムシの色は金銅色と言われますが、この写真のようにかなり黒っぽい個体もいます。
まれに青い個体もいるそうなので、いつか見たいものです。
それで、この黒っぽいハッカハムシの背中というか前翅の輝きを見て欲しいのです。
まるで宇宙の星々のようにきらめいています。
よく伝わらなかったら、私の写真のできが悪いせいで、申し訳ありません。
こんな小さな虫だけれど、この宇宙の美しさを全身で表現していると思うと、じつに感動的です。
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