さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

フクロウ

2018-08-30 22:13:02 | 

*2018年8月30日撮影

 長いこと降らなかった雨が少しずつ降るようになって、一週間ほどになります。
 待ち望んだ雨なのに、もっとまとまって降ってほしいと思うほど、ちょっとずつしか降りません。
 気温も相変わらず暑いですが、少しは過ごしやすくなってきたようです。

 雨の合間に出かける会津の鶴ヶ城公園で、今日はフクロウに遭遇しました。
 フクロウがいるという話はときおり聞いていたのですが、あまり信用してはいませんでした。
 それがこうして出会って見れば、疑う余地はありません。いままで見つけられなかったのは、私の目が悪いせいということになります。





*2018年8月30日撮影

 フクロウは独特の姿をしていてたいへん人気のある鳥です。
 森林に住む肉食の鳥で主に夜間に活動するので、日中目にすることは珍しいということになります。
 ただ日中は枝にとまったりして、じっと動かないことが多く、みつけることができれば撮影は楽です。
 驚かさないように距離をとりながら、撮らせてもらいました。

 森というほど樹木が多いわけではない鶴ヶ城公園で生活するのはたいへんではないか。
 たまたま近くの山からやってきただけなのでは。
 などなど、いろいろなことを考えさせられる、フクロウの表情です。

 

ヒシ

2018-08-23 22:38:04 | 草花

*2081年8月23日撮影

 今日も異常な暑さで、気温は38℃を超えたようです。
 こんな日に出かけるのは考えものですが、朝早めに散歩に出ました。

 会津の鶴ヶ城のお堀にはヒシがたくさん生えています。
 そのヒシに花が咲いています。
 よくよく見ないとわからない、小さな白い花です。よくみると清楚な感じの、いい花です。





*2018年8月21日撮影

 中央に写っている白いものは、もう終わった花でしょうか。
 その白い花のようなものの手前に黒い実が写っています。
 ヒシの実です。
 この写真の実は左右に鋭いトゲを張り出しています。
 普通はこのように2本のトゲなのですが、オニビシとかヒメビシとかという種類のヒシは4本のトゲのある実をつけます。
 この4本トゲのヒシの実が、忍者の使うマキビシに用いられました。
 形を似せて鉄で作ったのが鉄ビシというわけです。

 ヒシの実は食用にして美味しいのだそうです。





*2018年8月21日撮影

 もういちど、ヒシの花です。
 花の中心部が見える写真を選んだのですが、なにぶん小さい花なので、分かってもらえるでしょうか。
 
 ヒシも場所によってはものすごく繁殖して、葉が巨大化して盛り上がっています。
 そしてこうなったところはもう枯れ始めていて、やがて秋から冬にかけてすっかり姿を消します。
 来年の春になると、また小さな葉を水面にのぞかせるところから始まります。
 命の不思議です。





ソウギョ

2018-08-22 22:05:04 | 

*2018年8月22日撮影

 お盆が過ぎたら急に寒くなった、などと言っていたら、猛暑が帰って来ました。
 今日は36℃越えの気温でもういい加減にしてくれといいたいけれど、もうしばらく暑さが続くようです。

 会津の鶴ヶ城のお堀にはあたりまえですが、さまざまな魚が住んでいます。
 これまで魚類はほとんど取り上げてこなかったので、魚を紹介しようと思います。
 やっぱり始めは、鶴ヶ城名物のひとつでもある、巨大魚を見ていただきたいと思います。

 観光に来た皆さんが見てびっくりする大きさの魚。





*2018年8月22日撮影

 ゆうゆうと泳ぐ姿を後ろから撮った写真です。
 体の太さが見て取れます。なかなかの迫力です。

 多くの人が「すごいコイだ!」と言ってびっくりします。
 すると、物知りのおじさんが寄って来て「あれはね、コイではなくてソウギョと言うんだよ。中国から来た外来種だよ。」
 と解説してくれます。





*2018年8月20日撮影

 巨大なソウギョの周りにいるのはコイです。
 コイも50cmクラスの大きなコイなので、ソウギョの大きさは2m近いかも。

 ソウギョは水草を食べるところから「草魚」と書き、中国では一般的に食用にされる魚です。
 日本には食用として持ち込まれたようですが、水草の繁茂を抑える目的で河川や湖沼に放流されたこともあるようです。
 現在では生態系に悪影響を与えることの方が多いとされていて、故意に放流されることは少なくなったと言われます。

 そのソウギョがなぜ鶴ヶ城のお堀にいるのか、おおいに疑問です。





*2018年6月29日撮影

 ソウギョとコイ。
 コイに比較して、ソウギョの迫力はすごいですね。

 鶴ヶ城のお堀にこの巨大ソウギョ以外にもソウギョがいるのか、そもそも巨大ソウギョはこの1匹だけなのか、疑問はつきませんがそれはおいおい観察をしていきたいと思います。

オオニシキソウ

2018-08-20 21:09:42 | 草花

*2018年8月19日撮影

 お盆が過ぎたら急に朝晩が寒くなって、妙な夏です。
 日中はそれなりに33℃越えのの気温だったりするので、温度差が激しくて危険です。

 空き地に生えている雑草。
 ニシキソウだと思って撮影していましたが、どうもオオニシキソウのように思います。
 ニシキソウは在来種ですが、よく似たコニシキソウやオオニシキソウは外来種で、おおいにはびこっています。





*2018年8月17日撮影

 これも花のアップです。
 ニシキソウは地面を這いますが、この花は立ち上がっているのでオオニシキソウだとしました。
 花と一緒に実がついているのも見えると思います。
 
 ニシキソウは「錦草」と書きます。
 茎の赤と葉の緑の取り合わせを「錦」に例えたとされています。
 目立つ2色の組み合わせから「二色草」と呼ばれていたものが、「錦草」と誤記されて定着してしまったという説もあります。





*2018年8月19日撮影

 地面から立ち上がっている姿は、このようになっています。





*2018年8月17日撮影

 もうひとつ、地面から立ち上がっているオオニシキソウの姿。
 なかなか大きくて、高さは30cm以上になっているようです。
 こうしてみるとそれなりに存在感があるのですが、雑草と呼ばれる草の常で目立つことはなく、人々に踏みつけられながら生きています。
 
 
 

ゴイサギ

2018-08-10 22:10:19 | 

*2018年8月10日撮影

 今週は台風13号が来るというので、猛暑は一休み、雨模様の日々でした。
 ただ雨はさほど降らず、この夏の水不足はますます深刻になりつつあります。
 台風が去った今日は曇り空でしたが、猛暑が戻って来ました。

 会津の鶴ヶ城公園にはゴイサギが住み着いています。
 今日はどうしたのかさかんに空を飛び交っていました。
 なので、飛んでいるゴイサギの写真をごらんください。





*2018年8月10日撮影

 まだ子供のうちのゴイサギは、茶色い体に白い斑点が目立つ、ホシゴイと呼ばれる状態にあります。
 その子供のゴイサギが飛んでいる姿がこれです。
 子供のゴイサギが成鳥になるまでには、4年はかかると言われています。
 




*2018年8月10日撮影

 成鳥になると白と黒の美しい姿になります。
 成鳥のゴイサギが飛んでいる姿です。
 逆光なので全体が黒っぽく見えますが、翼も実際には灰色で黒いわけではありません。





*2018年8月10日撮影

 成鳥が2羽飛んでいます。
 翼の裏はどうしても黒く写ってしまいますが、灰色だと思って見てください。





*2018年4月27日撮影
 
 成鳥がケヤキの葉の間から姿を見せたところです。
 今年の春の写真です。

 ゴイサギはいつも見ているので、珍しくはないのですが、いつ見ても妙にかわいいと思うのです。