さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

アオゲラ

2017-02-18 22:04:36 | 

*2017年2月18日撮影

 今日は一日中曇り空でしたが、冷え込むこともなく雪も降らずに過ぎました。

 さて、この冬よく見かける鳥にアオゲラを追加します。
 今日もアオゲラに出会って来ました。





*2017年2月18日撮影

 枝の向こうで風に吹かれているアオゲラ。

 アオゲラは日本固有種です。日本の本州にのみ生息しています。
 北海道にはよく似たヤマゲラがいますが、ヤマゲラはアジアからヨーロッパまで広く分布しています。
 なので世界的に見れば、アオゲラはきわめて貴重なキツツキなのです。





*2017年2月12日撮影

 もちろんアオゲラは一年中いるわけですが、秋冬は特に目につきます。
 樹木に葉がなくなって目立つせいでしょうか。
 これは枝垂れ柳の幹にとまっているアオゲラです。





*2017年1月22日撮影

 アオゲラが首を回して妙なポーズで木をつついています。
 この木は桜だと思います。
 アオゲラの食べるものは樹木の皮の下などにいる虫ですが、特に蟻が好物なのだそうです。
 蟻がいれば木の幹だけでなく、地上に降りて地面をつつくこともあるのだとか。
 もちろん身の安全が最優先なのでそういう光景を見ることは難しいのでしょうが、いつか見てみたい気もします。

冬枯れのヨシ

2017-02-17 21:56:45 | 草花

*2017年2月17日撮影

 朝は濃いもやにおおわれていましたが、9時ごろから晴れて来て、気温も上がりました。
 ところが昼頃から急に雨になり、夜になっても雨です。
 
 朝は冷え込んだとみえて、草や木の枝などに霧氷が発生しました。
 樹木の細かな枝にもちりちりと氷が光っていました。
 今日の写真は、細かな氷で縁取られて美しく光る、冬枯れのヨシです。





*2017年2月17日撮影

 ヨシはもう穂を小鳥たちに食べ尽くされて、いくらも残っていません。
 雪で倒れてしまっているものも多くて、今が一番寂しい風景かもしれません。





*2017年2月17日撮影

 これはまだかなり茂っているヨシの原です。
 穂が凍っているのが分かるでしょうか。

 ヨシは冬の間、雪に倒されたりしながらも、小鳥たちに食料を提供しながら種子を拡散します。
 でも、春になってみごとに立ち上がってくるのは、地中に残る根から再生するのです。
 今は枯れ野原でも、春から夏にかけて、すごい勢いで伸びていく生命力はすごいものです。

ノスリ

2017-02-16 22:18:58 | 

*2017年2月16日撮影

 今日はお昼頃から晴れて来て、暖かい晴天になりました。
 このまま春になってほしいと思う1日でした。

 電柱の上にノスリを発見。
 今年は街中で見かけることが多いノスリです。





*2017年2月5日撮影

 住宅街の屋根の上を飛ぶノスリ。
 遠くて、ようやくこの程度の写真です。

 ノスリは北海道や北日本の高山帯などで繁殖する留鳥ですが、冬は低地にもやって来ます。
 タカ科の猛禽でネズミや小鳥、爬虫類などを捕食します。
 タカ科の中では小さい方で、カラスとほぼ同じぐらいの大きさです。





*2017年2月3日撮影

 会津の鶴ヶ城公園の松の枝にとまるノスリ。
 込み入った枝の向こうからこちらを睨んでいますが、写真が小さくて目線は分からないかもしれませんね。
 あまり頻繁には見かけませんが、時々はきりりとした姿を見せるノスリでした。

トラノオシダ

2017-02-15 22:18:16 | 草花

*2017年2月15日撮影

 今日も雪が降ったり止んだり。
 朝天気が良かったので勇んで出かけたら、すぐに猛烈に雪が降って来て、あわてて帰宅するはめに。

 それでも少しは写真を撮ったので、その中からトラノオシダをご覧ください。
 シダ類といえば、ワラビやゼンマイのようなもの。
 冬には生えていないのかと思えば、鶴ヶ城の石垣に雪の下から生えているシダが、このトラノオシダです。
 一年中生えているのかもしれません。





*2017年2月14日撮影

 積もった雪の間から姿を見せているトラノオシダ。
 連なった葉の形が虎の尾を思わせるというのでトラノオシダになったようですが、シダ類はみなこのような葉をしていて、あまり説得力はありません。
 トラノオシダは小さくて、10cmから30cm程度。
 土手や石垣などによく生えるそうです。





*2017年2月14日撮影

 少し大きめに撮った写真です。
 葉の先が意外に丸い感じがして、全体的に柔らかい印象です。
 周りにあるコケとともに、雪があってもなくても、元気に生きてほしいと思います。

ウメノキゴケ

2017-02-14 22:37:51 | 苔など

*2017年2月14日撮影

 先週の月曜日(6日)は雨でしたが、その夜から雪になって、土曜日(11日)まで断続的に雪が降り続きました。
 世界は雪景色に逆戻りです。
 日曜(12日)になってようやく雪は一休みになり、今日火曜日は、待望の青空と暖かい日差しが戻ってきました。
 そうはいっても雪はいつでも降り出すので、春はまだ来ません。
 

 雪をかぶったサクラの古木はとても風情があります。
 幹の苔むした感じというのは、日本画などによく描かれるもの。
 今日は、このサクラの古木に張り付いている、コケを見ていただきます。
 幹に丸い薄緑色のものがぴちゃっと張り付いています。たくさん張り付くと隙間なく幹を覆うようになります。
 これはウメノキゴケといいます。コケの名がついていますがじつはコケではなく、地衣類という植物になります。





*2017年2月14日撮影

 ウメノキゴケは名前のとおり、ウメの木によく生えることが知られています。
 ウメの木だけでなくはなく、サクラをはじめとしたさまざまな樹木にも生え、さらに岩石にも生えます。
 会津の鶴ヶ城の石垣にもこのように張り付いています。





*2017年2月13日撮影

 サクラの古木に生えたウメノキゴケ。
 小さな葉のようなびろびろしたものが少しずつ生え広がっていくようです。
 サクラに限らずこうしたコケやキノコの類は、若い木には発生しないようです。
 コケやキノコが生えるのは、少し弱って来た古い樹木のようです。
 コケやキノコはさらに木を弱らせるのでしょうか。





*2016年2月13日撮影

 雪をかぶったサクラの太い枝が、びっしりとウメノキゴケに覆われています。

 ウメノキゴケは地衣類の中では最も知名度の高い植物なのですが、例によってウメノキゴケによく似た近縁の地衣類がたくさんあって、区別することはたいへん難しいとされています。
 とりあえず、そのように見えるものはみなウメノキゴケとして扱うことにします。





*2017年2月12日撮影

 雪がかなり多かった12日に撮影のサクラ。
 雪の風情といっしょに、ウメノキゴケの雰囲気も味わってください。
 サクラに生えるコケ類はたくさんあって、それぞれに独特の雰囲気を持っています。