さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ヒマワリ

2016-07-29 22:08:56 | 草花

*2016年7月29日撮影

 東北も梅雨明けとの発表があって、はれて真夏です。

 そこでおなじみのヒマワリです。
 独特の大きな花は夏を代表する花と言っていいでしょう。





*2016年7月22日撮影

 風の強い日に、風に向かって立つヒマワリ兄弟を撮影。
 なかなか雄々しく見えます。

 ヒマワリの花は太陽の位置を追って回るもの、と大抵の人が思っているようですが、じつはそんなことはまったくないのです。
 花の咲く前の若いヒマワリの先端の葉は、太陽の位置を追って回ることがあるそうですが、花が咲いたヒマワリが花の向きを変えることはありません。
 ただ基本的にヒマワリの花は東向きに咲きます。
 それで多くのヒマワリの花は同じ方を向いて咲いているので、太陽の方を向いているのだと勘違いされたのかもしれません。





*2016年7月22日撮影

 ヒマワリは北アメリカ原産と考えられています。
 野生種だけでも60種を数えるそうで、園芸種を加えたらどれほどの種類があるのか見当もつきません。

 よく知られているようにヒマワリの種子は食用になり、食用油が採れます。
 近年はガソリンに代わる燃料にする研究も盛んなようです。

 見る人の心をぱっと明るくするようなヒマワリの大きな花は、観賞用としてもいつまでも愛されることと思います。
 

ゴマダラカミキリ

2016-07-28 22:13:11 | 昆虫

*2016年7月28日撮影

 今日も曇りとはいえ日差しもけっこうあって、暑い1日でした。関東と同じく梅雨は明けたのではないかと思っています。

 さて、写真はゴマダラカミキリです。
 日本のカミキリムシの中では最もよく知られた虫とされています。
 ヨシの葉につかまって、バランスをとって静止しています。
 ヨシの葉は柔らかいので、少し風が吹くとカミキリムシごと倒れて揺れるので、つかまっている方も大変そうでした。
 それでもなぜかよそに飛んで行かず、この葉にとまっているゴマダラカミキリムシでした。





*2016年7月28日撮影

 ゴマダラカミキリは様々な樹木を食べて生きています。
 この葉はカワヤナギ類の葉で、ヤナギなども好みの樹木のようです。
 とくにみかん農家は、みかんの木に深刻な食害をもたらすゴマダラカミキリの駆除に苦労しているようです。

 カミキリムシは「髪切虫」と書きますが、由来はよく分かりません。
 ゴマダラは、見ての通りの模様です。





*2016年7月19日撮影

 バラの葉にとまっているゴマダラカミキリです。
 バラの木も食べるのでしょうか。

 ゴマダラカミキリをはじめカミキリムシ類はおおむね害虫とされていますが、一方昆虫好きの中では人気ナンバー1の虫でもあります。
 採取や飼育など、趣味でカミキリムシ類を研究している人はたいへん多いのだそうです。
 私は写真に撮るだけですが、飼いたいと思う気持ちも分かるような気がします。

クルマバナ

2016-07-26 22:19:08 | 草花

*2016年7月26日撮影

 今日は朝のうちは雨、その後はずっと曇り。
 曇り空のもとでもけっこう蒸し暑い1日でした。

 さて、写真はクルマバナです。
 丸い団子のような仮輪というものからまばらにピンクの花が咲きます。
 仮輪は数段間を空けてつくのですが、その姿を車輪に見立てて「車花」と名付けられました。





*2016年7月26日撮影

 全国的に、おもに山地の草原(くさはら)に生えます。
 トウバナの仲間で、トウバナによく似た花としても知られています。
 トウバナとは葉の形が違うと思っています。
 クルマバナの葉は細長くすっとのびていますが、トウバナの葉はもっと丸い印象があります。





*2016年7月26日撮影

 クルマバナは同じ場所にまとまって咲くことが多く、ピンク色の花は鮮やかでとても美しいと思います。
 草丈は20cmから80cmとされていますが、この写真のクルマバナは大きくてもせいぜい30cmくらいに見えます。
 場所によってはもっと大きくなるのだと思いますが、あまり大きくない方が風情があるのかも。

 

  

オオシオカラトンボ

2016-07-25 22:10:48 | 昆虫

*2016年7月25日撮影

 今日も暑い1日でしたが、明日からは雨模様の予報です。梅雨は明けません。

 オオシオカラトンボの姿がちらほら見えます。
 シオカラトンボに似ていますが、体が大きいというよりは全体に太い感じがします。
 目が黒いことや、翅の先にわずかな褐色紋があること、翅の基部に黒褐色斑があることなどが、シオカラトンボとの違いです。





*2017年7月25日撮影

 シオカラトンボと同じように、雄は青く雌は黄色です。
 雄の青はシオカラトンボより濃い色をしています。
 今年はまだ雌のオオシオカラトンボには出会えていません。

 主に水辺にいる、ごく一般的な日本のトンボです。

カワウソタケ

2016-07-24 21:49:43 | 

*2016年7月24日撮影

 今日も晴れましたが、風が爽やかでした。

 桜の古木に、ふとみるときのこがびっしり生えていてびっくり。
 すこし前までこんなきのこ無かったはずなのに。

 これはカワウソタケというきのこのようです。





*2016年7月24日撮影

 カワウソタケは桜の枯れた樹皮に生えるきのこで、サルノコシカケなどの仲間だそうです。
 どうしてカワウソタケというのかは分かりませんでしたが、このきのこが生えると木の内部が腐ってしまうのだとか。
 桜にとってはきわめて有害なきのことされています。

 たぶん若い桜にこのきのこが生えることはなく、枯れ始めた桜だから生えたのだと思います。
 そしてカワウソタケが桜の命を縮めてしまう。
 命の営みの不思議を考えさせられる、カワウソタケでした。