さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

トラツグミ

2017-01-31 22:05:30 | 

*2017年1月31日撮影

 1月の2週に雪はまとめて降りましたが、その後はどっさり積もるような降りかたはしません。
 ほぼ毎日雪は舞いますが、それでも晴れ間もあって、積もった雪もずいぶん減りました。
 今日も日中は青空が見えて、気温は寒いものの、穏やかな1日でした。

 日の当たる斜面では雪が消えたところもあって、そんな場所でトラツグミに出会えました。
 さかんに地面をつついています。
 虫をとって食べているのでしょうか。





*2017年1月31日撮影

 トラツグミという名は独特の模様を虎の縞模様に見立てたもののようです。
 ツグミ類の中では一番大きいとされています。
 通常は山林の中で生活し、冬場は平地に降りてくることもあるということで、ここでは冬にしかみる機会はありません。





*2017年1月31日撮影

 トラツグミも、私にとってはめったに見られない鳥の部類です。
 模様も面白いのですが、目がくりっとして思いがけずかわいいことを発見して、なんだかうれしい出会いでした。

霧氷

2017-01-29 23:41:44 | 樹木

*2017年1月29日撮影

 今朝は冷え込んで、樹木の枝や葉が凍りました。
 いわゆる霧氷というものです。
 日が昇るとすぐに溶けてしまいましたが、今年は久しぶりにこういう景色が現れました。

 とりあえず今日撮影の写真からは、ヒマラヤスギの枝先が凍っている情景です。





*2017年1月27日撮影

 じつは、金曜日27日の朝の方が冷え込みがきつくて、しっかりした霧氷ができました。
 この日は昼ごろまで気温が上がらず冷え込んだままだったので、霧氷の景色をたくさん撮影できました。

 この写真はケヤキの枝先が凍ってきらきら輝いているところです。





*2017年1月27日撮影

 笹よりは大きいのですが、普通のマダケよりはずっと細いこのタケは何というのか分かりません。
 葉にチリチリと氷がついています。





*2017年1月27日撮影

 大きなシダレヤナギの枝も白く凍っていました。
 枝先が長くて垂れ下がっているので、見事なながめです。





*2017年1月27日撮影

 ツバキの葉も凍って白い粉を吹いたようです。
 よくみると幹も凍っています。
 蕾を抱えたツバキも、寒さに耐え、春になったら花を咲かせてほしいもの。





*2017年1月27日撮影

 これは赤い芽が美しいドウダンツツジです。
 すっかり凍りついて、これもまた見事に美しい光景です。

 ほんの少しの自然の気まぐれで、こんなにも見事な景色が現れることに、ただ感動です。

モミ

2017-01-24 22:13:33 | 樹木

*2017年1月24日撮影

 昨日、今日と雪の日が続いています。
 ただ時折雪がやんで、青空が出たりします。
 そうかと思えば、いきなり激しい降雪になったりもします。
 冬の天気は気まぐれです。

 雪をかぶって寒そうな、モミの木をごらんください。
 木の名前としてはモミ「樅」なのですが、モミの木と呼ぶ方が普通です。
 エノキ「榎」やクスノキ「楠」は、一文字で「〜の木」の部分を含んでいて、「エ」とか「クス」とかは普通呼ばないのとは反対です。
 木の名前というのも、いろいろ面白いものです。





*2017年1月24日撮影

 太い幹から枝が張り出して、葉の上に雪が乗っています。
 冬もみずみずしい常緑樹としては、マツやスギ、ヒノキやヒマラヤスギなどがありますが、モミの木も美しい姿をしています。
 この写真の左側に写っている大きな木は、エノキです。

 会津の鶴ヶ城公園には、なぜかたくさんモミの木があります。





*2017年1月24日撮影

 モミの木は材木としては、匂いがなくて白い、虫がつかない、ネズミがかじらないなどの特徴があります。
 なので、食品関係の道具や容器に使われます。かまぼこ板や茶箱などがモミで出来ているそうです。
 また色の白さなどから、葬祭具、木棺などの神聖なものに使われてきました。
 一方腐りやすく耐久性は低いので、建築材としてはあまり使われないようです。

ミヤマホオジロ

2017-01-22 21:56:58 | 

*2017年1月22日撮影

 今日も良い天気でした。

 なんと今日はミヤマホオジロに出会えました。
 ホオジロと同じように目のところが黒い帯状になっていますが、その上と下が黄色くて、きれいな顔だなあと思います。
 カシラダカのように頭に冠羽があって、興奮したりすると三角に立ち上がります。
 この写真でもかなり冠羽が立っているので、警戒しているのでしょうか。
 竹垣の上にとまったミヤマホオジロを撮影できました。





*2017年1月22日撮影

 凍った道の上で餌を探しているミヤマホオジロ。
 日本には冬鳥として越冬のために渡ってきますが、西日本の方が多いと言われています。
 渡ってくる個体数は少なくて、なかなか珍しい鳥の部類に入っているようです。
 こうして出会えたのはとてもラッキーでした。





*2017年1月22日撮影

 桜の枝にとまったミヤマホオジロ。
 枝の向こうでよくわからない写真ですがお許しを。

 ミヤマホオジロの「ミヤマ」というのは普通深山をさすのですが、この場合は遠隔地をさしているとされています。
 ミヤマホオジロの繁殖地はアジアの東端で、中国の東側や朝鮮半島です。
 日本から見て朝鮮半島にいるこの鳥を、遠隔地にいる鳥として、「ミヤマ」の名がついたのだとか。
 

ビンズイ

2017-01-21 22:06:14 | 

*2017年1月21日撮影

 今日も雪は降らず、穏やかな1日でした。

 鶴ヶ城公園でビンズイを発見。
 赤松の下で、なにやらさかんに地面をつついて餌をさがしていました。





*2017年1月21日撮影

 ひょいと近くの木の枝へ。
 けっこう近かったのでびっくり。

 ビンズイは北海道や本州の山間部で繁殖する野鳥です。
 冬は平地に降りてきて、松林などに現れることが知られています。
 冬場は地面に落ちている植物の種子などを食べます。





*2017年1月21日撮影

 ビンズイはここ鶴ヶ城公園ではあまり見かけない小鳥です。
 こうして出会えるとうれしいものです。