さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

アケビ

2013-11-30 22:38:49 | 樹木

*2013年11月29日撮影

 え、こんなところに!という感じでアケビがたくさんぶら下がっているのに出会いました。
 夏の間どうして気がつかなかったのだろう、と不思議でした。
 こんなにしっかり大きくなって、冬になるまで鳥や獣に食べられてしまわずに残っているのはどうしてだろう、と思います。
 中の種を包んだ白い果肉が少しだけ食べられています。食べた生き物にとって、あまりおいしくなかったのかも。





*2013年5月19日撮影

 これは別の場所で春に撮ったアケビの花の写真です。
 アケビは雌雄同株ですが、雄花と雌花は別々に咲きます。同じ木に二種類の花が咲くわけです。
 写真の左下の大きな花が雌花で、右上に固まって咲いているのが雄花です。
 アケビの実は大抵の人が知っているでしょうが、アケビの花は珍しいのではないかと思っています。

山に雪

2013-11-29 23:59:25 | 

*2013年11月29日撮影

 近くの山にも雪が降りました。今朝(29日)の風景です。
 さてこうなると我が家に雪が積もる日も、もうすぐです。
 備え、といっても何もないのですが、雪に備えろと心急かされる思いがするのがこの季節です。

ツルマサキ

2013-11-27 23:00:45 | 樹木

*2013年11月27日

 雲の多い空に時折陽がさすという一日でした。

 ツルマサキが大きなクルミの木にからみついて、実をつけているのを発見。
 マサキは常緑の葉が美しいので庭木や生け垣としてよく植えられていますが、そのマサキによく似ていてつる性のものがツルマサキです。
 実もマサキによく似ていて、皮が四つに割れて中から赤い種が見えています。
 これもきれいな「赤い実」の仲間です。





*2013年11月24日撮影

 こんなふうに木にからみつきながら、自身の枝葉をのばしています。
 常緑のつる性植物といえばキヅタがおなじみです。キヅタは今が花の時期。
 ツルマサキやキヅタやテイカカズラなど常緑のつる性植物は葉の形が様々に変化するため、葉だけを見て種類を特定することは難しいことが多いものです。
 花や実はそういうとき植物の一番の「顔」として重要です。
 ツルマサキの実はいい「顔」をしています。

カンムリカイツブリ

2013-11-25 22:10:38 | 

*2013年11月24日撮影

 期待に反して今日は陽の照ることはありませんでした。明日以降も悪天候が続くようです。
 
 昨日出会ったカンムリカイツブリです。
 日が照っていたせいか頭を後ろに向けて背中に乗せ、丸くなって寝ていました。時々ひょいと頭を持ち上げます。
 頭に毛が生えて逆立っているような姿が特徴です。





*2013年11月23日撮影

 もっとはっきりした写真です。一昨日撮ったもの。
 カンムリカイツブリはカイツブリの仲間では最も大きい鳥です。長くのばした首が目立っています。
 カイツブリの仲間なので潜水して魚や水中の虫などを食べます。
 カモ類と同じく、越冬するためにやってくる冬鳥です。





*2013年11月23日撮影

 カンムリカイツブリは鶴ヶ城のお堀では珍しいと思います。
 たくさんのカルガモやマガモにまじって、泳いだり潜ったりしていました。
 カモに混じって一緒にいるのでカモの仲間と思いがちですが、カモ目カモ科とカイツブリ目カイツブリ科は分類上は大分違うとされています。
 いまのところ一羽しか見ていません。会津の冬はカンムリカイツブリには寒いのかもしれません。
 
 
 

ハキダメギク

2013-11-24 19:42:29 | 草花

*2013年11月24日撮影

 ずっと天候が悪くて、散歩はお休みでした。
 今日の午後になってやっと日差しが戻ってきましたが、それでもけっこう寒いので、少しだけ歩いてきました。

 みぞれが降ったり朝は霜が降りたりしているのに、日陰の草むらに目立たない花がまだ咲いていました。
 花盛りと行ってもいいくらい盛況ですが、なにぶん小さくて目立たない花なので、よくよく見ないと気づきません。
 これはハキダメギクという外来種です。
 有名な植物学者の牧野富太郎博士が東京の掃き溜めで見つけて命名したそうです。
 昔はどこにでも掃き溜めという生ゴミ集積所があったわけですが、かわいそうな名を付けられてしまったものです。





*2013年11月19日撮影

 ハキダメギクは夏の初めから咲き始めてまだ咲いているので、息の長い花です。
 この写真のようにまとまって咲いています。
 花は切れ込みのある花弁が五つ、間を空けてついているのが特徴です。
 きれいとか、かわいいとかという感想は湧かないのですが、こんなに寒くなっても咲き続ける姿に、がんばれと声をかけたくなります。