さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ノスリ

2014-01-30 22:04:16 | 

*2014年1月28日撮影

 ノスリがカラスに追われています。
 カラスはトビに対してもちょっかいを出しているのがよく見られます。
 モビングというらしいのですが、自分たちの身を守る、あるいはなわばりを守るためにする疑似攻撃です。
 出て行けという示威行為、嫌がらせでしょうか。
 この日はしつこくノスリを追い回していました。





*2014年1月15日撮影

 ノスリはワシタカ類の仲間で、冬になると見かけるようになります。夏場は山の中にいるのでしょうか。
 昆虫やトカゲ類、小鳥や小動物まで、生きた餌を食べます。
 杉のこずえにいるノスリ。堂々としていてカラスなんかに負けそうには見えません。
 でもカラスは複数で、あるいは集団でモビングをしかけるので、逃げるしかないようです。
 鳥の世界のことなので本当の事情あるいは状況は分からないのに、ついノスリがんばれと思ってしまうのでした。

カシラダカ

2014-01-28 21:56:57 | 

*2014年1月27日撮影

 今のところ、たいへん雪の少ない冬です。ありがたいことです。
 この冬はカシラダカの集団によく出会います。
 カシラダカはホオジロの仲間ですが、一年中いるホオジロと違って、越冬のために渡ってくる冬鳥です。
 雪が少ないためにたくさん来ているのでしょうか。
 カシラダカはホオジロの雌によく似ていますが、胸や腹が白っぽいので区別できます。ホオジロの胸や腹は赤茶色をしています。





*2014年1月25日撮影

 ケヤキのこずえにカシラダカの集団がいました。
 小さくてよくわかりませんが、カシラダカだと思います。
 雪がなくて草の出ている地面に群がって草の実か何か食べているのがカシラダカです。
 だから木の枝にとまるのは警戒しているのか、移動の準備かなのでしょう。一瞬後には一斉に枝から飛び去ってしまいました。





*2014年1月18日撮影

 カシラダカは警戒心が強くてなかなか近寄っては撮影ができません。
 この写真はめずらしく近くに寄って大きく姿を写すことができました。
 カシラダカという名前のように頭に冠羽が立って見えます。
 全体に色が濃いので雄だと思います。これは冬羽で、夏にはホオジロのように頬が黒くなり、頭も黒くなるそうです。
 夏には日本にいないので、夏の色のカシラダカは見られませんね。
 

ドウダンツツジ

2014-01-26 21:34:44 | 樹木

*2014年1月25日撮影

 ドウダンツツジは庭にも公園にもおなじみの背の低い木です。
 会津の鶴ヶ城公園にも植えられて、丸く刈り込まれたりしています。
 そのドウダンツツジの冬芽がことのほか美しいので、写真を撮ってきました。
 遠くから見ても分からなくて、近くに寄ってよくよく見れば、赤い芽が枝の先に付いていて、こんなにきれいなのです。





*2014年1月23日撮影

 ドウダンツツジに「満天星」という字をあてることを知ったときは驚きました。
 春になると白い小さな釣り鐘状の花が若々しい緑の葉の中にびっしりと咲く、その様子を満天の星に見立てたわけです。
 赤い冬芽の中に花も葉も入っていて、春になると開いて花や葉に育ちます。
 じつに神秘的です。
 ドウダンツツジは秋の紅葉もきれいで、「どうだんもみじ」と呼ばれます。
 一年中楽しませてもらえる樹木なのです。

キリ

2014-01-25 22:11:05 | 樹木

*2014年1月24日撮影

 林の中にひときわ目立つ薄茶色の花か実のようなものを見つけました。
 大きな木にびっしりと付いています。

 近くに寄ってみると桐の木です。
 ということは実ではなくもちろん花でもありません。大きくて目立つけれど冬芽ではないかと思って調べました。
 これはキリの花芽です。





*2014年1月24日撮影
 
 枝先はこんな感じで大きなつぶつぶがたくさん付いています。
 このつぶつぶからやがて、春から夏にかけて薄紫の花が咲きます。





*2014年1月24日撮影

 キリの実というのは、胡桃を小さくしたような実で、この写真に黒っぽくなって写っているものです。
 実は二つに割れて中の種を吐き出します。種には翼のようなものが付いていて風に乗って飛びます。
 実はたいてい秋から冬にかけて落ちてしまいますが、落ちないで残っているものも冬には黒くなって枯れています。
 

カワラヒワ

2014-01-24 22:23:14 | 

*2014年1月21日撮影

 カワラヒワが杉の実に群がっています。
 いままで冬の間はカワラヒワを見かけることがなかったので、ちょっとびっくりです。
 集団で食べ物を探して生き抜いているのですねー。
 春になるとカップルのカワラヒワなどが草の中にいるのを見かけるようになります。

 杉の実というと、昔杉鉄砲で遊んだ小さな弾丸型のものを思い浮かべるのですが、あれは杉の雄花で今さかんに花粉を出しています。
 写真の緑色の球形のもの、ひび割れたようなものが雌花が実になったもの。
 実の中に種があって、小鳥はその種を食べに集まります。





*2014年1月21日撮影

 カワラヒワは羽や尾の黄色い部分がきらめいて美しい姿なのですが、肉眼ではあまりわかりません。
 双眼鏡で見たり写真に撮ったりして観察しないと、カワラヒワの美しさが味わえないように思います。
 
 この冬はヒヨドリはもちろん、シメやカシラダカやカワラヒワの集団をよく見ます。
 アトリにはまだ出会えません。