さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

シロハラ

2018-02-22 22:15:53 | 

*2018年2月22日撮影

 雪は一段落して、今日はよく晴れました。
 
 今年は、シロハラの姿をよく見ます。
 シロハラは名前の通り腹が白っぽい地味な鳥です。
 ツグミの仲間に分類されていて、大きさも姿形もツグミに似ています。
 黄色いアイリングが目立つのがシロハラの特徴です。

 雪が消えて地面が露出している土手などの地面の上を歩いていることが多いようです。
 落ちている木の実や草の実、虫などを食べているのでしょうか。
 冬を越すためにやってくる冬鳥なのですが、あまり雪が多くては食料が確保できないので、基本的には積雪の少ない地方に渡って来る鳥だと思います。





*2018年2月22日撮影

 ここ会津も積雪が多いので、シロハラはあまり見かけない部類の野鳥です。
 今年は、それなりに雪が多かった割にはシロハラの姿を見るので、少し疑問です。
 雪は降ったけれど、気温は全体的に高めだったのかもしれません。





*2018年2月21日撮影

 鶴ヶ城のお堀の浅いところで、水浴びをしているシロハラの姿です。
 手前の右側に写っているのはカルガモのお尻の一部です。





*2018年2月21日撮影

 水浴びを終えて、水際に上がってきたシロハラです。
 なかなか鋭い目つきに見えます。
 丸い黄色いアイリングのおかげで、見る角度によっては愛嬌のある顔にも見えるのですが、これはキリッとした顔をしています。
 下側のクチバシが黄色いのも目立っていますね。

雪の花咲く(サクラ)

2018-02-21 22:18:12 | 樹木

*2018年2月21日撮影

 今日は朝から晴れました。
 昨夜から今朝方にかけて降った雪が樹木に薄く積もって、みな花が咲いたようにきれいです。
 なかでも、サクラに咲いた雪の花をごらんください。
 
 雪景色もそろそろ終わりにして早く本物のサクラの花を見たい、とは思うのですが。





*2018年2月21日撮影

 こういう景色もなかなか見られないもの。
 雪の景色はそのとき一度限りで再現性がないものです。
 いつも見ている景色だと錯覚していますが、じつはいつも違うのです。





*2018年2月21日撮影

 雪の山をバックに、雪をまとったサクラ達が立っています。
 水墨画のような風景で、こういうのがじつは大好きなのです。





*2018年2月21日撮影

 これも枝に雪のつもったサクラ。
 雪が厚めに積もっていて、とくに目立ちます。
 サクラの幹には苔が張り付いていて、枝の雪といい対比です。





*2018年2月14日撮影

 これは先週の写真。
 やはり夜雪が降って翌朝晴れたときの景色です。
 細いサクラがたくさん立っているように見えますが、複数のサクラの木の上の方の枝の部分を撮影したものです。
 青空の中、なんとなく楽しげです。
 
 

 

コサギ

2018-02-20 22:40:47 | 

*2018年2月20日撮影

 先週末はまた雪が激しく降りました。
 幸い週明けの月曜日からは降り止んで、今日火曜日は晴れました。
 そろそろ雪は終わりにしてほしいものです。

 さて、久しぶりにコサギの姿を見ることができました。
 ここ1〜2年あまり見かけなくなったコサギです。どこに行っているのやら。





*2018年2月20日撮影

 いわゆる白鷺には、ダイサギ、チュウサギ、コサギがあって、大きさで区別されています。
 しかし並べて比べれば分かる大きさも、ぱっと見にはあまり違いが分かりません。
 大きさ以外の特徴で区別する必要があるのです。
 コサギの場合は足の指が黄色いという特徴があって、足の指を見ることができればコサギかどうかを判断できます。





*2018年2月20日撮影

 撮影していたら急に飛び立ったコサギ。
 こういう瞬間も撮影できるようになったというのは、私の腕が上がったのではなくて、カメラが進化したのです。
 じつにありがたいことです。

マヒワ

2018-02-15 22:01:29 | 

*2018年2月15日撮影

 今週は週明けから雪が降り始め、この冬一番の大雪になりました。
 これまで積もって残っている雪の上にさらに積もるので、そろそろ処置に困る事態になりそうです。
 昨日、今日は降雪が一段落したので、このまま雪は終わりになってほしいものです。

 マヒワの群れがやってきました。
 マヒワは冬に出会える黄色い小鳥の代表ですが、毎年見られるわけではありません。
 来るときは大きな群れをなしてやって来ますが、来ない年は全然見かけません。
 
 今日は雪の積もった杉の木に群がっていました。
 杉の実を食べているようです。





*2018年2月15日撮影

 杉からわっと飛び立って、隣のオニグルミの木へ。
 何か危険を感じることがあって、一時避難だと思います。





*2018年2月15日撮影

 わっと飛び立った時に連写した一枚。
 空が暗い上に逆光なのでこんな程度にしか撮影できませんでした。





*2018年2月14日撮影

 これは昨日撮影した一枚。
 青空をバックに、桜の枝にとまっているマヒワ達を撮影できました。
 黄色い色が濃いのが雄、あまり黄色くなく白っぽい感じのするのが雌です。
 
 マヒワは冬に渡って来る冬鳥ですが、一年中いるカワラヒワなどとともに「ヒワ(鶸)」と呼ばれる小鳥の仲間。
 ヒワは小さくて繊細なことを意味する古語「ひわやか」から、可憐な小鳥という意味で使われるようになった、そうです。(「野鳥の呼び名事典・大橋弘一」より)
 とても可愛い小鳥なのですが、間近で見るのは至難のワザ。
 写真に撮っても、遠くて小さくて、というわけで、なかなか可愛さを実感するのは難しいようです。




松の葉につらら

2018-02-09 22:21:05 | 樹木

*2018年2月9日撮影

 北陸地方は記録的な大雪となって、車が立ち往生した国道が開通までに4日もかかったというほど、多くの被害が出たようです。
 集中豪雨と同じように、雪も地域集中型で降るようになったのかと思います。
 ここ会津では夜間早朝は雪模様ですが、日中はあまり降らない日々が続いています。ありがたいことです。

 会津の鶴ヶ城公園のなかにあるたくさんの松の木の葉の先につららが下がっています。
 早朝まで降った雪が、日差しをあびて溶け出し、つららになるようです。
 気温と日差しの関係がうまくいかないと、こういうつららはできないようです。
 こういうのも冬の日の楽しみのひとつです。





*2018年2月9日撮影

 葉の先にちょっと変形したおもしろいつららができていました。
 葉が茂って、雫の行き先を邪魔するのでこういうふうに枝分かれするのでしょうか。
 
 植えてあるのはほとんどアカマツですが、なかにはクロマツやそのほかの松もあります。





*2018年2月9日撮影

 葉の先というより、積もった雪の先にできたつららです。
 なかなか美しいものです。





*2018年2月9日撮影

 思いのほかきりっとした印象のつららが一本。
 なぜこういうふうに斜めにできるのでしょうか。
 つねに一方向に風が吹いているのでしょうか。





*2018年2月9日

 これは出来つつある小さいつらら。
 葉の上に積もった雪から、葉をつたって雫が落ちているのでしょう。
 つららの先端が丸いのがおもしろいところです。
 雫の形そのままに、丸くなるようです。
 そうしたら、上の写真のように先端が鋭く尖ったつららは、どのようにしてできるのでしょうか。

 つららを眺めていると、いろいろな疑問がわきあがってきます。

 今日撮影した松はぜんぶアカマツのようです。