さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

オオジュリン

2016-03-31 22:15:38 | 

*2016年3月31日撮影

 暖かい日が続いています。

 冬鳥たちとはそろそろお別れです。
 年ごとに違った鳥たちが来てくれるので、毎年どんな鳥に出会えるのかが楽しみです。
 さて、昨日、今日と、初めて見るオオジュリンに出会いました。
 オオジュリンは北海道や東北北部では通年いて繁殖もする留鳥ですが、この辺では繁殖期には山へ帰る漂鳥だと思います。





*2016年3月30日撮影

 ヨシの茂みの中にいるオオジュリン。
 枯れたヨシの茎の皮を剥ぎ、中の虫を食べるのだそうです。
 このオオジュリンは色が薄いので雌なのではないかと思います。





*2016年3月30日撮影

 枯れたオオブタクサにとまるオオジュリン。
 遠目にはスズメと見まちがうような姿をしています。
 頭が黒かったり、のどのところがはっきり黒かったりすると明らかにスズメではないということになります。
 このオオジュリンは黒い部分の色がはっきりしているので、たぶん雄だと思います。





*2016年3月30日撮影

 ヤナギの若い枝にいるこのオオジュリンは雄かもしれませんが、違うかもしれません。
 オオジュリンの雄は夏羽になると、頭も首も真っ黒になるのでわかりやすいのですが、冬羽はあまりはっきりした色にならず、雌と同じような印象になります。
 
 オオジュリンがたぶん10羽以上はいるのではないかと思う、湯川の岸のヨシの茂みでした。

ジンチョウゲ

2016-03-30 22:10:19 | 樹木

*2016年3月30日撮影

 今は雨が降っていますが、今日も日中はずっと良い天気でした。

 早春の花のひとつ、ジンチョウゲがそちこちの庭で咲いています。
 秋のキンモクセイと並んで、良い香りがすることで知られています。
 紅白といっていいのか、手まり状にまるく咲く花が美しい低木です。





*2016年3月28日撮影

 ジンチョウゲは中国原産で、観賞用の庭木として室町時代に渡来したとされています。
 香りが「沈香(じんこう)」という香りに似ていて、葉の形が「丁子(ちょうじ)」という植物に似ているというので、「沈丁花」になったのだそうです。
 漢字の読みからチンチョウゲという人もいますが、一般にはジンチョウゲとよばれています。





*2016年3月25日撮影

 ジンチョウゲはほっておいても樹高が高くならず、1mぐらいにしかならないと聞きました。
 寿命の短い木で、数年で枯れてしまうことも多いのだそうです。
 特に湿気は禁物で、湿った土地では生きられないといいます。
 栽培の難しい庭木のようですが、春を告げる花のひとつとしてとても印象的です。

ウグイス

2016-03-29 22:10:28 | 

*2016年3月29日撮影

 暖かい日が続いて、なんとなく心が浮き立つようです。
 桜の咲くのはまだ先ですが、春が来たのを実感します。

 会津の鶴ヶ城公園に、今年はウグイスの声が例年に増してたくさん聞こえます。
 ラッキーなことに、そのウグイスの姿を発見し撮影することができました。

 ウグイスはホーホケキョの鳴き声で誰もが知っていますが、その姿を見るのは極めて難しい小鳥です。
 地味な目立たない姿をしていることもありますが、藪の中や枝の茂った葉陰にいるからです。
 鮮明な写真とはいえませんが、ウグイスの姿をごらんください。





*2016年3月29日撮影

 お堀を挟んで両岸のケヤキの木を行ったり来たりしながら、さえずります。
 ホーホケキョは、雄が縄張りを宣言している、あるいは雌に近辺の安全を知らせているとされています。
 
 ウグイスの声は小さな体からは信じられないほど大きくて、距離感が狂います。
 目の前の木にいるような感覚を持つのですが、じつは奥の木、いやもっと先の遠くの木にいるわけです。





*2016年3月28日撮影

 これは昨日撮影しました。
 同じ場所のケヤキの枝で、力一杯さえずっています。
 もしかしたらこの辺に巣があるのかもしれません。
 雌の姿を発見するのは、たぶん無理だと思います。

キバナノアマナ

2016-03-28 22:14:29 | 草花

*2016年3月28日撮影

 今日も暖かい良い天気でした。
 早春の花が次々と咲き始める、一年中で一番楽しみな日々が始まったようです。
 今日の写真はキバナノアマナです。
 黄色い花の咲く「甘菜」というわけで、アマナという草花の仲間です。





*2016年3月28日撮影

 アマナという草花は、小さいチューリップのような白っぽい花を咲かせます。
 「菜」という名前のつく草は食べられる草なのだそうです。
 アマナの根茎つまり球根は甘くておいしいとされています。それで「甘菜」なのです。
 もちろんキバナノアマナの球根もおいしいのです。
 でも、アマナ類は個体数が減少している貴重な植物なので、取って食べたりしてはいけません。





*2016年3月28日撮影

 アマナ類が減少しているのは生育環境が奪われていくからです。
 何が一番問題かというと、昔からあった土が掘り返されて失われてしまうことです。
 土が変わるとそこで生きていた植物の多くは生きていけません。
 会津の鶴ヶ城公園には、さまざまな在来の植物が生育していますが、それは古来からの土がそのまま保存されているためです。
 公園内の整備は、そういうことに深く配慮して、むやみに舗装などしないようにと心から願っています。

アオジ

2016-03-27 23:05:29 | 

*2016年3月27日撮影

 今日は春を実感できる良い天気の一日でした。
 寒い3月も終わりのようです。暖かい春へ、やっと前進しそうです。

 桜の枝の茂みの中にアオジを発見しました。
 二羽のアオジが飛び交っていたので、たぶん番(つがい)のアオジなのだと思います。
 小鳥たちも繁殖の季節がやってきたようです。
 飛びまわるアオジをやっと撮影した一枚です。





*2016年3月27日撮影

 下を向いたアオジ。
 アオジは繁殖期には高山へ、冬は平地へというイメージの鳥です。
 番ができて繁殖期ともなれば、山へ帰る時期なのでしょう。
 あまり見かけない、というより発見できない地味な鳥です。





*2016年3月27日撮影

 アオジは藪の中などが好きなようです。
 藪のなかでは発見できませんが、こういう枝の茂っているところならどうにか写真も撮れるというわけです。。

 アオジという名前の由来はよくわかりません。
 体の下面が緑っぽい色をしているためかもしれません。