さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ムラサキナギナタタケ

2018-10-13 23:32:33 | 

*2018年10月13日撮影

 爽やかな秋晴れの1日でした。

 松の根元に妙なキノコを発見。
 ムラサキナギナタタケというそうです。
 普通のキノコの姿をしたキノコは区別が難しいのですが、こういうものは名前を調べやすいものです。





*2018年10月13日撮影

 こういう、もやしの親分のような姿をしたキノコはソウメンタケなどと呼ばれます。
 また、ヤリタケとかナギナタタケとかという名前もあります。
 姿形による命名です。
 みな色が違うので区別できるようです。





*2018年10月9日撮影

 このムラサキナギナタタケは、じつは分類上の位置が不明とされているキノコなのだそうです。
 したがって、他のナギナタタケやヤリタケやソウメンタケとは、立ち位置が違っているようです。
 見た目はみな似たようなものなのですが。





*2018年10月9日撮影

 怪しい姿のキノコですが、食べられるようです。
 くせのない風味で、数本を束ねて海苔で巻いて天ぷらにしたり、そのまま味噌汁や吸い物に入れて楽しめるのだとか。
 いつかは試して見たいものです。

ツルタケ

2018-09-09 22:46:08 | 

*2018年9月9日撮影

 もう9月になってしまいました。それもなんと9日です。
 えんえんと雨模様の日が続いていました。雨の降らなかった日々も長かったけれど、雨模様の日々も長く続いています。
 ただし雨の量はそれほど多くなく、しっかり降ったのは1日か2日です。
 それでも米や農産物にはそれなりの恵みになったことと安堵します。

 台風の被害にあわれた西日本の皆様。地震の被害にあわれた北海道の皆様。
 1日も早い復旧を心からお祈りします。

 久しぶりに会津の鶴ヶ城公園へと散歩しました。
 さまざまなキノコが突然のように生えていて、びっくりしました。
 そのなかから、ツルタケの写真です。





*2018年9月9日撮影

 草の間からのびているツルタケです。
 丸くて薄い感じの傘には、放射状の溝線があり、特に傘の周辺では目立ちます。
 柄は白っぽくて、つばはなく、基部に白いつぼがあります。





*2018年9月9日撮影

 これは傘が丸いツルタケです。
 ツルタケはほぼ全世界に分布するという、きわめてありふれたキノコです。
 あまり食べた話は聞きませんが、なかなか美味しいだしの出るキノコだそうです。
 生で食べると中毒するというのですが、キノコを生で食べるというのはなかなかイメージできません。
 それよりも、オオツルタケなど毒とされるきわめてよく似たキノコが各種あるので、よくよく自信がなければ食べない方が良さそうです。





*2018年9月9日撮影

 ツルタケの幼菌。こどもですね。
 なんとも可愛い姿をしています。
 
 思いがけずキノコの季節が始まってしまいました。
 これから時々キノコも姿もご紹介したいと思います。

ヒトクチタケ

2018-07-04 22:33:00 | 

*2018年7月4日撮影

 猛暑は一段落して、梅雨が戻ってきました。
 雨の予報だったのですが、たいしたことはなかろうと出かけてみました。
 雨はときおりぱらぱらと降りましたが、猛暑よりは過ごしやすく、鶴ヶ城公園を一回りできました。

 ふと見るとアカマツの幹にキノコがびっしり。
 小さくてぷっくり膨らんだキノコです。
 これはヒトクチタケというキノコのようです。





*2018年7月4日撮影

 そばに寄って見たヒトクチタケです。
 一口で食べられそうな大きさなのでヒトクチタケという、らしいです。
 しかし、そもそもヒトクチタケは食用にしないということなので、少し疑問です。
 毒はないけれど不味くて食べられないということのようです。
 見た目はとても美味しそうに見えるのですが。





*2018年7月4日撮影

 上を見上げれば、松の木の上の方までヒトクチタケ。
 こうして下から見ると、ヒトクチタケの裏側は、根元のところに穴があいています。
 この穴から甲虫類などが入ってキノコを食べるのだそうです。
 ヒトクチタケはそのため干した魚の匂いがすると言われます。虫の好む匂いなのでしょう。
 この虫たちが、ヒトクチタケの胞子を運んで広げる役をするわけです。

 ところで、上を見上げて葉を見たら、このアカマツは枯れていることに気づきました。
 松が枯れたからヒトクチタケが発生したということのようです。

エノキの倒木にカワラタケ

2017-12-31 22:13:15 | 

*2017年12月31日撮影

 大晦日がやってきました。あっというまに1年が過ぎてしまいます。
 
 今日は晴れるものと思って出かけましたが、曇り空のままに終わりました。

 会津の鶴ヶ城の石垣の上には、さまざまな樹木が植えられていて、鶴ヶ城の特徴でもあります。
 そんな樹木のひとつ、エノキの古木が倒れてしまいました。
 かなり古い木だったようで、幹の途中から折れています。





*2017年6月13日撮影

 今年の夏の初めに、同じエノキの木に開けられたキツツキの穴を撮影したものです。
 たくさん穴が開けられていて、たぶん中は空洞になっていたようです。
 キツツキ、おそらくアオゲラかアカゲラは、この穴の中に子育ての巣を作ったのでしょうか。
 それともただ餌を求めて開けただけの穴でしょうか。





*2017年12月31日撮影

 その倒木の幹に、きれいな薄緑色のキノコが生えていました。
 これもカワラタケではないかと思います。
 カワラタケはさまざまな色になるとされているので、こういうきれいなカワラタケもありでしょう。





*2017年12月31日撮影

 見とれてしまうような、美しいカワラタケです。

 今年は総じて天候不純なことが多かった1年に感じています。
 それでも、自然の風景や生きものたちとの新しい出会いにも恵まれて、幸せな1年だったと感じています。
 来年もよりいっそうの良い年になるように願っています。
 あらためて、皆様方もより良い1年をお迎えになることを、心より祈念いたします。
 来年もまた、よろしくお願いいたします。

チチアワタケ

2017-10-12 22:23:33 | 

*2017年10月12日撮影

 先週末から今週にかけて急に暑い日々がやってきてびっくり。
 そうしたら、今日は一転して秋の寒さが戻ってきました。

 キノコが目立つ季節です。
 松の木の下にチチアワタケが出ています。
 固まって生えているのを発見しました。





*2017年10月12日撮影

 これは少し離れて、一本だけ生えています。
 けっこう大きめです。

 チチアワタケの傘の部分は、ホットケーキのようにも見えおいしそうです。
 アワタケというのは傘の裏側がヒダではなく、スポンジ状の管孔になっているキノコのことです。
 チチは乳のことで、若いチチアワタケは裏のスポンジ状のところから黄白色の乳液を分泌することを表します。
 見た目も名前もおいしそうで広く食用にされてきましたが、ときに下痢をするなど毒性もあることが分かっています。
 食べない方が安全ですが、食べるにしてもほどほどにしたほうがよさそうです。





*2017年9月26日撮影

 まだ小さいチチアワタケ。
 表面にぬめり感があって、つやつやです。かわいいキノコです。