さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ノゲシ

2015-11-30 22:10:39 | 草花

*2015年11月30日撮影

 妙にあたたかかった11月ですが、先週くらいからはそれなりの寒さになってきました。
 まだ雪は降りませんが、毎日雨模様の暗い日々が続いていました。

 今日は本当に久しぶりに、晴れました。
 
 冬枯れの野原に目立つのは、ノゲシやオニノゲシの黄色い花。
 今月あたたかかったせいもあるのか、ちょっとした空き地などに群れをなして生えています。
 その他に咲いている花といったらヒメジョオンがちらほら見える程度です。

 それで今日の写真はノゲシです。
 別名をハルノノゲシともいうように春の花とされていますが、秋にも咲きます。





*2015年11月25日撮影

 先週の25日に撮影。
 寒い日だったので花は開いていません。





*2015年11月23日撮影

 先週の23日に撮影した時には、花が開いていました。少し暖かかったのかもしれません。
 小さいけれど、タンポポに似た感じの花が咲いて、華やかな感じがあります。





*2015年4月25日撮影

 これは今年の4月の末、春に咲いたノゲシの写真です。
 やっぱり周りの雰囲気も含めて、春が来た!という明るさがあります。

 ノゲシによく似たオニノゲシは、葉にものすごいトゲがあって見ればすぐわかります。
 オニノゲシもたくさん咲いていますが、今日はノゲシの方を見ていただきました。

サザンカ

2015-11-24 21:51:10 | 樹木

*2015年11月23日撮影

 毎日曇り空でなかなか散歩気分にもなりません。
 そうしているうちにずいぶん日がたってしまいました。
 今日はご近所の庭に咲いているサザンカで、久しぶりのご挨拶にさせてもらいます。
 草や木が秋色に枯れている時、サザンカの鮮やかな花はとても印象的です。





*2015年11月19日撮影

 サザンカというのは日本原産の樹木で、江戸時代に長崎に来ていた医師がヨーロッパに持ち帰って世界に広まったと言われています。
 数多くの園芸種が存在し、同じ仲間のツバキとは見分けが困難とされています。
 一般的に秋冬に咲くのがサザンカで、春に咲くのがツバキとされていますが、例外が多くて開花時期では判別できないようです。





*2015年11月13日撮影

 これも多分サザンカの一種と思います。

 サザンカやツバキは、花の中心に黄色い雄しべが丸くなっていて目立ちます。
 この雄しべの根元がつながっていて筒状になり花びらと一体になっているのがツバキの花です。
 したがってツバキは花がまとまってボトンと落ちます。
 サザンカは雄しべも花びらも独立していて、したがって花が散る時は花びらが一枚づつ落ちます。
 これは花のつくりに着目した判別法ですが、なかなか分かりやすくて有効です。例外も?あるのかもしれませんが。
 
 

マメガキ

2015-11-17 21:50:30 | 樹木

*2015年11月17日撮影

 天気はときおり日が差す程度であまり良くありませんが、なぜかとても暖かい毎日です。
 サクラもカエデ類もほとんど葉が落ちてしまいました。
 景色は冬のようですが、暖かいので、雪はまだ先なのかなと、少し安堵しています。

 今年もマメガキは豊作です。
 たわわに実っていますが、葉はすっかり落ちてしまいました。
 マメガキというのはご覧のようにごく小さい柿です。大きさはブドウの巨峰くらいでしょうか。





*2015年10月18日撮影

 先月の写真です。
 まだ葉がたくさん付いています。
 マメガキの葉はきれいに色づくことはなく茶色に枯れて落ちてしまいます。
 マメガキの実は柿渋を採るのに使うほど渋いのですが、黒っぽい紫色に熟したらとても甘い柿に変身します。
 最初の写真のマメガキの一部は食べられそうです。





*2015年10月14日撮影

 木全体を写した写真がないので、少しは雰囲気が伝わるようにと選んだ写真です。
 右の方に幹が写っています。
 葉は繁っています。
 マメガキは夏になる頃に青い実が実って、秋にかけて徐々に熟れていきます。
 実は赤くなってやがて黒っぽい紫色になって甘く熟しますが、ヒヨドリなどの鳥がやってきて食べるのは雪が降って他の食べ物がなくなる2月頃です。
 柿類は鳥たちにとって、冬を乗り切るために最後に残しておく食料なのかもしれません。
 
 

シロヤマブキ

2015-11-12 22:02:07 | 樹木

*2015年11月12日撮影

 ずいぶん久しぶりにさわやかな秋晴れの1日となりました。

 今日出会ったのは黒い実。つやつやした実が4つひとかたまりでついています。
 これはシロヤマブキの実です。





*2015年11月12日撮影

 シロヤマブキというのは名前の通り白い花の咲くヤマブキです。
 春のころヤマブキにも白い花があるんだ、と思って見ていましたが、じつはヤマブキとは別の種類の木なのだそうです。
 見た目にはヤマブキそのもので、花が白いだけなのですが。





*2015年11月1日撮影

 今月初め頃のシロヤマブキの実。まだ葉が青いですね。

 シロヤマブキは自生地は限られているそうで、図鑑には広島、岡山、島根、福井と書かれています。
 ただ園芸種としては全国に広がっているようで、そういうものが会津の鶴ヶ城公園にも入り込んでいるのだと思います。

 春というか初夏の頃咲く、白い花をいつか紹介したいものです。

里山の秋

2015-11-11 22:26:57 | 

*2015年11月11日撮影

 会津若松は山に囲まれていて、どちらを見ても山。
 そんな身近な山々が紅葉する季節はとても心おどります。
 今年の紅葉はなかなかいいぞと思いながらも、雨まじりの寒い日々が続いているうちにピークは過ぎてしまいました。

 今日は久しぶりに雲の中から日差しがさすという天気だったので、今年最後のチャンスと思って近くの山を撮影してきました。
 鮮やかな赤はもう見られなくて、全体的に茶色っぽくなってきています。
 それでも里山の秋の雰囲気を感じていただければ何よりです。





*2015年11月11日撮影

 それぞれの樹木がそれぞれの色に葉を染めて、やがてみな落としてしまいます。
 赤や黄色の葉、枯れた木の枝、そして緑の濃い杉や松、これらが入り混じって紅葉の景色ができます。
 里の山には杉や松が多く、とてもいいアクセントになっています。





*2015年11月11日撮影

 日の光が少なくて少し暗めですが、今日見た中ではいちばん紅葉らしい風景と思います。
 もう少し前なら鮮やかな赤もあったのですが、それでもまあ里の山としては上出来ではないでしょうか。





*2015年11月11日撮影

 高い山では樹木の種類というか取り合わせが違うので、目を見張るような紅葉を見ることができます。
 
 でも、里の山でも少し地味とはいえこのように興味深い光景を見ることができます。
 綿のようにふわっとして見えるのはもう葉を落としてしまった樹木たち。
 それを取り巻く黄色や赤(というよりは薄茶色ですが)の木々。ところどころを引き締める、杉や松の緑。
 なかなかのものだと一人で思っています。





*2015年11月11日撮影

 紅葉より杉の方が多いと言われそうな写真。始めの一枚もそうでしたが。
 それでもこういうのが、身近な山の風景です。
 里山の秋の雰囲気。終わりかけの紅葉の景色もいいものです。