さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ツルウメモドキ

2018-11-26 22:21:44 | 樹木

*2018年11月26日撮影

 今日も秋晴れの良い天気でした。
 冬の到来が遅いのはいいことです。

 今日は会津の鶴ヶ城の石垣にはりついている赤い実のツルウメモドキです。
 黄色っぽいオレンジ色の皮がはじけて、赤い実が出ています。
 実の直径は5〜6mmかなあと見えますが、ひょっとしたらもう少し大きいのかもしれません。





*2018年11月26日撮影

 樹木のウメモドキと同じように、葉が梅に似ているというのでウメモドキの名がついています。
 つる性なのでツルウメモドキです。
 樹木のウメモドキとは全くの別種で、何の関係もないというところが面白いところです。
 




*2018年11月26日撮影

 葉はもうすっかり落ちてしまって、梅に似ているかどうかもわかりません。
 葉が写っているように見えますが、これは別の植物の葉です。
 数種類のつる植物が混在しているのです。
 この葉はアケビの葉のように見えます。





*2018年11月19日撮影

 石垣の石をバックに、ツルウメモドキの実です。

 石垣に生える植物も、ときどき駆除されます。
 石垣を守るためにやむをえないこととは思いますが、今年は「戊辰150年」とあってとくに頻繁に駆除がされたように思います。
 植物を眺めて楽しんでいる身としては、少し寂しいことだと思ってしまいます。

ナンブアザミ

2018-11-25 22:03:17 | 草花

*2018年11月25日撮影

 我が家をとりまく山々のてっぺんが雪で白くなり、冬へ向かっています。
 まだ平地に雪が降るのは先のことだと思っていますが、明日降ってもおかしくはありません。
 
 さて、今日は晴れていい日でした。
 ナンブアザミ(たぶん)が咲いているのを見つけました。
 先月あたりに咲いていて、もうとっくに終わっているものと思っていたら、また新しく咲いたようです。
 それも終わり近い雰囲気ですが、こんなに遅くまで咲くのは珍しいのでは。
 それだけ、今年の秋は暖かいのかも。





*2018年11月18日撮影

 先週に見たナンブアザミ(たぶん)の花。
 その頃はまだ咲いてるのかと思って見たのですが、一週間後にもやっぱり咲いているとはびっくりです。

 ナンブアザミという名は岩手県の南部地方にちなんだ名で、発見されたのがかの地であったとされています。
 本州のどちらかといえば北のほうに広く分布しています。
 「ナンブ」は岩手県ではなくて、本州の南部をさすという解説もありますが、間違いだと思います。





*2018年10月20日撮影

 10月、花の盛りのナンブアザミ(たぶん)です。
 たくさんの花が咲いているアザミは、ひっそりとしていながらも華やかという独特の雰囲気です。
 決して豪華ではありませんが、心にしみるような美しさがあります。
 

シラカシ

2018-11-18 22:20:53 | 樹木

*2018年11月18日撮影

 今日はすばらしい秋晴れで、暖かい1日でした。
 もう雪が降ってもおかしくない時期なのに、ありがたいことです。

 シラカシのドングリが枝についているのを発見しました。
 コナラのドングリなどはもうすっかり落ちてしまって、土の中に埋もれています。
 それに比べると、シラカシのドングリは遅くまで枝についていて、今もきれいなままです。





*2018年11月18日撮影

 枝ぶりをちょっと遠くから撮影してみました。

 シラカシは、いわゆる樫の木の一種です。
 樫の木というのは、アラカシとかアカガシとか、そのほか多くの「〇〇カシ」という名の樹木の総称です。
 木材にした時に硬いのが特徴の樫ですが、木肌が赤いのがアカガシで、それに対して白いのがシラカシというわけです。
 ただの樫と言った時にはアラカシの木材をさすことが多いのだとか。





*2018年11月15日撮影

 樫類は常緑樹ですが、ドングリをつけます。
 シラカシのドングリは小さめですが、丸くてふっくらした感じのものが多くて、可愛らしいものです。
 ドングリを枝にくっつけている帽子のようなものは「かくと(殻斗)」というのですが、シラカシの殻斗は白くて横筋が入ってとてもきれいなものです。
 殻斗からドングリだけが落ちてしまっているものもありますね。
 

キク

2018-11-17 22:30:54 | 草花

*2018年11月16日撮影

 秋の花といえばキク「菊」が一番なのはもちろんです。
 これまで取り上げてこなかったのですが、ついに今日はキクです。

 大輪の菊は見事なのですがあまり庶民的ではないので、今回は普通に見られる小さな花のキクのあれこれです。
 初めの写真は、美しく白いキク。
 この形はマムと呼ばれる洋菊の一種でしょうか。
 ご想像の通り、キクは大変品種が多くて、私には見分けがつきません。





*2018年11月16日撮影

 これは黄色いキクで、よく見かける種類だと思います。
 和菊の中の小菊なのかなと思います。

 菊は野生種の野菊と園芸種の家菊とに分かれます。
 家菊は中国渡来の外来種ですが、日本で盛んに品種改良が行われて、日本の菊文化が生まれました。
 その日本の菊が注目されて欧米に渡り、独自の進化をとげて洋菊として親しまれています。





*2018年11月16日撮影

 黄色いキクなのですが、花びらの先が赤くなっています。
 これもよく見かけるような気がします。
 小菊かなあと思いますが、ひょっとして洋菊なのかもしれません。
 




*2018年11月15日撮影

 これもよく見かけるタイプのキクだと思います。
 野菊のようですが、栽培種だと思います。
 白い素朴な感じのキクです。





*2018年11月15日撮影

 小型の花ながら、なかなか豪華な印象のキクです。
 たぶんこれも洋菊のような気がします。
 黄色い中心部を透き通った白い花びらが囲んでいて、清楚な感じがする美しい花です。

紅葉のサクラ

2018-11-14 22:02:01 | 樹木

*2018年11月14日撮影

 今日は秋晴れの良い天気で、暖かい1日でした。

 もうサクラはほとんど葉を落としてしまっていますが、残っている葉が美しく紅葉しています。
 今年はサクラの紅葉がとても見事だったと思います。





*2018年11月13日撮影

 今年の前半は雨が少なくて、8月頃にはサクラの葉が散り始めました。
 梢の方から散り始めて、上の方は葉がずいぶんなくなったなあと見ていました。
 9月からは雨が降り始めて、サクラも元気が回復したようです。
 秋になって見ると梢の方の葉がきれいな紅葉になっているのが目立ち始めました。
 夏に散った葉が、上の方だったか下の方だったか、木によってずいぶん違っているようです。





*2018年11月8日撮影

 サクラの紅葉はなかなか見事なのですが、例年は秋になると早々に葉を散らせ始めて、紅葉を楽しむいとまがないのです。
 今年はたくさんの葉が残っていて、楽しませてもらいました。





*2018年11月8日撮影

 遠く色づいた里山を背景に、サクラの紅葉です。
 残り少ない葉が美しく色づきました。
 画面の下の方に並んでいるのも、紅葉したサクラの木です。