さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ヨシガモ

2013-03-28 20:22:53 | 

*2013年3月27日撮影

 春が来て渡り鳥のカモたちはそろそろ帰り支度です。カモたちの姿がどんどん少なくなっていきます。
 そんな中で、ヨシガモの姿を見つけました。
 手前はおなじみのカルガモ。奥がヨシガモです。
 カルガモは渡りをしなくなったカモなので、これからも残って子育てをします。
 ヨシガモはあまり見かけないので、この辺では珍しいカモです。名前のようにヨシの茂み(今は枯れて倒れていますが)のところにいました。
 白い身体、茶色の頭、緑の顔とたいへん派手な姿をしています。そのせいか、カルガモより大きく見えます。実際はカルガモよりは小振りなのですが。




*2013年3月27日撮影

 ヨシガモは頭の後ろの羽毛がつんと突き出していて、ナポレオンの帽子のようだと言われます。
 頭をぐるぐる回して、身体のあちこちをつついているヨシガモです。
 頭の形が妙な形に見えるところがヨシガモらしいところなのです。

ミツバチ

2013-03-27 22:17:59 | 昆虫

*2013年3月27日撮影

 ネコヤナギの花に小さなハチかアブか、たくさん飛び回っていました。
 そのうちの一匹を撮った写真です。これはミツバチだと思います。
 
 ネコヤナギは雌雄異株で、絹毛の中から赤い雄しべが出るのは雄花、黄色い花粉を出します。
 花粉を出し終えると雄しべの先は黄色になり、やがて黒くなって花が終わります。赤い雄しべは上の方から徐々に下へ下がっていきます。

 ミツバチの後ろ足に、花粉がだんごのようになって付いています。こうして雌花へ花粉を届ける、大切な役割をハチが果たすわけです。




*2013年3月27日撮影

 ミツバチはブンブン飛び回ります。
 このミツバチはあまり黄色っぽい感じがしないので、ニホンミツバチなのかもしれません。
 一般にミツバチは黄色いというイメージがありますが、あれはセイヨウミツバチで、在来のニホンミツバチは黄色くないとされています。

エナガ

2013-03-25 21:11:11 | 

*2013年3月24日撮影

 この冬はエナガの姿をよく見ました。
 白っぽい小さな小鳥たちがちょんちょんと忙しく動いて飛び回り、あっというまに集団で飛び去ってしまいます。
 エナガはぬいぐるみのように可愛い、といっても肉眼では分かりにくいもの。双眼鏡で見たり、写真に撮ってみてはっきり認識します。
 可憐な妖精といわれるエナガの姿を、それなりに伝えていると思う一枚です。綿毛のようなものをくわえています。これは何でしょうか。




*2013年3月24日撮影

 最初の写真のほんの少し前、木蔦(キヅタ)のつるから飛び立つエナガです。
 もうすでに綿毛のようなものをくわえています。




*2013年3月12日撮影

 これは2週間程前、桜の幹に群がるエナガです。
 ピンぼけですが、お許しください。
 エナガは渡り鳥ではなく、一年中森の中に住んでいますが、冬には里の近くに姿を見せます。
 冬の方が身体の白い部分が際立って、より美しく見えるようです。

オオイヌノフグリ

2013-03-24 23:13:57 | 草花

*2013年3月24日撮影

 ごくごく小さなハコベの花が咲いていますが、同じような場所にオオイヌノフグリが咲き始めました。
 美しい青い色の、実に可愛い花です。花の直径7~10mmとされています。
 イヌノフグリという在来種があって、さらに小さい花を咲かせます。その在来種よりも大きな花を付ける外来種というので、オオイヌノフグリです。
 「大犬の陰嚢」と書き、花の風情には似つかわしくない名前なのです。




*2013年3月24日撮影

 群生していると見事です。
 早春の野の花が少しづつ花を咲かせていくのが、心躍る楽しみです。
 こうして春が来ると、もう雪景色のことは忘れてしまうのが不思議です。

スイバ

2013-03-24 00:06:28 | 草花

*2013年3月23日撮影

 この時期、日あたりのいいところに目立っているのが、スイバのロゼットです。冬越しを終えてこれから伸びようと、葉が立ち上がりはじめています。
 赤く紅葉している葉も多くてそれも目立つ原因ですが、他に目立つ植物がないというのが実のところです。
 これよりもっと大きいギシギシのロゼットも目立ちますが、スイバとギシギシは今一番注目の野草です。




*2012年3月29日撮影

 これは昨年の今頃撮影した、スイバです。
 逆光の中に赤い葉が透けて、美しい瞬間を撮ることができました。




*2012年5月13日撮影

 念のためにというか、昨年の5月に撮影したスイバです。
 誰でも知っていると思いますが、スイバの花はこんなです。
 雄の花と雌の花は別の株に咲く雌雄異株で、よく見ると花が違うのも分かります。真っ赤な花になるのは雌花のほう。
 雌花はやがて実を付けますが、この実も赤いので、いつまでも花を付けているように見えます。