さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

モクレン

2014-02-24 22:50:32 | 樹木

*2014年2月24日撮影

 長い間雪のちらつく曇った日が続きましたが、今日はようやく爽やかに晴れました。
 
 モクレンの花芽が目立ちます。
 じつはモクレンの仲間たち、ハクモクレンやコブシやシデコブシなどは、皆同じような軟毛に覆われた大きめの花芽を付けます。
 冬は葉がないので花芽だけで何の木か特定するのは困難です。
 昨年この木にはどんな花が咲いたかを思い出してみるしかありません。





*2014年2月24日撮影

 花芽のアップです。
 柔らかい毛がふわっとしています。
 花芽の下に付いている小さな芽が葉芽だと思います。





*2014年2月10日撮影

 大きなモクレンの木の、びっしり付いている花芽の情景です。
 花が咲けばさぞ見事だろうと、昨年の姿にダブらせながら思います。
 
 同じような花芽なのに、コブシの木にはヒヨドリなどが群がって花芽を食べています。
 コブシは木によっては花芽が残り少なくなってしまっています。
 モクレンはそんなことはないので、鳥たちにとって美味しくないのかもしれません。

ツグミ

2014-02-18 22:03:07 | 

*2014年2月18日撮影

 先週末の大雪で首都圏を中心にたいへんな事態になっているようです。
 会津はおかげさまでさほどの積雪ではなく、おだやかな日々を送っています。ありがたいことです。
 
 今年はツグミの姿をあまり見ないと思っていたら、今日はツグミの大集団に出会いました。
 すっかり熟して黒っぽくなっている柿の実に群がっていました。
 おなじみのヒヨドリやムクドリも混じって、柿の木は大混雑。
 柿の実もほとんどはもう鳥たちに食べつくされて、今残っているのは珍しいくらいです。
 まだそっくり残っているような柿はおいしくないのかも。





*2014年2月18日撮影

 柿の実をしばらく食べると別の木に移って一休み。
 これは桜の木のようです。
 やっぱり集団でいます。なかに並んでとまっている二羽はカップルなのでしょうか。
 なんとなくそんな雰囲気もあります。





*2014年2月18日撮影

 この木は何なのかよくわかりませんでしたが、やっぱりツグミの集団が柿の木から移ってきました。
 ツグミは冬鳥で越冬のためにやってきます。
 本来は地上を歩いて地中の虫を食べる鳥なので、こんな雪国ではなくてもっと南の方に行くべき鳥なのだと思います。
 しかし会津には柿の木がたくさんあるので、柿の実をめあてに来ているようです。
 柿の実を食べつくしたら、また南へ移動するのかもしれません。

コガモ

2014-02-14 22:03:18 | 

*2014年2月12日撮影

 前回カルガモの中にいるコガモが登場しましたので、コガモを紹介します。
 川岸の雪と水面の間に静かに座っているコガモたちです。
 頭が明るい茶色をしているのが雄です。雌は地味な色をしていて他のカモと似ています。
 コガモは何よりも小さいことが他のカモとは違います。写真では大きさが伝わらないと思いますが、前回のカルガモの写真を見ていただきたいと思います。





*2014年2月12日撮影

 コガモの雌が一羽、雪の中にいます。
 カルガモ以外のカモ類は渡り鳥で越冬のためにやってきます。
 繁殖地は北の国で、寒さには強いのだと思います。それでも、こんな雪国に渡ってきて、食べ物はあるのだろうかと心配します。
 食べ物がなければもっと南へ移動すればいいのだから心配無用なのですが、コガモは見た目がかわいいのでつい感情的になります。





*2014年1月28日撮影

 水面を泳ぐコガモの集団です。雄がたくさんいます。

 コガモは一番早く鶴ヶ城のお堀にやってきます。9月にはもう姿をみせます。
 そのころには雄も雌と同じ地味な姿をしているのですが、だんだん美しい雄の姿に変身していきます。
 冬の間にパートナーを見つけ、春になってから繁殖地の北の国へ帰っていきますが、コガモは他のカモ類より長くここにいるようです。
 6月になっても帰らないコガモの夫婦を見かけます。
 そうしてみるとコガモは繁殖の短い間だけ北の国にいて、一年の大半は日本にいるのかもしれません。

カルガモ

2014-02-11 22:31:35 | 

*2014年2月11日撮影

 カルガモの集団が川岸の雪の上でお昼寝です。寒くないのでしょうか。
 右から二番目のカルガモが私に気づいて警戒しているのか、首をちょっとのばしました。
 まん中のカモは小さいです。子供かな、などと思って、この集団は家族か?などと妄想しました。
 でもそんなはずはないのです。
 カルガモの子供は春に卵から孵って、夏頃には親と見分けがつかない大きさに育ちます。
 こんな冬になるまで小さいままのわけはないのです。
 寝ているので顔が分かりませんが、たぶんコガモが一羽まぎれこんでいるのだと思います。





*2014年1月7日撮影

 雪の上を散歩しているカルガモのカップル(たぶん)。
 カルガモは歩いている姿をよく見ます。春夏は草の中を歩いて、何か食べています。
 雪の中では食べ物もないのではないかと思いますが、でも何となく楽しそうに見えるので、良しとします。





*2014年1月5日撮影

 これはごく普通に水の中で泳いでいるカルガモの集団です。
 川の流れが急でない所にたくさんあつまって冬を過ごすようです。
 早く春になって、可愛い子供たちを引き連れて泳ぐ姿を見たいものです。


 

お堀に雪の花

2014-02-10 23:37:39 | 風景

*2014年2月9日撮影

 先日鶴ヶ城のお堀の凍った表面を紹介しましたが、今回は大雪の後の珍しい光景です。
 一面に花が咲いているようです。雪の花です。
 どんなふうにしてこの模様が出来上がるのか想像もつきません。
 花模様は小さいのは直径1mくらい、大きいのはその数倍あるように見えました。





*2014年2月9日撮影

 場所が違うと氷の色合いや、雪の花の姿が違っています。
 花の中心の黒い穴が、こんな模様が出来上がる秘密を握っているようです。
 不思議です。
 しばらく見とれてきました。