さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

湯川の冬景色

2013-02-28 22:46:51 | 風景

*2013年2月28日撮影

 湯川というのは、会津若松市の鶴ヶ城の南側に流れる川です。私の散歩コースのひとつです。
 湯川は大川と合流して阿賀川となり、阿賀川は只見川などの川を飲み込んで大河となって、新潟県の新潟市で日本海に流れ込みます。
 湯川という名のうちは小さな川ですが、遊歩道があり散策にはとてもいい雰囲気です。
 今は積雪で遊歩道は歩けません。川そのものが雪で狭められ、いっそう細い川のように見えます。そんな湯川の冬の風情を、ごらんください。



*2013年2月28日撮影

 今日はめったにない快晴だったので、雪の上にうつる影もくっきりして雪景色ならではの風情です。
 ところどころ曲がりくねっている川に、上流から流れてきた雪がたまっています。真ん中にカルガモが一羽いますがわかるでしょうか。



*2013年2月28日撮影

 湯川の川岸にはヨシが密集して生えていますが、冬はみな枯れて雪の下に倒れて見えなくなっています。
 かろうじて立っている、わずかなヨシの枯れた穂についている実を目当てに、ホオジロやシジュウカラや、ヤマガラやジョウビタキなどの小鳥が集まってきます。そんな、ヨシの立ち枯れの姿です。
 向こう岸に足跡が見えますが、なにか動物なのか、子供なのか、よくわかりません。



*2013年2月28日撮影

 最後は、河原に生えている木です。大きくはないけれど、細いしなやかな木が伸びています。
 木の名前はわかりませんが、雪の中の木は、心にしみる姿をしています。

 明日からはまた天気が崩れるようです。
 それでも、春は近いはずだと、思います。

 
 

 

メジロ

2013-02-27 22:28:53 | 

*2013年2月27日撮影

 雪は降り続き、昨日からようやく晴れて来ました。予報によれば明日までは晴れるそうなので、なんとなく心うきうきします。

 冬にメジロを見ても別に不思議はないのですが、春の梅や桜とともに見ることが多いせいか、メジロはやっぱり花の季節が似合うと思います。
 ところが今年は、雪の中でメジロを見かけることが多いのです。
 今日は庭木の下にもぐり込んでいるメジロを発見してしまいました。あまり高い木ではなく、イチイではないかと思います。芽を食べているのでしょうか。
 メジロは目の周りに白いアイリングがある鳥として、誰もが知っています。黄緑色の姿もかわいい小鳥です。



*2013年2月21日撮影

 これは、少し前、柿の木に集まっている鳥たちの中にメジロがいるのを見つけて撮ったものです。
 この柿の木には実がたくさんあったのですが、もうすでに食べつくされて残っていません。それでこんどは、残っているヘタを目当てに鳥たちが来て、さかんにヘタをつついています。
 寒いのでメジロは羽毛を立てて丸まるとふくらんで見えます。



*2013年1月19日撮影

 もうひとつ、これはこの冬撮った中ではメジロの姿を大きく撮影できたものです。
 手前に枝があって、ボケてはいますが少し気になります。

 早く春が来て、花の中のメジロを見たいものだと思っています。

カケス

2013-02-23 21:57:53 | 

*2013年2月22日撮影

 昨夜はまとまって積雪がありました。20cm超積もりました。今朝は晴れましたが、日中は晴れたり降ったり、降る時は猛烈に降りますが晴れるときはぱっと晴れます。冬の天気は予測不能です。そろそろ雪はおしまいにしてほしいものです。

 さて、昨日出会ったカケスです。カケスは、まあ一般的にはポピュラーな鳥なのでしょうが、私はめったに目にしないので、珍しい鳥のひとつです。
 ごま塩というよりは黒い筋の入った頭と、目の周りから頬にかけて黒くなっている顔は、まぎれもなくカケスの顔ですが、もうひとつの特徴である翼の一部の青い模様が見えません。隠れてしまったのでしょうが、少し残念です。
 カケスはジェーという本来の声の他に、他の鳥の鳴き声をまねることが知られています。
 今回は鳴き声を聞くことはできませんでしたが、いつか聞いてみたいものです。

リス

2013-02-22 22:23:28 | 動物

*2013年2月22日撮影

 今日は久しぶりに晴れて、午前中は日差しが戻りました。午後はまた雪が舞いましたが、冬だからやむなしです。

 少し山の方に出かけてみました。積雪で歩く道がないので、鳥がたくさん集まっているところを遠くから眺めるだけで帰ってきたのですが、冬だからやむなしです。
 そのかわりというか、リスに出会いました。リスはすばらしく敏捷で、たいていはカメラを構える間もなく、木から木へ飛び去ってしまうので、これまでまともに写真が撮れたことはありませんでした。ところが今日は、木の皮を食べていたのか数分間同じ場所にとまったので、撮らせてもらえました。
 
 初めて撮ったリスです。

カラス

2013-02-21 20:36:51 | 

*2013年1月29日撮影

 会津は雪国とはいえ、ずいぶん毎日降り続けています。立春はとうに過ぎましたが、春の兆しはまだまだです。
 さんぽもしばらくお休みして、家にこもっています。そんなわけで、しばらく前に撮ったカラスをごらんいただきたいと思います。

 冬のカラスは、白い雪のせいもあってとても目立ちます。黒光りする体や、するどい目つきなど、なかなかの迫力です。
 嫌われ者のカラスもこうしてみると美しい生き物であることがわかります。
 これはクチバシが比較的細い、ハシボソガラスです。




2013年1月23日撮影

 それでもって、もうひとつの写真は、ハシブトガラスです。クチバシが比較的太いほうです。
 後ろ向きではありますが、鉛色に光るクチバシを開いて、力一杯吠えています。顎のボサボサした毛の感じが、堂々たる風格を感じさせます。

 カラスの生活というものはどんなものか、ふと考えさせられます。