さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ムクドリ

2019-01-31 22:45:25 | 

*2019年1月31日撮影

 2日ほど前にちょっと雪が降って、10cmほど積もりました。
 その程度で特別なことのように思えるほど、今年は雪が少ない年になっています。
 今日も曇り空ではありましたが、ほとんど雪は降りませんでした。

 河原のヨシの茂み、といってもほとんど倒れているのですが、そのヨシの中をムクドリの集団がいました。
 歩いたり、集団でちょっと飛んで移動したり、動きまわります。
 写真はヨシにとまった1羽のムクドリ。
 頭など、全体に黒っぽいので、雄だと思います。





*2019年1月31日撮影

 これもヨシにとまる1羽のムクドリ。
 これは、頭など全体的に色が薄い感じなので、雌のようです。
 よく見ると、左の隅にも1羽のムクドリが。こちらは雄かも。

 ムクドリは農耕地などによく見かける、おなじみの野鳥です。
 スズメよりも大型で、嘴が鮮やかな黄色をしているのが特徴です。
 ただ、最近はあまり見かけないように思うのですが、思い違いなのかもしれません。





*2019年1月31日撮影

 ムクドリのカップルかもしれないと思って撮影しました。
 上の1羽が雄で、下の1羽が雌だと思います。
 ところが、その下にもう1羽の雄がいるのに気づきました。
 なので、たまたま集団の中の一部を撮影しただけなのかもしれません。

 ムクドリは木の実や草の種子なども食べますが、虫も食べます。
 食べ物の少ない冬に、地面の上を歩いているのは、地面の中にいる虫をさがしているのかもしれません。

ビワ

2019-01-26 22:06:07 | 樹木

*2019年1月26日撮影

 あいかわらず雪の舞う日々が続いています。ぱっと晴れることはあまりありません。
 それでも、雪の量としてはきわめて少なくて、地面に積もっている雪はほとんどありません。
 このまま、あと2ヶ月過ぎてくれれば、とてもありがたいのですが。

 ビワの花が咲いています。
 花は一斉には咲かず、茶色っぽいつぼみのほうが目立つこともあって、地味な花です。
 きれいな花とは言い難い雰囲気ですが、咲いている花をよく見れば、なかなか清楚な花なのです。





*2019年1月24日撮影

 冬に花を咲かせる植物は少ないのですが、ビワはバラ科に属する冬の花の木です。
 春になれば実をつけ、初夏には食べられるようになります。
 庭木として植えられたり、実を収穫するために栽培されたりしています。
 中国原産で渡来したものとする説がある一方で、奈良時代以前から存在していたとする在来種説もあります。





*2019年1月24日撮影

 雪をかぶって花を咲かせているビワです。
 
 ビワは「枇杷」と書きますが、これは中国での表記を持ち込んだものとされています。
 一方ビワという名は、実が楽器の「琵琶(びわ)」に似ているからと言われています。





*2019年1月20日撮影

 ビワは実が食用にされるほかに、さまざまな薬効のある植物として知られています。
 葉は打ち身や捻挫、皮膚病などに効き、種子は咳止めなどに用いられます。

 木材としては、硬い上に粘りが強いため、杖などに利用されてきました。
 高級な木刀の材としても使われるそうです。
 
 

マガモ

2019-01-20 22:13:10 | 

*2019年1月20日撮影

 冬なのでやむを得ませんが、雪のちらつく曇り空の日が続いています。
 それでも雪は地面に積もるほどには降りません。
 この調子でこの冬が終わってくれたら、と思っています。

 会津の鶴ヶ城のお堀にも氷がはって、カモたちもどこかへ引っ越して行きました。
 ところが今年は氷のはり方が半端で、かなりの面積で水面が残っています。
 それで水の近くに、ごく少数のマガモやコガモ、カルガモなどが、それぞれの場所を確保して居残っています。
 マガモがこんな風にして居残るのは珍しいのではないかと思うので、今日はマガモの写真です。





*2019年1月12日撮影

 残り少ない水面を泳ぐマガモのカップル?。
 水面に浮かんでいるのは枯れた松の葉のようです。
 松は常緑樹なので、冬でもみずみずしい緑の葉をつけています。
 その一方でたくさんの葉が枯れて落ちているのですが、あまり気がつきません。
 こうしてお堀の水面に浮かんでいるのを見ると、こんなに!と驚きます。





*2019年1月6日撮影

 氷の上でマガモたちは昼間はほとんど寝ています。
 カモたちは本来夜行性なのです。寒いせいもあって、昼間は極力動かないようにしているのかもしれません。
 雄のマガモに囲まれて、雌が1羽首をあげています。
 前にいる雄になにか訴えているのかも。





*2019年1月3日撮影

 氷の上に雪が積もった時、マガモの雌が1羽。
 右上の黒いところが水面。
 寒そう。

 
 

雪のミズキ

2019-01-10 22:02:47 | 樹木

*2019年1月10日撮影

 雪が降りました。
 8日、9日と2日間降って、今日10日は晴れました。
 10cmほど積もったでしょうか。今日晴れたので、もうずいぶん消えました。

 そんなわけで、雪をかぶった樹木を撮影してきました。
 ごらんいただくのはミズキです。
 初夏に白いこんもりした花をつけるミズキですが、今は雪をかぶってこんないでたちです。





*2019年1月10日撮影

 枝先にはこまかい枝があって雪をため込んでいます。
 花の季節にはこのこまかい枝の先に白い花が咲き、やがて赤い実をつけますが実は黒くなっていきます。
 実が黒くなる頃には、枝の先が赤くなって目立つようになります。
 花には蜂たちを、実には小鳥たちを呼び込みようにできています。

 松の内を過ぎると15日から小正月です。
 小正月にはミズキの若い枝に小さなだんごや色とりどりの飾りをつける「だんごさし」を、室内に飾ります。
 ミズキは「だんごさしの木」として親しまれています。

オナガ

2019-01-07 21:53:15 | 

*2019年1月7日撮影

 曇り空で時々雪のちらつく1日でした。

 めずらしくオナガの群れに出会いました。
 オナガはたくさん飛び回っているのですが、茂った枝の向こうに隠れるのであまり撮影できませんでした。
 そんななかでも、どうにかオナガらしく見える写真を選びました。
 1枚目はスギの梢にいるオナガです。
 スギがよくわからないほどフジやクズなどがからみついていて、そのツルのむこうにオナガがいます。





*2019年1月7日撮影

 これはスギの枝にいるオナガです。
 スギの実を食べているのでしょうか。
 オナガは雑食で、木の実や草の実も食べるし、虫なども食べるのだそうです。





*2019年1月7日撮影

 オニグルミの枝にいるオナガです。
 木の皮をつついて、虫を食べているように見えました。
 オナガは名前の通り尾が長くて、見た目にもふんわりと飛ぶ感じがするのですが、じつはとても動きが早い鳥です。





*2019年1月7日撮影

 同じくオニグルミの枝にとまるオナガです。
 尾が長く見えません。
 こちら側に曲げているのでしょうか。よくわかりませんが、オナガには違いありません。

 オナガは渡り鳥ではなく、一年中いる留鳥とされています。
 ここで繁殖しここに住んでいるということなのですが、めったに見ません。
 生活の中心はたぶん山の中かどこかで、冬になると食料を求めて平地に来るのかもしれません。