さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ホソヒラタアブ

2014-10-31 22:31:52 | 昆虫

*2014年10月30日撮影

 セイタカアワダチソウに群がっているハチやアブのなかから、ホソヒラタアブをごらんください。
 ごく小さな虫で、大きさは1cmくらいはあるでしょうか。
 よくよく見ないとわかりませんが、なかなかかわいい姿をしていて、アブというよりハチのような印象をうけます。
 




*2014年10月30日撮影

 しましまのボディに大きな頭が目立って、ねじのようだといつも思います。
 アブのなかでもハナアブと呼ばれる仲間で、だから花に群がっているのですね。
 ハナアブ類はたいていミツバチなどに似ていて、それぞれそれなりにきれいな姿をしています。
 ハチに似せて身を守っているという見解もあります。





*2014年9月18日撮影

 これは先月撮影のホソヒラタアブです。
 取り付いている花はダンドボロギクではないかと思います。
 

アメリカセンダングサ

2014-10-30 22:18:13 | 草花

*2014年10月30日撮影

 今日は気持ちのいい秋晴れの一日でした。

 逆光に赤い葉が輝いて、目をとめさせられたのはアメリカセンダングサが枯れている姿。
 もともと茎は赤っぽいのですが、赤紫色が強くなって、葉は赤く紅葉しています。
 




*2014年10月25日撮影

 すっかり枯れた姿のアメリカセンダングサです。
 先端にトゲのある棒状の実が球形に固まっています。
 この実はいわゆる「ひっつきむし」で衣服によくくっつきます。会津では「ばか」といいます。
 このくらいに枯れると、もう葉はほとんど落ちて、残っているものもちりちりに乾いています。

 名前の通り北アメリカ原産の帰化植物で、在来のセンダングサ(栴檀草)に似ているのでアメリカセンダングサと名付けられました。
 大正期には存在が確認されているそうですが、急激に増えたのは昭和期それも戦後のことといわれています。





*2014年10月30日撮影

 夏の終わり頃に花が咲き始めます。
 水辺など湿ったところが好きなようで、大きなものは1.5mほどにもなります。
 たいてい今頃は枯れ始めているのですが、なかにまだ咲いている花もあります。
 この写真はきょう見つけた、咲いているアメリカセンダングサです。
 花の頃はさすがに全体に緑色ですが、茎だけは紫色です。

紅葉のサクラ

2014-10-25 22:37:39 | 樹木

*2014年10月25日撮影

 今年は街のなかの普通の木が美しく紅葉しています。
 燃えるような赤いドウダンツツジ、黄色から真赤までいろいろに色づいているケヤキ、輝く黄金色のエノキなどなど。
 サクラも紅葉が美しい木なのですが、例年は早くから葉を落としてしまったりして、なかなか美しい紅葉のサクラは見られないのです。
 ところが今年はハッとするような見事な紅葉のサクラがたくさん。
 そんなわけで紅葉のサクラを少し紹介したいと思います。





*2014年10月25日撮影

 一本のサクラの木なのに、まだ青い葉や黄色い葉や赤い葉、えんじ色の葉まで混在しているところが見事です。

 サクラの木の種類はよくわかりませんが、葉だけ見てもいろいろ違いがあるようです。





*2014年10月23日撮影

 このサクラは春の花の頃を思い出すと、ソメイヨシノだと思います。
 上の写真とくらべると、葉が内側に反っています。
 色も微妙に違いますが、これはこれで美しい紅葉です。





*2014年10月24日撮影

 おまけです。
 このサクラは葉が見事に虫に食べられて、まるで筋だけ残ったようです。
 こんなふうになっても葉が散ってしまわずに、一部は紅葉していることにとても感動しました。
 こういう風景もなかなか見られないのではないかと思います。

テングチョウ

2014-10-24 22:03:07 | 昆虫

*2014年10月24日撮影

 久しぶりの秋晴れの一日でした。
 セイタカアワダチソウが咲き広がっている場所には虫たちも群がっています。
 ハチやアブやチョウ類。
 チョウはモンシロチョウやセセリチョウなどの他にキタテハの姿が目立ちます。
 キタテハは成虫で越冬するので秋が深くなっても見かけるわけです。

 そんななかに変わったチョウを発見しました。
 これはテングチョウです。顔(と言っていいのか?)のまえにツノが突き出ていて、天狗の名がつきました。





*2014年10月24日撮影

 テングチョウの表側(背中側)は鮮やかな模様が浮き出て、枯葉にしか見えない裏側とは際立った対比を見せます。
 タテハチョウ類には裏側が枯れ葉のようなチョウが多いようです。
 でも表側は個性的な美しい姿をしています。





*2014年10月24日撮影

 テングチョウもキタテハと同様、成虫で越冬するそうです。
 なのでキタテハに混じってテングチョウがいても当たり前かもしれません。
 ただ、テングチョウはこの辺ではなかなか見られない珍しいチョウです。

ツルウメモドキ

2014-10-23 22:18:57 | 樹木

*2014年10月23日撮影

 急に思い切り寒くなって、街のなかの紅葉が鮮やかに美しくなってきました。
 それは後ほど報告するとして、今日はまた赤い実の写真です。
 黄色い実だと思って見ていたら、黄色い皮がはじけて赤い実が出てきたのです。
 赤くなった実はまだ少しだけですが、葉が全部落ちてしまう頃には、全部赤い実に変身するようです。
 ツルウメモドキといいます。





*2014年10月20日撮影

 以前とりあげたウメモドキに名前が似ていますが、ウメモドキとはまったく違う植物です。
 やはり葉が梅に似ているというわけですが、ツル性の植物なのでツルウメモドキなのです。
 はじめ黄色い実が、やがて皮が三つに割れて中から赤い実が出てきます。
 黄色い実もそれなりに美しいのですが、やはり赤い実の美しさは別格です。
 赤い実が出てくるというのは嬉しい驚きです。





*2014年10月20日撮影

 葉はまだ付いていますが、だいぶ枯れてきました。
 きれいに紅葉するというよりは枯れてしまうようです。
 葉がなくなって赤い実のツルウメモドキのほうがきれいな写真になるのでしょうが、黄色い実が変身しつつある姿の方をごらんいただきました。
 あしからず。