さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

クルマバッタモドキ

2014-09-27 23:57:43 | 昆虫

*2014年9月27日撮影

 今日もモドキですが、昆虫のバッタです。
 バッタは歩いていると足下の草のなかから勢い良く飛んでいって、また草の中に見えなくなってしまいます。
 バッタの飛ぶ姿は思ったより大きく見えて、なかなかの迫力です。
 
 そんなバッタのなかで足下の地面にじっとしている、土色の目立たないバッタをよく見かけます。
 それが今日の写真、クルマバッタモドキです。





*2014年9月12日撮影

 石にとりついているクルマバッタモドキです。
 クルマバッタに似ているけれど違うという意味のクルマバッタモドキ。
 クルマバッタというのは後ろの翅を広げると丸い輪のような黒い模様が出るバッタで、飛んでいる姿を車に見立てた名前です。
 モドキのほうも同じような模様があってよく似ているのですが、大きさが小さいとか、背中に白い「く」の字の模様があるとかで見分けます。
 クルマバッタは緑色の固体の方が多いのですが、モドキの方は褐色の個体がほとんどです。

 バッタを取り上げるのはたぶん初めてだと思いますが、なかなか面白い昆虫なのです。

 

ウメモドキ

2014-09-26 22:57:42 | 樹木

*2014年9月26日撮影

 赤い実が目立ちはじめ、秋ですねえ。
 秋に赤い実をつける木はたくさんあって、ぱっと華やかで大好きです。
 ただなかなか木の名前が分からなくて悩ましい秋でもあるのです。
 これはウメモドキです。
 山に自生しているウメモドキもありますが、街中ではいたるところ庭に植えられています。





*2014年9月26日撮影

 ウメモドキは落葉樹なので、冬になる前に葉はすべて落ちてしまいます。
 葉が無くなっても赤い実はそのまま残るので、その姿もたいへん美しいのですが、今回は葉が付いているウメモドキをごらん下さい。
 ウメモドキの赤い実は柄が短くて固まって枝に付くので、実が密集してたくさん付いている印象をうけます。
 葉が無くなったときにウメモドキを見分けるポイントのようです。





*2014年9月26日撮影

 山形県ではウメモドキが絶滅危惧種に指定されていると聞きます。
 もちろん野生種のことだと思いますが、すぐお隣の県の話なので、ちょっと心配です。
 

ナンブアザミ

2014-09-25 22:31:49 | 草花

*2014年9月24日撮影

 おなじみのアザミにもたくさんの種類があります。
 普通は春に咲くノアザミがアザミ類の代表ですが、秋に咲くアザミも多いのです。
 会津の鶴ヶ城公園に今じぶん咲いているこのアザミは、たぶんナンブアザミだと思います。
 花の色が薄紫で、斜め下向きに花をつけるのが特徴です。
 花の下の茎にはアブラムシがいっぱい。





*2014年9月13日撮影

 ナンブというのは、南部地方つまり岩手県をさします。
 岩手県で初めて存在が確認されたというわけでナンブアザミと名付けられました。
 本州北部の雪の多い地域に咲くとされています。





*2014年9月6日撮影

 今月初めのナンブアザミ。
 花が下向きなせいか、花の色が薄いせいか、あまり元気な花には見えません。
 咲き初めから、しょぼくれた感じがします。
 そうはいっても、これはこれで秋の風情。すてがたい味があるのです。

クモガタヒョウモン

2014-09-24 22:09:55 | 昆虫

*2014年9月23日撮影

 秋になって、黄色い大きな蝶がよく目につきます。
 ミドリヒョウモンやらツマグロヒョウモンやら、キタテハなどさまざまです。
 翅がぼろぼろになっている蝶も多く、季節の終わりを感じさせられます。

 今日の写真はクモガタヒョウモンです。
 黄色いヒョウモンチョウの一種で、秋になると見かけることが多くなります。





*2014年9月23日撮影

 ヒョウモンの名が付く蝶は文字通り豹柄で、その意味でクモガタヒョウモンは最もヒョウモンの名にふさわしいと思います。
 豹柄がよくわかる、表側からみたクモガタヒョウモンです。

 クモガタというのは裏側の模様が雲のように白っぽくてはっきりしないからです。
 上の写真や次の写真で、雰囲気を感じてもらえればと思います。
 どちらも表の模様がすけて見えているので、裏側の白っぽさがよくわかりません。





*2014年9月23日撮影

 クモガタヒョウモンがとまっているのはヒヨドリバナだと思います。
 他の蝶たちも群がっていて、写真の右上にぼやけているのはミドリヒョウモンが飛んで来たのです。
 
 黄色いヒョウモンチョウたちともそろそろお別れです。
 また来年元気な姿を見せてくれますように。

 

コサメビタキ

2014-09-21 22:26:14 | 

*2014年9月22日撮影

 瞳がぱっちりしたかわいいコサメビタキに出会えました。
 南の方から繁殖のためにやってくる夏鳥で、広葉樹林で過ごすとされています。
 そろそろ南へ帰る渡りの時期で途中で立ち寄るのか、秋の初めには会津の鶴ヶ城公園で見かけることがあります。
 




*2014年6月26日撮影

 これは6月に撮ったコサメビタキ(だと思う)です。
 春の始めにやってきて、この頃は子育ての時期です。
 
 コサメビタキはスズメよりも一回り小さいので姿形を肉眼でよく見るのは難しいと思います。
 よく撮れた写真だとかわいい姿が伝わるのですが、あまりいい写真でなくてすみません。