さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

カナメモチ

2016-01-28 21:59:53 | 樹木

*2016年1月28日撮影

 今日は良い天気になり暖かいおだやかな1日でした。
 明日からはまた寒波が来るという予報です。

 雪は少なくても冬なのでこれといって花が咲いているわけでもありません。
 なので赤い実をみつけると、つい嬉しくなってしまいます。
 今日見たのは、カナメモチの赤い実です。

 カナメモチは若葉が赤くてきれいなので、生垣によく植えられています。
 ベニカナメモチとかレッドロビンとかの名の品種が有名です。
 赤い新葉も美しいのですが、こうしてみると赤い実もなかなか美しいと思います。

ジョウビタキ

2016-01-27 22:00:06 | 

*2016年1月27日撮影

 今日は朝のうち日が差したので出かけてみましたが、昼ごろ急に雨が降ってきました。
 大寒のさなかに雨が降るとは思ってもみなかったので少しあわてました。

 さて今日の写真はおなじみのジョウビタキです。
 今年はジョウビタキの姿もよく見かけます。
 けれども結局、今日は後ろ姿しか撮れませんでした。





*2016年1月26日撮影

 しっかりアップで撮れたのは昨日の写真。
 前から見ると頭のてっぺんが白く見えてちょっと違和感があります。
 でも体のオレンジ色と顔や羽の黒のコントラストが鮮やかで、とても美しい鳥です。





*2016年1月21日撮影

 枝に雪が積もっていたのは先週の21日。
 ジョウビタキの姿も見ることができました。雪景色のなかのジョウビタキはまた格別です。

 ジョウビタキは越冬のためにやってくる冬鳥です。
 繁殖地はチベットから中国東北部、ロシアの東部バイカル湖付近などとされています。

 今回は雄の写真ばかりになりました。
 雌はもっと薄い色をしていますが、とびきりかわいいので、いつかまたご紹介したいものです。

クズの実

2016-01-26 21:33:38 | 草花

*2016年1月26日撮影

 先週末は大寒波が来て、各地で被害があったようです。
 TVで雪の降る長崎の街を映していましたが、こちらの街の情景と雪の感じがよく似ていました。
 長崎にとってはたいへんな大雪でしょうけれど、こちらとしては雪の少ない暖冬を実感しています。

 今日は午後からたいへん良い天気に恵まれ、少し降った雪もだいぶん消えました。

 今日は河原で、大豆のようなさやに入った実を見つけました。
 毛がたくさん生えて、陽をあびて黄金色に輝いています。
 これはクズ「葛」の実です。





*2016年1月26日撮影

 クズは夏の間驚くほどの生命力をみせて、もりもりと伸び、野原を埋め尽くします。
 でも冬には枯れて夏の面影はありません。
 例年なら雪の下に隠れてしまうので、クズの実がこんなに目立つことはありません。





*2016年1月26日撮影

 枯れたツルの先に輝くさや豆はなかなか美しいものです。
 クズはそもそも地下に大きな根茎をつくってその根茎から春になると茎を伸ばすので、実はあまり重要ではないのかもしれません。
 それでもかなりたくさんの実をつけることが見て取れます。





*2016年1月26日撮影

 クズは根から「葛粉」をとったり、根や花を漢方薬として利用したり、葉などを家畜の飼料としたり、大いに役にたつ植物だったようです。
 今は定期的に刈られることもなく、伸び放題になって、どちらかといえば嫌われています。
 ありがたがられたり嫌われたり、クズにとっては迷惑なことかもしれません。

 また夏が来るころ河原を埋め尽くすように伸びる姿を想像しながら、クズの実をながめました。

石垣の雪

2016-01-22 22:54:56 | 風景

*2016年1月22日撮影

 雪は降ったり止んだり。今は降っていますが、日中は晴れました。

 雪の降り始めには、石垣に雪がふんわりと乗って、いい雰囲気になります。
 石垣というのはもちろん、会津の鶴ヶ城のいたるところにある石垣です。
 石垣の石の積み方にはさまざまな技術があり、年代によっても違うようです。
 雪が乗ることで石の積み方の違いも浮き出て、興味尽きない景色をつくります。

 この写真の石垣には苔が厚く生えていて、苔の上の雪が凍り始めているように見えます。





*2016年1月22日撮影

 いろいろな形の石を無造作に積んだように見える天守閣下の石垣です。
 じつはこれはたいへん高度な技術で積み上げられたもので、抜群の強度を誇るそうです。
 年代的には戦国時代の古い技法で、他の石垣はそれぞれもっと新しい技術で積まれているのだとか。
 雪が乗って、やわらかい印象があります。





*2015年1月22日撮影

 内堀と本丸とを隔てる通称「忍者おとし」と言われる石垣の情景です。
 石の表面が平らに揃えられているので、江戸時代の技術による石垣ではないかと思われます。
 うっすらと乗った雪が石の形を強調してくれています。
 石の形が揃っていなくて、いろいろな形の石が組み合わせてあるのが見てとれます。
 江戸時代後期には四角く揃った石を積み上げる石垣の技術が出来たそうなので、これは江戸時代でも初期のものと思われます。

コゲラ

2016-01-21 22:17:38 | 

*2016年1月21日撮影

 雪は降ったりやんだりしながら少しづつ積もっています。
 それでも今日は昼間少し日が差したので、だいぶ減りました。
 会津若松の積雪、いまのところ10cmくらいかと思います。

 雪の積もった桜の枝にコゲラを発見。
 一年中よく見かける鳥ですが、雪のなかの姿もまた格別です。
 逆さまになって細い枝を点検しているようです。虫がいるのが分かるのでしょうか。





*2016年1月21日撮影

 私が近づいたせいか、急にぴゅんと飛びました。
 左端にかろうじて写っています。

 コゲラはスズメほどの大きさのキツツキの仲間です。
 小さい体で木の幹や枝を早いスピードで移動しながら、皮をつついて中の虫を食べます。





*2016年1月21日撮影

 キツツキ類の好みは枯れた木です。たぶん虫がたくさんいるのでしょう。
 このコゲラも桜の枝の枯れたところを見つけて、長いあいだつついていました。
 手前の桜の幹には氷がはりついています。
 雪が降っていよいよ厳しい冬ですが、頑張って生き延びてほしいものです。