*2018年7月31日撮影
今日は37℃越えという異常な暑さでした。
この夏どころか、私の人生で最高の暑さ体験だったと思います。
昔マレーシアのペナン島に行ったときよりも、はるかに暑い1日でした。
朝のうち出かけたのですが、暑くて早々に帰ってくるはめになりました。
会津の鶴ヶ城公園の中に、私が勝手にイヌゴシュユ、通称ビービーツリーだと思っている木があります。
そこに群がっている蜂たちの中で、赤くて目立つハラアカヤドリハキリバチの写真をごらんください。
*2018年7月31日撮影
ハキリバチというのは、植物の葉を切り取って巣材にする蜂たちをさします。
ところがこのハラアカヤドリハキリバチは、オオハキリバチというハキリバチの巣に侵入して食物を奪い、既存の卵を嚙み潰したり捨てたりして、自分の卵を産みます。
「ヤドリハキリバチ」と言われるゆえんです。
許しがたい行為によって繁殖しているハラアカヤドリハキリバチですが、見た目は赤い腹部が目立つ美しい蜂です。
ハラアカヤドリハキリバチが蜜を吸っている花は、イヌゴシュユの雌花だと思います。
*2018年7月26日撮影
さて、少し前のイヌゴシュユと思われる木の花にとまっているハラアカヤドリハキリバチです。
問題はこの花です。これはどう見ても雄花です。
つまり、少し前までは雄花が咲いていて、今は雌花が咲こうとしているというわけです。
何が問題かというと、イヌゴシュユという木は雌雄異株とされているのです。
しかしこの、私が知っているイヌゴシュユの木はあきらかに雌雄同株です。
これはじつはイヌゴシュユではないのか、あるいはイヌゴシュユにも雌雄同株の木が存在するのか。
異常な暑さの中で、悩みはつきません。