さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ヒガラ

2014-11-24 22:37:27 | 

*2014年11月22日撮影

 シジュウカラだと思って見ていると、胸の黒い筋がないことに気づいて「ヒガラだ!」と少し興奮します。
 シジュウカラは一年中よく見るお馴染みの鳥ですが、ヒガラは秋も深まって来ないと見かけません。
 夏場は山の中にいて、寒くなってくると平地に降りてくるのだと言われています。
 今年は、そのヒガラをよく見るような気がします。
 シジュウカラやヤマガラなどと一緒に群れを作っています。

 これは羽ばたいているヒガラですが、胸や腹にシジュウカラのような黒帯がないことがよくわかります。





*2014年11月22日撮影

 背中側から見たヒガラです。
 後頭部が白いことがヒガラの特徴です。シジュウカラは頭全体が黒いのです。
 ヒガラは羽根に明瞭な白い線が二本あることも特徴ですが、この写真ではよくわかりません。
 ちなみにシジュウカラの羽根にも白い線が一本あるのですが、あまり明瞭でないことも多いようです。





*2014年11月11日撮影

 松の枝にとまって、たぶん松ぼっくりの中にある松の種を食べているのだと思います。
 遠くてはっきりしない写真ですが、くちばしに何かくわえています。
 こっちを見ているようにも見えます。

ヤドリギ

2014-11-23 22:08:35 | 樹木

*2014年11月22日撮影

 季節の変り目というのを近頃は身にしみて感じるようになりました。
 特に今は華麗な秋の景色から冬枯れの眺めへと、気持ちの落ち込む時期です。
 曇り空の日が続き、時には雨も降って、ずいぶん長くお天道様をおがめずにいました。

 昨日はようやく秋晴れが戻ってきて、散歩に出かけることができました。
 きのう撮影した会津の鶴ヶ城公園のヤドリギです。
 すっかり葉を落としたケヤキの枝に黄色い花が咲いたようについています。
 今年はとくに多いように思います。





2014年11月22日撮影

 黄色い花のように見えるものは、ヤドリギの実です。
 レンジャク類などの鳥の好物なので、今年はヒレンジャクなどがたくさん来てくれるといいなと思っています。
 ところで、ヤドリギを樹木の図鑑で調べると「常緑樹」と記載されています。
 つまり実がついている今も葉があるはずなのですが、鶴ヶ城のヤドリギには葉がありません。
 ホザキヤドリギという種類は「落葉樹」なのだそうなので、もしかするとこれはホザキヤドリギなのかもしれません。
 鶴ヶ城公園ではケヤキにのみ寄生しているようです。





2014年10月26日撮影

 まだケヤキに紅葉した葉がついていた頃の美しい眺めです。
 いうまでもなく、黄色いのがヤドリギの実です。
 こういう時期も黄色いのもケヤキの葉だと思ってつい見過ごしてしまうもの。
 まして青葉の頃はヤドリギの存在はまったく目につきません。
 ケヤキに葉がなくなってから急に目立つようになるヤドリギです。

ゴジュウカラ

2014-11-11 22:55:52 | 

*2014年11月11日撮影

 先週末は冬になったかのような寒さでしたが、今日は秋晴れが戻ってきました。
 秋になると、シジュウカラなどのカラ類が集団をつくって樹木に群がるようになります。
 そんな集団に今日は出会いました。
 シジュウカラやヤマガラ、コガラにヒガラ、それにコゲラやメジロまで混じってにぎやかでした。
 その集団のなかに、珍しくゴジュウカラがいました。
 ゴジュウカラはどちらかというと山の中にいる鳥で、平地では珍しいのです。
 秋も深まって、山から降りてきたのかもしれません。





*2014年11月11日撮影

 ゴジュウカラはキツツキ類と同じく、垂直の樹木の幹にとまることができます。
 そして垂直の幹を下に向かって歩くことができます。これはキツツキ類にもできない特技です。





*2014年11月11日撮影

 松の幹にとまって上の方を見ています。
 ゴジュウカラは雑食で、木の実や果実類のほか虫なども食べます。
 キツツキと同じように木の皮の下にいる虫類も食べるので、木の幹にとまっている姿はキツツキのようにも見えます。
 ただゴジュウカラはキツツキのように木の皮をつつくのではなく、すばやく自在に動いて皮の隙間にいる虫などを捉えて食べるようです。
  

紅葉の山

2014-11-08 22:23:13 | 

*2014年11月8日撮影

 今年は紅葉が美しいと何度か書いたような気がします。
 それで身近な山の紅葉をごらんいただきます。
 例年はこんなにきれいな紅葉はどこか標高の高いところへ行かないと見られなかったのですが、今年は特別です。
 写真の出来はまた別にして、山の雰囲気を感じていただければ嬉しいと思います。





*2014年11月6日撮影

 赤や黄に混じって松や杉の緑が景色を引き締めます。
 いい風景です。





*2014年10月29日撮影

 紅葉の木々に光があたって、背景の暗い山から浮き上がって見えます。
 紅葉の風景の美しさは光の当たり方によってずいぶん変わります。





*2014年10月29日撮影

 いろいろな木々が色づいて、杉の緑も輝いて、人の暮らしのごく近くにある里の山の風景。
 こういう環境がこれからも守られますように。





*2014年10月29日撮影

 美しく紅葉した山の斜面。
 光を受けて輝いて、今年だけの、心打つ風景です。

ブナの森

2014-11-06 22:21:12 | 

*2014年11月6日撮影

 この時期の山、出かけていっても見たいと思う風景は、枯れたブナの森です。
 なぜと問われてもよく答えられませんが、枯れたブナの森は山の景色のなかで私が一番好きな風景です。
 ところどころに紅葉、松などの緑、そして白く輝くブナの木。
 みっしりと細かい枝が伸びているブナのたたずまいは、とても美しいと思っています。





*2014年11月6日撮影

 今日は秋晴れが爽やかだったので、会津若松の東にある背炙山に行ってみました。
 期待したほど小鳥たちには会えませんでしたが、周囲の山の紅葉や、ブナの森の眺めを楽しんできました。
 会津磐梯山の手前に見える山のブナの森、いい風景です。





*2014年11月6日撮影

 いろいろな木の紅葉や、カラマツの黄葉や、松の緑などの中に、ブナの森。
 今年は紅葉が美しいのですが、こういう少し地味な眺めも楽しんでいただきたいと思います。

 ただ単に私が好きだというだけですが。