*2016年9月30日撮影
9月の最終日です。
始まりの幾日かは別にして、じつによく雨の日が続いた9月でした。
今日はようやく晴れましたが雲が多くて気温も低く、秋晴れの日々はもう少し先になりそうです。
今日はたくさんキノコを見つけました。
キノコは似たようなものが多くてとても見分けがつかないのが実情です。
ただ変わった姿をしたキノコを発見すると名前が調べやすいし、形の面白さも楽しめます。
今日出会った変わった姿のキノコはアシボソノボリリュウタケといいます。
指がクローバーの葉をつまもうとしているような姿です。
*2016年9月30日撮影
この写真では、カエルの目のように見えなくもありません。
同じような姿のキノコに、ノボリリュウタケというのがあって「昇り竜」という名が付いています。
キノコの頭の部分を龍の頭に見立てたわけです。ノボリリュウタケは茎が太いし頭の部分も大きくて見栄えがするので、名前も納得できます。
そのノボリリュウタケに似ているけれど、茎が細いというので「アシボソ」ノボリリュウタケになりました。
アシボソの方は頭も単純な形で、龍の頭のようには見えません。
*2016年9月30日撮影
上の方に2本並んでいて、下の方にも一本姿を見せています。
真ん中の1本の頭は、キツネの顔のようにも見えます。
何に見立てるかはいろいろあると思いますが、じつにユニークで可愛い姿です。
キノコというのは不思議な生き物ですが、こういう変わった姿のキノコはますます不思議です。