*2013年6月12日撮影
茎も葉も赤っぽい妙な草を発見しました。実がたくさんついています。
どうやらこれはオヤブジラミです。漢字で書くと「雄藪虱」です。
ヤブジラミというよく似た草があって、今が花のころですが、以前紹介したセントウソウに似た雰囲気のごく小さな白い花をつけます。
ヤブジラミという名は、小さな実が毛が生えていて衣服に付くところから、薮にいる虱(シラミ)というわけです。
オヤブジラミはヤブジラミに似ているが、実が大きいところから「雄」の字がついたようです。
日あたりのよいところに生えているものは、茎も葉も、実に生えている毛も赤紫色になるという、変わった草です。
*2013年6月10日撮影
オヤブジラミはヤブジラミより花の時期が早いので、もう花は終わって実がついているわけです。
ヤブジラミともども、いわゆる「ひっつき虫」で実が衣服に付きます。
私の住んでいる会津地方では、この衣服に付く草の実を「ばか」と呼びます。「ばか」だからくっつくのか、草の実をくっつけている人を馬鹿にして「ばか」というのか、よくわかりません。