さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

トモンハナバチ

2013-07-27 22:28:34 | 昆虫

*2013年7月26日撮影

 ときに晴れたかと思うと、急に猛烈な雨が降ってきたりします。今日の午後は雷雨でした。なかなか外出もままなりません。

 少し趣向を変えて昨日見かけた蜂をご紹介します。
 トモンハナバチが青いサルビアの花の周りを飛び回っていました。
 ミツバチと同じくらいの大きさに見えますが、少し大きめでしょうか。あまり大きくはないので、その気になって見ないと気がつかないかもしれません。
 トモンハナバチに目の焦点があって模様が見えてくると、おお、粋な姿ではないですか。
 黒地に黄色い縞模様が背中でわかれていて、黄色い模様が十個あるという意味の「十紋」花蜂なのです。
 しかし雄は黄色い模様が12個あるそうで、写真の蜂も片側に6個あるのが見えます。





*2013年7月26日撮影

 花にもぐり込んでたぶん蜜を吸っているのですね。
 背中の模様を見ていただけると思います。
 トモンハナバチは生息地が限られているのだそうで、ここ会津もたまたまその地域にはいっているのでしょうか。





*2013年7月21日撮影

 ちょっと前に撮った写真です。
 このピンクの花はミソハギではないでしょうか。トモンハナバチの好みの花とされています。
 顔の辺りがよく見えると思います。この角度ではおしりの模様は見えません。
 

 

ヘクソカズラ

2013-07-26 23:08:37 | 草花

*2013年7月26日撮影

 さまざまな草や木にからまって小さな白い花を咲かせる、つる性の植物。
 口にするのもはばかられるような名が付いています。ヘクソカズラ(屁糞葛)といいます。
 万葉集にもその名が詠まれているという由緒ある名前なのだそうですが、なんともひどいものです。
 葉や花や実や、草全体が名前のような悪臭がするというのが由来だとされています。





*2013年7月25日撮影

 花はごらんのように中心が赤い白い花で、とてもきれいだと思います。
 問題の悪臭ですが、図鑑などではそのように記載されていますが、ネット上の書き込みでは「悪臭はしない」というものが見られます。
 私も花や葉をつぶしたりしてみましたが、特段の悪臭は感じませんでした。
 でもそれは個人的な感想なので、ヘクソカズラは悪臭はしないと主張するつもりはありません。





*2013年7月25日撮影

 つるが垂れ下がって、いい雰囲気の写真だと思います。
 せっかくの可愛い花なので、別名のサオトメカズラ(早乙女葛)としておきたい気がします。
 早乙女のかぶる笠に見立てた名前です。カズラ(葛)はツタ性の植物であることを示します。

アオイトトンボ

2013-07-25 23:43:27 | 昆虫

*2013年7月25日撮影

 雨が降り続けていましたが、今日の午後になって晴れて来ました。
 
 今年の夏はトンボにはまっていて、トンボの名前を調べて日を送っています。
 そんなわけで思いがけず晴れた今日の午後は、アオイトトンボを見たくて草むらを歩いてきました。
 いました、いました。アオイトトンボ。小さいのでその気になって探さないと見えませんが、こうして見ると、何とも美しい姿です。





*2013年7月25日撮影

 こちらは少し色合いが違うアオイトトンボです。
 胸の下や尾の先に白い粉をふいて、これが雄でしょうか。先の写真が雌なのかも。

 アオイトトンボという名前も姿も今年覚えたのですが、大好きなトンボのひとつに仲間入りです。

ハンゲショウ

2013-07-22 23:12:29 | 草花

*2013年7月21日撮影

 なかなか梅雨は明けず、今日も午後は雨でした。

 昨日出会ったハンゲショウです。
 ドクダミの仲間なのですが、穂状の花を咲かせ、花が咲く頃に葉が白く変色するという変わった植物です。
 半夏生(夏至から11日めの日、7月2日が多い)の頃に花が咲くから「半夏生」だとされています。葉の片側だけ(表側だけ)が白くなるので「半化粧」とも書かれます。同じ意味でカタシログサ(片白草)とも言われます。
 面白いのは花の季節が終わると白い葉は徐々に緑に戻るところ。
 花よりも白い葉が印象的です。





*2013年7月21日撮影

 水辺に他の草に混じって生えています。
 ドクダミの花と比べると、ドクダミの花の中心の花穂にあたる部分が、ハンゲショウの花穂にあたります。
 そして、ドクダミの4枚の花弁のように見える萼にあたるものが、ハンゲショウの白く変色した葉なのだそうです。
 ドクダミの花の巨大化したものが、ハンゲショウの姿ということでしょうか。

 自生種は激減しているという話です。ぜひ生き延びてもらいたいものです。
 

チョウトンボ

2013-07-20 23:03:53 | 昆虫

*2013年7月20日撮影

 会津の鶴ヶ城のお堀にはさまざまなトンボがいます。
 なかでも一番出会えて嬉しいのがチョウトンボです。独特の存在感は他のどんなトンボにも負けません。
 ひらひらと蝶のように飛ぶので、その姿を見ればチョウトンボという名前はすぐ納得です。

 今年もチョウトンボが飛ぶ季節になりました。





*2013年7月20日撮影

 チョウトンボはひらひら、ふわふわと飛ぶわりには、どこにもとまらずに飛び続けるトンボで、なかなか撮影しにくいトンボです。
 飛んでいるトンボが撮れればいいのですが、私には無理です。
 というわけで、こんなアップの写真はなかなか、私としては幸運だったわけです。

 チョウトンボは独特の金属光沢を持った翅の色が特徴で、見る角度などによって、違った色に輝きます。
 前の翅は両端が透明で、ちょっと見では翅がちぎれているのかと錯覚するようです。
 後ろの翅は大きくて全体に色がつき、蝶の翅と間違えそうです。
 翅の色や模様は個体によって微妙に違っていて、その違いを鑑賞するのも楽しみのひとつです。
 上の写真と下の写真では、特に前の翅の模様が違います。おわかりでしょうか。