さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ウメにメジロ

2021-03-29 22:21:09 | 

*2021年3月29日撮影

 今日も暖かい1日で、雲もありましたが日差しも充分でした。

 ウメにメジロという定番の組み合わせ。
 おなじみの景色ですが、じつはなかなか撮影できません。
 今日は、白梅にメジロが集団でやってきたところに出会うことができました。





*2021年3月29日撮影

 メジロはスズメよりも小さい小鳥で、とても動きが速いのが特徴です。
 甘いものが大好きだと言われていて、春は花の蜜を吸い、秋は柿などの甘い木の実を食べます。
 春はウメやサクラに群がります。
 時に大集団となることもあるそうです。





*2021年3月29日撮影

 ひとつの花の蜜は一瞬で吸ってしまうのか、とにかくちょこまかと動きます。
 逆さまになったりするのも普通のことで、見ていると飽きません。

 メジロはいわゆるウグイス色をしていますが、光の当たり具合で見え方はさまざまです。
 きれいな黄緑色に見えるためには、たっぷりの日差しが必要で、なかなかそのようには見えません。
 光が足りないと黒っぽい緑に見えますが、そのほうが普通です。
 




*2021年3月29日撮影

 今日出会ったのは、5〜6羽の小集団でした。
 それでも、どうしても1羽ずつの写真になってしまい、集団の姿を撮影するのは困難です。





*2021年3月29日撮影

 メジロは「目白」と書くのですが、目が白いわけではなく、目の周りのアイリングと言われている部分が白いわけです。
 アイリングが白い鳥は他にもいますが、メジロのように目立つ鳥はいません。
 メジロのアイリングはよく見ると糸で縫い付けたような姿をしています。
 それで「繍眼児」と書いてメジロと読ませる書き方もあるようです。
 「繍」は刺繍の「繍」で、縫い取りを意味します。
 縫い取りの眼を持った児、ということでメジロだそうです。
 

 

ナミホシヒラタアブ

2021-03-28 22:41:58 | 昆虫

*2021年3月28日撮影

 3月ももう終わりです。
 なんだか曇りの日が多いのですが、ときに日がさすと思いの外暖かくて、春を実感します。

 東京は桜が満開のようですが、こちらは梅がほんの咲き始め。
 地面に張り付いている草花も少しづつ花を咲かせています。

 よく見ていないと気がつかない程度に、虫たちも姿を見せ始めました。
 今日の写真はナミホシヒラタアブです。オオイヌノフグリの花の周りを飛び回っていました。





*2021年3月28日撮影

 ナミホシヒラタアブは成虫で越冬するので、春の早くから姿をみせます。
 成虫は花の蜜を吸って生きることから、ハナアブと呼ばれる昆虫の中の一種です。
 アブという名がついていますが、いわゆるアブとは別種の昆虫で、人を刺したりはしません。





2021年3月28日撮影

 ナミホシヒラタアブの幼虫はアブラムシを食べて育つのだそうです。
 成虫は花の蜜を吸うことで、花粉を運び受粉させることに役立っています。
 というわけで、ナミホシヒラタアブは、益虫の部類に入るようです。
 ヒラタアブ類は、みなそうなのではないかとも思いますが。

 

オオイヌノフグリとハコベ

2021-03-07 21:22:59 | 草花

*2021年3月7日撮影

 穏やかな春の日が続いています。

 日当たりの良い場所にオオイヌノフグリが咲いていて、この花を見ると、春が来たと実感します。
 うれしくて、毎年、咲き始めのオオイヌノフグリを撮影してしまいます。





*2021年3月7日撮影


*2021年3月7日撮影
 そういうわけで、今年もオオイヌノフグリの写真をごらんください。






*2021年3月5日撮影

 オオイヌノフグリにくっついて咲いているのはヒメオドリコソウ。
 やっぱり春の訪れを教えてくれる草花です。
 もう少ししたら野を埋め尽くすように咲くと思います。





*2021年3月5日撮影

 オオイヌノフグリは背が低いので、どうしても上から見下ろした写真になってしまいますが、これは横から見た写真。
 こういうふうに見るオオイヌノフグリの花もいいものです。





*2021年3月5日撮影

 同じように春を告げる草花、ハコベも咲きました。
 外来種のコハコベだと思います。





*2021年3月5日撮影

 ハコベもやがて地面を埋め尽くして、盛り上がるように咲き競います。
 それも見事な眺めですが、今はまだひっそりと、よく見ないとわからないぐらいの存在です。

 春はいい。
 春は楽しい。
 小さな花に教えられます。

アカウソ

2021-03-04 21:38:24 | 

*2021年3月4日撮影

 3月になりました。
 2月中はよく雪が降りましたが、さすがに3月になってからは穏やかな春の日が続いています。

 今日は鶴ヶ城公園でウソの姿を見かけました。今年初めてです。
 胸から腹にかけて赤みが強いので、亜種のアカウソのようです。
 大好物の桜の花芽を食べていました。





*2021年3月4日撮影

 もう1羽いました。
 こちらはマサキの実を食べています。

 ウソは国内で繁殖する漂鳥とされていて、北の方や高地で繁殖し、冬は平地に降りてくるようです。
 亜種のアカウソはちょっと事情が違って、繁殖は国外の北の方のようです。冬鳥として日本にやってきます。
 サクラやウメの蕾が大好きなので、春になって蕾が膨らむと目につくようになります。
 集団でサクラの木に群がることもあるようですが、今日見かけたのは2羽のみ。
 どちらも雄のように見えました。





*2021年3月4日撮影

 マサキの葉の間から姿を見せています。
 かなり近づいても逃げずに撮影させてもらえました。

 「ウソ」という名前は、フィーフィーという独特の鳴き声が口笛に似ているというので、「口笛を吹く」という意味の「うそぶく」という古い言葉から来ているのだとか。
 アカウソはなかなか見かけないのですが、普通のウソはこれからたくさん見られるのではないかと期待しています。





*2021年3月4日撮影

 まだ少し残っている雪の上に降り立ってひと休み。
 光の加減で、かなり赤みが強く見えます。
 まさにアカウソですね。