故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

嘘つき

2019-09-14 08:43:09 | よもやま話

絵のタイトルは、「あのウェストがたまらんな」です。
蟻だって、好き好んでこんな姿ではないかもしれない。
嘘だって分かっていても、乗ってあげてください。
可愛い女子の嘘に、騙されてあげましょう。


今日のタイトルは、「嘘つき」
嘘とは、
事実でないこと。また、人をだますために言う、事実とは違う言葉。
正しくないこと。誤り。
適切でないこと。望ましくないこと。
(goo国語辞典より)
小さいころから、嘘をついたらいけないよと教えられてきました。
歳をとったら、嘘をつけなくなりました。
ついた嘘を覚えておられなくなり、上塗りができなくなった。
ところが、「歳をとっても、嘘をつけ」的なことを言う人がいる。
日頃から、嘘をつく練習をしていないと、嘘が見破れないというのだ。
怖いオレオレ詐欺(嘘)から逃れられないとも。
困ったことだが、真実だろう。

清濁併せのむ。清廉潔白では生きていけない。
詐欺も人の子と言うことだろうか。
手ごわいばあさんと、次の獲物を探すみたいな。

情けない世の中というのは簡単です。
嘘とも上手に付き合うことが求められているのです。
いなしたり、かわしたりすることを教えなければならない。
大阪のおばちゃんの速射砲のようなボケとツッコミにも、やんわりと冗談で返す。
パキスタンの物売りの「来いよ」と誘ういつもの値段交渉にも付き合う。
くそ面白くない親父ギャグも笑ってあげる。
それで回るなら、回したい。

本当のことを伝えきれない毎日です。
防御本能が、いつも裾を踏んでくれます。やめとけよと。
あるような嘘をつき、ないような真実を伝えたいと思う。
清濁併せのむ、時には煮え湯だって飲んできた。
私達だからこそ、いつまでも意地悪爺で、煤け婆でいたい。

あなどるな 蟻が熊にも けんか売る

2019年9月14日
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また、朝が来た

2019-09-12 07:02:57 | よもやま話

絵のタイトルは、「このままここで」です。
転職しようかと迷っていた同僚にプレゼントしました。
朝寝がしたいと転用しました。


温度が急激に下がったような気がする。
ロシアでは、雪が降ったとニュースで流れていた。
今日のタイトルは、「また、朝が来た」です。

妻は、あわてて大根の種を撒きに畑へ行った。
種まきの時期が遅れると、12月に収穫ができない。
玉ねぎ、菜物も種まきの時期となった。こちらも急がねばならない。
夏に植えた野菜も収穫時期です。今日は、辛子味噌を作らねばなりません。

昨日、友人とゴルフをやり足がつりそうです。冷やすとつりやすくなるので靴下を履く始末です。
あれもこれも、温度が下がったからです。
先週は、夜の予約が続きやっと休みになったと喜んでいました。
一件だけ、台風でキャンセルが出ました。
今週も予約が二つあり忙しい。
カフェ杯もあり、二人とも参加するので準備で忙しい。
参加賞のジャムづくりもあります。

わずか一日で、寝苦しかったのが毛布を奪い合う温度になりました。
こんな時こそ、朝寝したい。いつまでも寝ていたい。休みならそうするのに。
妻に先を越され、家事をやる羽目になり、こなすしかありません。
うらめしいくらい、「また、朝が来た」です。

私達の年代は、ぐっすり眠れない。朝寝すると、大丈夫かと心配されます。
ややこしいけど、朝寝がしたい。
昼寝はするくせに、夜が眠れない。
身体は、疲れ切っています。頭もぼーっとしています。
でも、やるべきことは待ってくれません。

萩が咲く ゴルフの合間 秋さがし

2019年9月12日
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大都市の財政赤字

2019-09-11 18:00:24 | よもやま話

絵のタイトルは、「古色営み」です。
国分寺にあった古民家です。藁ぶき屋根の前には、屏風のような木が立っていました。
藁ぶき屋根の虫の発生を防ぐために、市から雇われた人が薪を燃やし燻していました。
こんなものを残すのが無駄か、議論はあるでしょう。
先人の知恵と暮らしが心地よかったのを覚えています。


今日のテーマは、「大都市の財政赤字」です。
横浜市は、関東大震災、戦中の被災と戦後の進駐軍接収により大規模な開発が遅れた。
未だに米軍基地として、利用されている土地の面積も多い。
永年の間、税収源となる事業所(企業)の誘致が遅れた。
巨大ベットタウン化した横浜は、増え続けた所得税を払う年代が減少傾向にあり、
やらなければならない公共事業費用の捻出も厳しい状況にあるとのことであった。
こういう現象は、名古屋市、京都市、大阪市、福岡市も同様のことらしい。
横浜は、国際都市と言われているが、国際的な会議の伸びも低く、観光も他に較べ伸びは低い。
観光資源が豊富にあるとも言えない。
東京一極集中がその原因とも言える。昼と夜の人口格差を起こすような開発は望まれないようだ。
東京は、いち早くドーナツ化現象からセンター回帰を実現している唯一の都市かもしれない。

地方の都市は疲弊しているとは言え、収入が減るとともに支出も減少しており大都市ほど困ることはないという。
大都市が住みにくくなるにつれ、人口が地方に流れることが予想される。
大都市には薄い、地方交付税の見直しも始まると思われる。

気が付いたキーワードは、昼と夜の人口格差。
職住接近(通勤時間が一時間以内)の地方都市は、大都市に較べ住みやすいと言える。
しかも、食料自給率は地方ほど高いと言える。物流も技術も進化した。
一極集中が発想の根源にある優秀な技術変革も色あせてくるような気がする。
新鮮で、安全安心な食べ物は、生産拠点にしかないと言える。
そこまで行くか、そこに住むかして、時代の見直しが始まるであろう。
田舎は、ニッチの仕事がある限り、小さいとは言え職住接近の良さを引き続き謳歌することであろう。

仕事があれば人が集まる。人が集まれば、仕事が生まれる。
このような循環にゆがみが生じてきている。
ゆがみを是正するのは、営みではないだろうか。
言ってみれば、大都市ほど無駄無理が大手を振って歩いている。
無駄は無駄、無理は無理と言う人が増えてくる。
金はいくら稼いでもきりがない。その間に多くの物を失っている。
豊かな営みとは何か。ほとんどの人が気づいている。
社会の仕組みが、もやをかけている。
多分、いろんな生き方(価値観)があってよいのです。

村はずれ 夢持ち行くも 鬼が待つ

2019年9月11日
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故郷へ恩返し(Part2)

2019-09-09 12:49:43 | 故郷再生

絵のタイトルは、「ちゃんとできたがな」です。
半信半疑で始めたベランダでの野菜づくりです。


今日のタイトルは、「故郷へ恩返し(Part2)」です。
故郷へ恩返しは、できぬことと半ばあきらめています。
瀬戸内海の島は、今や台風の通り道になった感があります。
降る雨の量も、沖縄と変わりません。地球温暖化のせいでしょうか。
兄は、父の代の土地を受け継ぎ、張り切って三反歩の畑に作物を植えました。
ライバルの多い、比較的簡単に作れる玉ねぎを選択しました。
赤い網のネット一袋で400円/ネットでした。
数々の経費を引いて残ったのは、わずか一万円だったそうです。
今では、作物を作るのは止めて株の売買をしているそうです。
たまに帰って、草刈をするそうです。

これではやっていけない。
作っても無尽蔵に必要とされる作物はないか。
耕作放棄地を借りてでも必要とされる作物はないか。
残っているみかん畑のB級品を金に換える工夫はないか。
沿岸漁業が衰退した。化石燃料を使って、十分な漁獲量が確保されないからである。
温暖な瀬戸内海で、牡蠣の養殖が盛んである。しかし、牡蠣殻の処理に苦慮している。
かつては、海洋汚染の要因ともなった。

草からバイオエネルギーを作る。
海藻からも作る。
バイオエネルギーを草から作る場合の問題点は、
運搬・エネルギー変換に使う化石燃料(電気など)と残渣処理にある。
そのエネルギーは、太陽光発電から採る。海藻からもバイオエネルギーを採る。
残渣処理に海藻(フィルターなど)を使う。
同じく出た海藻残渣を植物残渣及び牡蠣殻(カルシューム)と合わせ飼料にする。
花を植え、観光客を呼び、時期が終わったらエネルギーに変換する。
広島市内まで一時間の通勤時間を売りにし、夜間は静かなベットタウンとする。
人の生活から出る汚染物質も分解しエネルギーに変える。
誰も刈らなくなった木材からセルロースを抽出しエネルギーに変える。
それでも残ったすべての残渣は、安全基準をクリアーした魚の餌とする。
余っている耕作放棄地で、野菜や果樹を作る。
食料自給率を40%から90%に上げる。
食べられないで廃棄するすべての食物残渣をエネルギーに変える。
発生したエネルギーは、島全体の電気(効率が高い地産地消の電気)とする。
安く供給できる電気ですべての家のオール電化を目指す。
バイオエタノールを島の外へ売ることをしない。
すべて、島内で消費する循環型の地域づくりをする。

そのKnow-howをソフトにして売り出す。
重厚長大な産業はいらない、人だけがきてくれればよい。
ソフトは、寒村及び島しょ部の起爆剤になる。
まずは、自立を目指すことである。
クリーンエネルギーの島で作った野菜や果実及び花は、ブランドとなる。
何でも国策として補助金を出すことで、ゆがんだ政治の紛争を呼ぶ。
多くはいらない、あるもので作る「まかない」精神である。

知恵である。問題点の把握である。シミュレーション(机上の勉強)はただである。
小さな実験場は自前でできるかもしれない。
何でも始まりはある。優れた企画に、投資先のない金が集まる。
何かを変えれば、変化に興味をもった人が集まる。
人が集まれば、教育が始まる。さらなる人材が増える。
あとは、その人材に将来を託せばよい。

今日は、ここまでとする。
何かをやろうとする気概が必要だ。
気概を支える体力が求められる。
一人でやることには、限界がある。
しかし、熊野古道を再生するだけの気概があれば、人が往来する道が開ける。

花豆も 茸も稲も 時期を知る

2019年9月9日

<<投稿後>>
故郷に恩返しと模索する。
苦労を知っているがゆえに、怖気づく。
移住が教えてくれた「誰からも期待されない」自由がある。
限られた命である。
残された自由を謳歌したい。
(筆者)

2014年9月28日投稿記事「故郷へ恩返し」では、
「あの荒廃した段々畑の再生プロジェクトです。橋が唯一の交通手段、2000m2以上の平たん地が存在しない島でもできる産業の構築がモチーフです。地震や自然災害は少なく、四季を通じて変動のない気候を生かしたプロジェクトはないものかと考えました。思いついたのは、兵庫三田地区にあるコンピューターのサーバー基地がモデルです。雨が少ないため、太陽光発電には向いている地域です。コンピューターには不可欠の安定した電力を作るのは、あの段々畑です。地震が少ないのがヒントです。通信手段の光ケーブルは、海底ケーブルでも橋を通してもできます。大きなインフラ工事は必要ありません。蜜柑畑に太陽光発電のキットが並ぶ姿は異様でしょうか。パラボラアンテナはいかがでしょう。
人が、頭脳が動くだけであれば高速艇で十分です。国際都市広島であれば、外国人の頭脳を集約できます。温暖な土地は、外国人にも好まれるはずです。周りには、たくさんの島があります。狭いけど太陽光発電のためであれば土地は無尽蔵です。こんな夢を描くことも故郷への恩返しになるのではないかと考えます。」

以上
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学ぶ

2019-09-08 07:12:40 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「僕一人で渡れるよ」です。
重そうなリュックを背負って、小川を渡り切った孫の姿です。
手を貸すこともなくなりました。犬が驚いて嬉しそうです。


今日のタイトルは、「学ぶ」です。
妻との何の時、もうちょっと上のほうと何度も教えられます。
申し訳ない、覚えが悪くて。
のっけから、馬鹿な話です。

年を取ってくると、教えることばかりで学ぶことがない。
年長者故に、経験を後輩に伝える機会は増える。
退職して、後輩がいない人たちはどうするか。
まさか、奥さんや子供たちに仕事の流儀について語ることは、もうありません。
肩書通りに威張っていた方が、陥り易い危険なことです。
会社では、部下がなにかと面倒を見てくれる。
お客さんが来られると、事務方の女性がお茶を淹れてくれる。
これは、役割であって仕事ではない。たまたまのことである。
これに慣れてしまって、家でも黙っていればお茶が出てくると勘違いしてしまう。

家庭に入ると、悪いけど役に立たない。
会社に行ってくれた方が楽だわという奥さんの暗黙の希望に応えて出かける。
どこに行っても、初めてのことばかりで俺のことなんて知らない。
会社では、あんなに重宝されたのにとなります。
いいや、皆さん肩書に敬意を払っただけで、けっして個人に対してではないのです。

新しい土地に来て、左も右をわからない。
誰からも期待されない自由な時間も過ぎました。
気づいたら、教えることは何にもなくて、学ぶことばかりでした。
これまで培ってきた技術を活かし、何か新しいことを始めることもありません。
言ってみれば、真っ白で「役立たず」でした。

今日書きたいのは、少し違う「学び」です。
2015年6月13日投稿記事「墨だし屋に、荷揚げ屋」では、
「監督と業者は、仕事の手順や納まりについて楽しく話しています。
厳しい現場ですが、プロの集団は自分の役割が分かっていて
実に機能的に絡み合っています。そしてお互いの仕事を尊敬しています。
応えるかのように、こなします。」と書いています。

プロの集団は、「互いの仕事を尊敬する」このことです。
2017年9月17日投稿記事「工程表」では、
「工程表は、よく考えた落ちのない物でないといけません。
私は、見積もりで決まった各社を工事前に集めました。
監督だけでなく、営業、設計、工事、下請け会社の責任者を召集しました。
工程表で、工事のシミュレーションをしました。
工事会社各担当に具体的なイメージを持ってもらうためです。
取り合いにおいては、各会社の計画を話してもらいました。
それでは困る、こうしてほしいと担当どおしの話し合いが持たれました。
工事前の話です。」と書いています。

プロフェッショナル達を集めた事前の工程打ち合わせは、実に効果的でした。
見積もり落ちを把握でき、各社の儲けが約束されました。
各社の担当者は、自社の儲けに専念しないで、互いの業種を尊敬し互いに便宜を図りました。
驚きの結果でした。工事が始まる前から互いを知り、持ってる知恵と工夫のシミュレーションでした。
私は、厳しい請負金額でしたが、成功(エンディングストーリー)を確信しました。

「学ぶ」ことは、誰かだけが得をすることではない。
互いを尊敬すれば、どちらも得るものがある。
そんな「学ぶ」姿勢は、永遠に果てることがない。
だから、人生は面白いとなるのです。
いつまでも、「学ぶ」ことに貪欲になれるのです。
自分の知恵と身体に相談しながら、やれる(役に立つ)ことを続けるモチベーションとなるのです。

学び舎は 室から外へ 宇宙へと

2019年9月8日
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