絵のタイトルは、「今年も食らうかな」です。
山ぐるみに見えますか。
久しぶりに絵手紙を描きました。
今日のタイトルは、「接点」です。
山ぐるみ(こしあぶら)をたくさん採ったので、近所に配り都会に送った。
山ぐるみは、森林伐採した山の日当たりが良い斜面で採れる。
粘り気がある山菜は、残留放射能の値が未だに高い。
谷(湿地帯)ほど、残留放射能の値は高い。
これから、子孫を残す世代から山菜は敬遠される。
配るのは、必然的に我々世代となる。
山菜だけでは、荷物にならない。
パン(そば粉入り)を焼き、季節の果物(はっさく、イチゴ、バナナ)を
練りこんだパウンドケーキを作る。
送る先の都合を電話やメールで聞いて送る。
どの荷物にも、水が漏れないよう気配り、氷塊を忍ばせる。
こんな時、互いに安否確認から始まり現在の情報交換をする。
山菜が取り持つ縁です。
「接点」は、奇跡に近い触れ合いです。
長い人生、近づき離れながら一瞬だけ近づき、「接点」でスパークが起きる。
触れ合う袖も縁(イチャリバチョーデー:沖縄方言)と、言葉を交わす。
そして、互いの日常に戻る。
スパークが電気分解となるか、発酵につながるのか、誰も知らない。
そんな風に、私達は出会い、伴侶を見つけた。
縁があり一緒になるも、接点が一瞬だけ触れ合い、日頃のうっぷんが爆発した。
言わなければよかった。知らなければよかった。
傷口に互いに塩を擦り込み、苦みとなって傷跡となる。
さあて、どうしましょうか。
面白いことの一つも言って、笑いをとりましょう。
「猫のたまちゃん灰だらけ」なんてね。
黄泉のこえ 山菜食って 聞かぬふり
2021年4月27日
<<あとがき>>
山菜は、ほんの一瞬の美味です。
毎年、この時期。
苦みがアクセント。
天ぷら、お浸しにして、少量のおおらかな恵みをいただく。
(筆者)
接点とは、
(数)曲線(または曲面)とその接戦(または接平面)との共有点。
(機)二つの機素(きそ)が互いに接触しあう点。
(電)小面積の接触を通じて電流を流し、または開閉する部分。
両者の出会う所、また、互いの考えの一致する所。
(広辞苑より)
機素とは、機械・機構を構成する要素的部分。機械要素。
(同じく、広辞苑より)