故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

流転

2024-10-08 09:52:28 | よもやま話

香川県、雌木で島見た「オーテ」(絵のタイトル)です。
海を渡る冬の季節風は変わらない。
冬でも、オーテの中は春日和です。
軽トラは支障がない入口だが、3ナンバーではちと狭い。


今日のタイトルは、「流転」です。
流転とは、
流れ移ること。移り変わること。
<仏>生まれかわり死にかわりして、きわまりないこと。輪廻。
(広辞苑より)

一昔前までは、「24時間働けます」みたいなフレーズが流行っていた。
この時代の趣味人は、変わり物として見られていました。
今は、そんな会社や社会は、ブラックとみなされます。
子育てもでき、時短で効率よく働き、余暇は自分の好きなことをする。
好きなことには、趣味やサイドビジネスも含まれます。
隣の人ともメールでコミュニケーションをとるので、会社に出勤するのも在宅も変わりません。
事務所はサーバーを置くスペースだけあればよく、会議もどこかのオフィスを借りる。
通勤に便利な駅に近い物件より、過ごしやすいスペースが求められています。

ドイツに出張したときは、就業時間を過ぎたら皆さん帰宅されました。
帰宅したらすぐご飯かというとそうではなかった。
ある夫婦は、DIY(風呂場のタイル張,Do it yourself)の続きをやっていた。
北にある国だからなのか、夜9時ごろまでテニスをしたり、仲間と集まりバーベキューをしていました。
年間1500時間の労働時間は、ユニオンが決め会社も守っていました。
30万都市を多く作り、農業も都市近郊で成り立ち、過不足なく機能しているように見えました。
なにしろ、通勤時間が1時間以内でした。
35年前から、休日のガソリンスタンドでは、コインを入れてセルフで給油していました。
近年できた風力発電を、ドイツ人の友人はアグリー(Ugly)と言いました。

一年間利用しなかったものは、不要なものとして捨てる。
友人の奥様は、嫁入り道具の3点セットのタンスを粗大ごみで出しました。
朝食後、夕飯のメニューについて夫婦で話し合います。
決まったものが出てきたためしがない。
結婚後、8回転職して8回転居しました。
隣人や友人、会社の同僚で今でも付き合っている人は、2-3人です。
趣味も興味も移住するごとに、変わります。
一貫性がない生き方でしょうか。
自分は軟弱かなと心配することもありました。

人間は自然と共に生きている。
気候が変われば、環境が変われば、年齢を重ねれば、生き方にも変化があって当然です。
生まれかわり死にかわりして、きわまりないこと。
価値観も変わり、流転するのです。

2024年10月8日
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