
沖縄に行くと、屋根や門の上によく見るシーサーです。
家々の守り神です。
今日のタイトルは、「価値」です。
価値とは、物事の役に立つ性質・程度。
経済学では商品は使用価値と交換価値とを持つとされる。ねうち。効用。
(哲)「よい」といわれる性質。「わるい」といわれる性質は反価値。
広義では価値と反価値を含めて価値という。
・人間の好悪の対象になる性質。
・個人の好悪とは無関係に、誰もが「よい」として承認すべき普遍的な性質。真・善・美など。
(広辞苑より)
価値について考えています。
2018年4月29日投稿記事「草を抜いたら、気持ちが晴れた」を参照してください。、
私の地域おこしの原点は、「価値を高める」です。
誰もが、「おらが村」の自慢をしたくなる。
これが、とっても大事なことだと考えています。
(抜粋)
「価値を高める」ということは、自分のなかでは、
「個人の好悪とは無関係に、誰もが「よい」として承認すべき普遍的な性質。真・善・美など。」
(上記広辞苑説明より抜粋)が近いと言える。
夏祭りの準備で、多くの人から「次は何を手伝おうか」、「俺にもやらせろ」と自然に言葉が出た。
説明しがたい「おらが村」の夏祭りへの想いを表しているように思いました。
他のイベントでは、このような言葉は聞かなかったように思う。
実は、こんなに素晴らしい誇れることなんですと再発見する。
そうなのか、我々には普通で当たり前のことだけど。
先輩は、道路に落ちているゴミを見て見ぬふりをしたらしい。
先輩のお父さんは、それを見て怒ったそうです。
落ちているゴミは、きりがないほどある。
一個でも拾う。
この一個を拾うことができない。
この一個を拾おうと呼びかける。
ある町で、昔の屋号を家の前に掲げたそうです。
街がきれいになっていくように思いました。
屋号を掲げた家々が競って我が家の前をきれいにするからです。
そこを通りたいと、旅人は思うようになりました。
屋号は、その家にとって価値だった。
誰もが、「おらが村」の自慢をしたくなる。(抜粋)
かつて、若い消防団員に、毎日の仕事があるのに大変だねと聞くと、
「今度は俺たちの番だ。親父たちがやってきたことだから」と言われた。
注目したいのは、「誰もが」です。
誰とは、村人すべての人のようでもあるし、通りがかった旅人も含むかもしれない。
つまりは、多くの人のこと。
昔のようには、回らなくなった地域です。
地域に住んでいる限り、回さなければならない。
どうして回すかは、人それぞれの「価値」判断に頼るしかない。
見て見ぬふりでは済まされない。
ゴミ一個を拾うか。草の一本を抜くか。
村人の気概(誇り)を小説にしてさらに高めるか。
人それぞれの出来ることになりそうです。
価値についての一考でした。
奥山の 小さき泉 守りつぐ
2018年6月29日