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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

価値

2018-06-29 07:22:30 | プロジェクトエンジニアー

沖縄に行くと、屋根や門の上によく見るシーサーです。
家々の守り神です。


今日のタイトルは、「価値」です。
価値とは、物事の役に立つ性質・程度。
経済学では商品は使用価値と交換価値とを持つとされる。ねうち。効用。
(哲)「よい」といわれる性質。「わるい」といわれる性質は反価値。
広義では価値と反価値を含めて価値という。
・人間の好悪の対象になる性質。
・個人の好悪とは無関係に、誰もが「よい」として承認すべき普遍的な性質。真・善・美など。
(広辞苑より)

価値について考えています。

2018年4月29日投稿記事「草を抜いたら、気持ちが晴れた」を参照してください。、
私の地域おこしの原点は、「価値を高める」です。
誰もが、「おらが村」の自慢をしたくなる。
これが、とっても大事なことだと考えています。
(抜粋)
「価値を高める」ということは、自分のなかでは、
「個人の好悪とは無関係に、誰もが「よい」として承認すべき普遍的な性質。真・善・美など。」
(上記広辞苑説明より抜粋)が近いと言える。
夏祭りの準備で、多くの人から「次は何を手伝おうか」、「俺にもやらせろ」と自然に言葉が出た。
説明しがたい「おらが村」の夏祭りへの想いを表しているように思いました。
他のイベントでは、このような言葉は聞かなかったように思う。

実は、こんなに素晴らしい誇れることなんですと再発見する。
そうなのか、我々には普通で当たり前のことだけど。
先輩は、道路に落ちているゴミを見て見ぬふりをしたらしい。
先輩のお父さんは、それを見て怒ったそうです。
落ちているゴミは、きりがないほどある。
一個でも拾う。
この一個を拾うことができない。

この一個を拾おうと呼びかける。
ある町で、昔の屋号を家の前に掲げたそうです。
街がきれいになっていくように思いました。
屋号を掲げた家々が競って我が家の前をきれいにするからです。
そこを通りたいと、旅人は思うようになりました。
屋号は、その家にとって価値だった。

誰もが、「おらが村」の自慢をしたくなる。(抜粋)
かつて、若い消防団員に、毎日の仕事があるのに大変だねと聞くと、
「今度は俺たちの番だ。親父たちがやってきたことだから」と言われた。
注目したいのは、「誰もが」です。
誰とは、村人すべての人のようでもあるし、通りがかった旅人も含むかもしれない。
つまりは、多くの人のこと。

昔のようには、回らなくなった地域です。
地域に住んでいる限り、回さなければならない。
どうして回すかは、人それぞれの「価値」判断に頼るしかない。
見て見ぬふりでは済まされない。
ゴミ一個を拾うか。草の一本を抜くか。
村人の気概(誇り)を小説にしてさらに高めるか。
人それぞれの出来ることになりそうです。

価値についての一考でした。

奥山の 小さき泉 守りつぐ

2018年6月29日
コメント
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