故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

聞きたいことを話す

2017-03-31 06:43:50 | プロジェクトエンジニアー

乙女さん、貴女の話を聞かせてください。
何がそんなに可笑しいの。
おっちゃんは疲れているけど、貴女の笑顔がまた見たい。


今日のタイトルは、「聞きたいことを話す」です。

SNSで、食べログを開く。
短時間にして、美味しい場所と評判を検索するためです。
携帯電話に、教えて欲しいことを話しかける。
ほほー、知りたい情報が瞬時にして出てきます。
なるほど便利です。

聞きたいことを手っ取り早く入手する。
辞書を片手に、読み解くなんて昔の話。
グーグルで、日本語訳のボタンを押せば、怪しげな日本語に翻訳してもらえる。
こんな意味かいなと、いくつもの可能性を悩んだのは昔の話。

知らぬもの通しが、会話をしています。
情報を聞くのは、興味がある。
その人の見解まではよしとする。
テレビのチャンネルを回す(古いね)ように、興味が移っていく。
もう、その人との会話は上の空となります。

問題はここから。
付け足しのような会話が続きます。
興味が無くなった分、かみ合わなくなります。
聞きたいことは、もう分かった。終わりにしたい。
会話がちぐはぐになっていきます。
ここが聞きたいのに、違う話を一生懸命聞かされることになります。

「天然」という言葉が、脳裏をかすめる。

夫婦の会話のあいづちが続く。
いかに相手の話を聞いていないか。
完璧にずれていて、勝手な話の会話が続く。
ばあさんや、これはうまいね。孫にも食べさせたいね。
じいさんね、浮気をした女性とならどんなものでも美味しいでしょうよ。

ちょっと待った。じいさんが言ってももう遅い。
ばあさんは、勝手に戦闘モードに入っています。
聞きたいことだけを聞いてきた爺さんの敗北です。

相手が話したいことを聞く。
どうしてできないのでしょう。
聞いてあげましょう。
それも熱心に。

聞きたいことを話すのに、少々疲れました。
話したいことだけを話したい。
そんな日が来るのです。
金を払ってもよいから、話を聞いてくれる相手が欲しい。

目の前にいるあんたは生涯私の話を聞いてくれなかったわ。
いっつも疲れたからまたにしてね。と言い続けてきたのがあんたよ。
これからでも遅くはありません。

奥さんに興味がある。
抜け抜けとおっしゃってください。

暗きかな トンネル抜けて 陽が差した

2017年3月31日

2014年7月7日投稿記事「奥さんに興味」を参照ください。
2016年11月14日投稿記事「妻が一番」を参照してください。

私は、長い間いや今でもパートナーの話をじっくり聞いているとは言えません。
先輩達の教えを大事にしたいものです。
コメント
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