乙女さん、貴女の話を聞かせてください。
何がそんなに可笑しいの。
おっちゃんは疲れているけど、貴女の笑顔がまた見たい。
今日のタイトルは、「聞きたいことを話す」です。
SNSで、食べログを開く。
短時間にして、美味しい場所と評判を検索するためです。
携帯電話に、教えて欲しいことを話しかける。
ほほー、知りたい情報が瞬時にして出てきます。
なるほど便利です。
聞きたいことを手っ取り早く入手する。
辞書を片手に、読み解くなんて昔の話。
グーグルで、日本語訳のボタンを押せば、怪しげな日本語に翻訳してもらえる。
こんな意味かいなと、いくつもの可能性を悩んだのは昔の話。
知らぬもの通しが、会話をしています。
情報を聞くのは、興味がある。
その人の見解まではよしとする。
テレビのチャンネルを回す(古いね)ように、興味が移っていく。
もう、その人との会話は上の空となります。
問題はここから。
付け足しのような会話が続きます。
興味が無くなった分、かみ合わなくなります。
聞きたいことは、もう分かった。終わりにしたい。
会話がちぐはぐになっていきます。
ここが聞きたいのに、違う話を一生懸命聞かされることになります。
「天然」という言葉が、脳裏をかすめる。
夫婦の会話のあいづちが続く。
いかに相手の話を聞いていないか。
完璧にずれていて、勝手な話の会話が続く。
ばあさんや、これはうまいね。孫にも食べさせたいね。
じいさんね、浮気をした女性とならどんなものでも美味しいでしょうよ。
ちょっと待った。じいさんが言ってももう遅い。
ばあさんは、勝手に戦闘モードに入っています。
聞きたいことだけを聞いてきた爺さんの敗北です。
相手が話したいことを聞く。
どうしてできないのでしょう。
聞いてあげましょう。
それも熱心に。
聞きたいことを話すのに、少々疲れました。
話したいことだけを話したい。
そんな日が来るのです。
金を払ってもよいから、話を聞いてくれる相手が欲しい。
目の前にいるあんたは生涯私の話を聞いてくれなかったわ。
いっつも疲れたからまたにしてね。と言い続けてきたのがあんたよ。
これからでも遅くはありません。
奥さんに興味がある。
抜け抜けとおっしゃってください。
暗きかな トンネル抜けて 陽が差した
2017年3月31日
2014年7月7日投稿記事「奥さんに興味」を参照ください。
2016年11月14日投稿記事「妻が一番」を参照してください。
私は、長い間いや今でもパートナーの話をじっくり聞いているとは言えません。
先輩達の教えを大事にしたいものです。