故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

切り株

2016-03-12 09:18:05 | よもやま話


推定樹齢40年の切り株です。
見たところ、樫かなんかのようです。
樹皮は、コルクによさそうです。


カシワ・カシ・ナラ・クヌギの総称が櫟とのこと。
へえっ。

昭和記念公園で見た唯一の切り株です。
切り株が少ないということは、病気にならないように手入れをよくされているのでしょう。
また、木が大きくなっても互いに邪魔にならないよう、
植樹の時によく考えられているのでしょう。
私は、こんな庭師が好きです。

この公園の日本庭園は、どこからでも池が見えるよう低木と高木の配置が見事です。
私は、世界に誇れる日本のクールだと自負しています。

今日のタイトルが思い浮かびません。
「切り株」とでもしましょう。

切り株にウサギが躓いて気絶したのを漁師がつかまえた。
その漁師は、またその幸運にあずかろうと来る日も来る日も待ち続けたと。

私達は、成功体験をします。
偶然であれ、努力の結果であれ、成功は悦ばしいことです。
悦ばしいことを、それっきり忘れることができれば良いのですが。
そうもいかないようです。

喜怒哀楽は繰り返します。
お家も三代続けばたいしたものです。

大きな木を切るか、残すかの選択を迫られることがあります。
ほとんどの場合、後から伸びて来た若木を残します。
大きな木は、切り株となって、若木の栄養になるようです。

切り株の放射線の割れ目が気になってこの絵を描きました。
切り株となった後に出来たものでしょう。
水けがある時は、きっとふくよかな年輪であったろうと思われます。
どの木も円形ではありません。年輪も等間隔ではありません。
栄養が足りた年もあり、日照り続きだった年もあったのでしょう。

そのままです。

こんな風に私の年輪を傍から見たいと思います。
根元でばっさりと切る。何をして生きて来たのか。
年輪に刻まれています。

切り株に 人生かさね いつか土

2016年3月12日

コメント
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