我が家のおひな様です。
ベランダにひそと生きています。
「これからぞ」とタイトルをつけました。
寒い冬をじっと耐えています。
今日のタイトルは、「娘を嫁に出す」です。
私には、娘が3人います。
どの子も個性豊かです。
それは、親だからいえることです。
人から見れば、どの子も似たような女の子として育ちました。
長女は、パイオニアでした。先頭をきって、親と葛藤を繰り返してくれました。
一番かわいがったと思います。なにしろ初めての子で手をかけました。
いじくりまわしたとも言えます。良い子でいなくてはとプレッシャーを感じていたと思います。
いろいろとやってくれました。嫁に出した時は、ほっとしたものでした。
旦那を連れて我が家に帰ってきた時は、心底がっかりしました。
この子にとって、親が反面教師でした。多くのことを親から学んだことでしょう。
次女は、石橋をたたいて渡るような子でした。
長女の奔放は、彼女の生きる教科書でした。
これをしたら、親に怒られる、褒められる。を感じる子でした。
出かける時、いつも洋服が決まりませんでした。
完璧主義者として育ちました。
一つ躓くと、それが命取りになるような性格でした。
この子は、大人になってから初めて自分の足で歩くようになりました。
当然、失敗を繰り返しました。今でも世間知らずです。
唯我独尊とも言えます。失敗を繰り返したことが、この子の厚みを増しました。
やっと、石橋もすすっと渡れる子になりました。
長男は、今日のタイトルの主旨から外れます。飛ばします。
三女は、良くできた子になりました。
おまけに生まれて来たような子でした。
学校で、「思い出づくり」の宿題が出ました。
載せる写真が本当に少なかった。誰かと映った写真を使っていました。
親もほったらかしでした。一人で育ってくれました。
いや、上の三人が育ててくれたとも言えます。
家族の和を大事にする子になってくれました。
長男のお姉ちゃんのようです。
長男は、この子に頭があがりません。
次女が嫁に行きます。
そんな時があの子にも来たかというのが、実感です。
素直に良かったと思います。
幸せになるんだよと応援したくなります。
段々、子どもにしてやれなくなりました。
一人で、段取りをしています。
男親一人では、限界があります。
細やかさにかけるのです。
しかりながら、ごめんねと心の中で話しています。
今日は、次女の婿さんの家族と「顔あわせ」です。
あの子に迷惑をかけないよう、慎みながら堂々としていましょう。
娘を嫁に出す。
亡きかみさんに報告してやらなければなりません。
あの子もやっと嫁に行きますよ。
婿さんに会ったけど、素晴らしい男だったよ。と。
冒頭の絵は、娘へのはなむけです。
頑張れよ 帰って来るな いちご雛
2016年3月29日