昭和記念公園にある水路です。
人が作った穴に入るのはなんとなく怖い。
自分が、作った穴は事情が分かっているせいか、そんなに怖くない。
そんなことを考えながら描いていました。
若い頃、山に登る時小さな一人用のテントを持っていきました。
藪蚊から身を守るだけでなく、一人の空間が確保できリラックスできました。
大きな体育館で、個人のスペースを確保する時ダンボールで壁を造ります。
昔、旅籠の相部屋では衝立で仕切りました。
外資系の会社は、机の周りに壁を作っていました。
個人を尊重するからでしょうか。
今日のタイトルは、「目線」です。
視(目)線というのは、エネルギーがあるのでしょうか。
人の視線が気になることがあります。
「視線速度」という言葉があります。
電磁波(特に光)の波長の変化(ドップラー効果)によって求められるそうです。
ドップラー効果とは、
波動の源と観測者が相対的に運動している時、観測者が測定する振動数が
波源の振動数と異なる現象と広辞苑で説明されていました。
近づいてくる電車の汽笛の音色が変化するのを経験することがあります。
それによって、電車が近づいてくるのか遠ざかるのか解ります。
視線にエネルギーはあるのでしょうか。
プレゼンテーションをする時は、聴衆を均等に見るように言われました。
一人の人に集中すると威圧感を与えるからだと、コーチから説明されました。
後ろからまたは遠くから、人に見られているように感じることがあります。
それは用心している時です。注意しているから感じると考えられます。
目線は大事です。
認知症の方と話す時は、目線を同じ高さにして正面から向き合うと良いとケアマネから教えていただきました。
認知症の人は、安心をされるそうです。後ろから声をかけると逃げ出されるそうです。
小さな子供と話す時もそうですね。
見られているという被害者意識のような感覚。
見られていることが嬉しいと感じる親近感。
視線をそらす。
見ていられないからそらします。
目は口ほどにものを言うと言われます。
心の窓とも。
目には、表情が顕われます。
脳の動きと連動しています。
脳からの情報伝達が速いようです。
視(目)線をむけると言う言葉があります。
飛躍して、着眼点(目のつけどころ)の意味合いもあります。
闇を見るのは薄気味悪い。
その先を見るのは、もっと苦手です。
人によって目のつけどころが違います。
ぞうを見て、
とっても長いものを持っている。
大きな固いお尻をしている。
優しい目をしている。
と情報にばらつきがあります。
着眼点次第では、大儲けすることもあり、大損をすることもあります。
心の目が向いている方が、視(目)線です。
興味があるのです。
私は、今日の絵で、橋の下の暗闇に興味を持ちました。
現実逃避しないで、今ある現状を素直に見たいと改めて思いました。
闇に何が潜んでいるのか解りません。
松明で、懐中電灯で照らせば、ある程度は現実を見ることができます。
しかし、心の闇を見る術を知りません。
こちらの目が優しくなれば、相手の視(目)線も変わるかもしれません。
まずは、正直に心を開くことです。
人の目に、その人が気づかない深層心理も見えてくるかもしれません。
結論じみていますが、やはり自分の心の持ち方で、見える世界が変わるようです。
心の持ち方で、闇にも対応できそうです。
暗闇に 白き歯見つけ ほっとする
2016年3月13日