故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

百代の過客

2016-01-01 06:31:26 | プロジェクトエンジニアー
多摩川の支流の苔むす岩肌です。



新年が明けました。
皆さま、今年もよろしくお願いいたします。

就職が決まらない夢をみて、目覚めました。
退職して、2ケ月が過ぎました。
就職が決まらないのも仕方ありません。
何もしていない訳ではありません。
仕事をしている時はできなかったことが多くありました。
多くの悩みのうち、ほとんどのことが解決に向かいました。
一つの区切りができたと自分なりに評価しています。

今年は、新たな挑戦に取り組むことになるでしょう。
松尾芭蕉が奥の細道で、「月日は百代の過客にして、
行きかふ年もまた旅人なり」と詠んでいます。
中略。
そして、「日々旅にして旅を栖(すみか)とす」とこの冒頭文を結んでいます。

「歴史の実像に迫る歴史くらぶ」からの引用文。
「梅原猛氏によると、
月日は目に見えるが、年は決して目に見えるものではない。
ところが、それは厳然として存在する。
「年」にもまた「春夏秋冬」すなわち生死があるという。
つまりこの芭蕉の言葉は、目に見える天体「月日」も永遠に生死を繰り返す旅人で、
目に見えぬ「年」という宇宙の運行そのものもまた、
永遠に生死を繰り返す旅人という意味なのだ-と分析する。」

さらに深めると、天動説でもなく地動説でもない宇宙全体が動く「宇宙論」となるらしい。
宇宙論は、学問として最近取りざたされているらしい。

私の場合は、この2ケ月の間、次の挑戦に備える期間であったこと、
次の挑戦にも悔いがなく、人生は生涯旅人のような気がすると思った次第です。
多くの積み残しの宿題があります。
これとて、欲張ったつけであり、
出来なくたって何の問題もないし、悔いもありません。

旅は、未知でありこれまでの経験が瞬時に試される瞬間の連続です。
敢えてその旅に出ることこそ、大事なことだと考えます。
「ここまでやったから」の免罪符は受け付けてくれないのです。
新たな出会いを楽しみたいと思います。
少し不安で、不安をいくぶん上回るわくわく感です。

新年を迎え、自分なりの覚悟の表明です。

冒頭の絵は、苔むす岩を表現しようとしました。
また、失敗と言えるでしょう。
これも経験です。
ブログは試験ではありませんから、載せることにしました。

流転岩 苔むし止まり ちと休む

2016年1月1日 

コメント
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